コンセプチュアル・マネジメント

【解説】

プロジェクト計画の策定でちょっとした問題があるときやプロジェクトで何か問題が起こったときに、驚くほど、アイデアが出ないことがあります。よく観察すると、みんながアイデアを出そうとしているのですが、そのアイデアが瞬く間に否定されてしまうということが起こっているようです。

これはどのような問題なのでしょうか？アイデア枯渇なのでしょうか？それとも、ブレーンストーミングのルールを知らないのでしょうか？

考えるだけならいくらでもできますが、アイデアを実行するには、関係者の納得を得ることが必須です。逆にいえば、関係者が納得して初めてアイデアだと言えます。そして、関係者に納得してもらうには論理的な説明が欠かせません。

つまり、アイデアを生み出すには、クリエイティブだけではなく、ロジカルな思考が必要になります。

世の中を見ても、成功しているクリエイターは、恐ろしく論理的です。もちろん、発想も斬新ですが、そのコンセプトを見事に語っています。発想と、論理をうまく組み合わせて思考していると思われますが、誰もがそのようにできる訳ではありません。

プロジェクトにはプロジェクトとしてのやり方がある。役割分担をすることです。

そんな問題意識で書いたサプリです。