プロフェッショナル Feed

2011年1月 6日 (木)

「直観的な知性」が経験を価値に換える~直観の正しい使い方

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ユージン・サドラースミス(吉田利子訳)「直観力マネジメント 第六感が利益を生む! 」、朝日新聞出版(2010)

お奨め度:★★★★★

ソニーの盛田昭夫氏、スターバックスのハワード・シュルツ氏、ヴァージンレコードのリチャード・ブランソンなど、ビジネスにはひらめきや勘が重要であると主張する経営者は少なくない。直観はアート的なものだと考えられがちだが、本書では科学的に説明がつくという立場から、実際に直観とはどのようなもので、どのように働くかについて科学的な説明を試みている。その上で、直観をビジネスやマネジメントの中での活用する方法を提案している。分析だけではビジネスに勝ちきれないと考えているマネジャーや経営者必読の一冊である。

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2010年11月 8日 (月)

機能的品質と情緒的品質をシナジーさせる

4532316421 遠藤功「「日本品質」で世界を制す!」、日本経済新聞社(2010)

お奨め度:★★★★★

最近の品質事故を引き合いに出しながら、「品質」管理の問題を分析し、これからの品質管理の視座を示すと同時に、それが日本企業のグローバル競争力となり、In-Outにも、Out-Inにも決定力になることを示唆した一冊。現場の品質管理担当者に新たな視点を与えるととにも、経営スタッフに品質管理への取り組みの視座を与える。製造業、IT業、サービス業などを中心にすべての人に読んでほしい本。

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2010年11月 2日 (火)

根拠のない優越感に対する処方箋

4093897298 大前 研一、柳井 正「この国を出よ」、小学館(2010)

お奨め度:★★★★

マッキンゼーでコンサルタントとして成功した大前研一氏、ユニクロで成功を収め、グローバル企業として世界展開を図っている柳井正さんの対談集。古くからの友人というだけあって、息も合い、グローバル社会で戦う経営や人材のあり方について論じている。

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2010年9月 8日 (水)

プレゼンが商品を孕み、商品がプレゼンを孕む

482224816X カーマイン・ガロ(井口耕二訳、外村仁解説)「スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則」、日経BP社(2010)

お奨め度:★★★★★

世界的に著名なプレゼンテーションのコーチが、プロの目からスティーブ・ジョブズのプレゼンテーションを分析し、スキルとして体系化した一冊。誰もがあこがれるスティーブ・ジョブズのようなプレゼンテーションを可能にすることを狙って書かれている。

プレゼンテーションの強化書としてはこれ以上はない一冊だ。

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2010年8月13日 (金)

リセット!できるプレイヤーから、できるリーダーに!(書籍プレゼントあり)

4883999238 上村敏彦「即刻〈リセット〉したい5つのこと リーダーになってもデキる人 33のルール」、すばる舎(2010)

お奨め度:★★★★★

プレイヤーからリーダー(プレイングマネジャー)になるときに、失敗しがちな行動を避ける方法を経験に基づき、解説した本。一人でも部下ができたときに、ぜひ、手にとって読んでほしい一冊。

 

 

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2010年8月11日 (水)

日本で成功しないと海外で成功できないのか?

4569772951 八幡 和郎、CDI「京都の流儀~人生と仕事を豊かにする知恵」、PHP研究所(2010)

お奨め度:★★★★


京都のビジネスや文化、生活の流儀を整理し、日本(東京)のそれと比較した一冊。比較文化論だが、ビジネスマンにとってはもっと実践的で、実務に役立つ本だ。評論家の八幡和郎氏が、CDIという京都のシンクタンクと一緒にまとめたもの。


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2010年6月19日 (土)

マネジメント版「失敗学」

4532316251 スティーヴン ブラウン(松野 弘訳)「マネジャー13の大罪―ビジネスの致命傷を避ける法」、日本経済新聞出版社(2010)

お奨め度:★★★★1/2

マネジャーが陥り易い落とし穴を、13の視点から整理したマネジャー向けの啓蒙書。

もし、あなたが何かのマネジャーの立場にあり、全く、心当たりがなければすばらしいマネジャーだといえよう。もし、心当たりがあれば、失敗事例を読みながら、学んでいけるすばらしい本なので、ぜひ、読んでみてほしい。

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2010年5月 1日 (土)

イビチャ・オシムとの対話

4047102385 イビチャ・オシム「考えよ! ――なぜ日本人はリスクを冒さないのか? 」角川書店(2010)

お奨め度:★★★★

余裕があるときに、一度、やってみようと思っていた記事です。こういう書籍の紹介方法もありかなと思いまして。

イビチャ・オシム氏のこの本から、印象に残った記事を抜粋して、Twitterで紹介しながら、それに僕のコメントをつけていきました。それぞれのメッセージについて、かなりの数、RTして貰ったり、メッセージを下さいました。本当は、メッセージも紹介した記事にしようと思っていたのですが、ダイレクトメッセージが多かったので、今回は断念しました。

一応、書籍紹介記事ですんで、まあ、これで十分かな?まあ、読んでみてください。次は、最初に宣言をしてやります。まあ、お盆休みかな、、、

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2010年1月19日 (火)

プロデュースのバイブル~プロジェクトをクリエイティブに変えたいリーダーに!

4781602932 平野 暁臣「プロデュース入門―オリジナリティが壁を破る」、イーストプレス(2009)

お奨め度:★★★★★

ビジネス書の杜Award2009は太田芳徳さんの『「決める」マネジメント』を選んだ。太田さんの本は、時代に即した概念をふんだんに取り入れ、また、極めて実践的であるゆえ、この3年間にAwardに選んだ本の中では、もっとも良い本だと思っている。しかし、もし、この本がもう少し、早い時期に出ていたら、相当、悩んだと思う。そのくらい、すばらしいプロデュース論の本。

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「プロデュース」の本がずいぶん増えましたね

2009年はプロデュースに関する本がこれまでにないくらいたくさん、出版された印象がある。

おそらく、2008年の末に出版され、ビジネス書の杜でもAward2008に選んだ佐々木尚彦氏の

プロデュース能力 ビジョンを形にする問題解決の思考と行動

がきっかけになったものだろう。また、昨年は空前のイノベーションブームだったこともあって、出版的にはプロデュースはブームだったのかもしれない。

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