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2011年11月 8日 (火)

【PM養成マガジン:998号】<特別編集>1000号への旅を振り返る

998PM養成マガジン編集長の好川哲人です。

いよいよ、1000号発行が近づいてきました。1000号はPM養成マガジンにとって、大きな目標でしたし、節目でもあります。

時に、読者の方からメルマガについて方向性を問われることがあります。はっきり言いまして1週間に2回発行していますので、普段、記事を書いているときに、メルマガの方向性について考える余裕などありません。大きな方向性はあるわけですが、その方向にちゃんと進んでいるかどうかも考える余裕もありません。ただ、節目でだけはしっかりとチェックし、次の節目まではうまく流れていこうという意識があります。

これまで100号ごとに、走りながら考えていましたが、1000号は大きな節目ですので、少し立ち止まることを許して戴ければと思います。

ということで、998~1000号は、通常の構成とは異なる特別編集号でお届けしたいと思います。

◆1000号アンケートの結果と感想

1000号アンケートはおかげさまで130人の方から回答を得ることができました。予想以上でした。質問数が多いので、まずは、PM養成マガジンに関する質問の結果を紹介する記事を作りました。

【報告】PM養成マガジン1000号アンケート(PM養成マガジンに関する質問編)

まず、アンケート全般に関する感想です。

このアンケートは抽象的で答えにくいアンケートだと思いますが、非常にうまく答えて頂いており、読者の方々の概念化スキルの高さを実感しました。創刊当時から、今まで、一貫して言われるのが、

「書いてあることがなんとなく気になるけど、読んですぐに腑に落ちるとか限らない。頭の片隅でもやもやした感じになることが多い。ところが、ある日、ふと、腑に落ちることがある」

という評価です。実は、この評価が一番うれしい評価です。はっきりいって、読んですぐに役に立ちましたという評価はどうでもいいのです。そんな情報発信をしたいわけではないし、それはお金を取って行う活動です。やりたいことは、コンセプチュアルを高めること。言い換えると、考え抜く習慣を身につけた人を一人でも多く作ることです。

このアンケートの答えを見ると、少しは役に立っているかなと感じました。

今回は、アンケートの結果から、1000号の振り返りをしてみたいと思います。


◆PM養成マガジンを始めた経緯

PM養成マガジンを始めたきっかけをよく聞かれます。

三菱重工業に勤めていた時代にプロジェクトマネジメントの有用性を実感し、日本でも普及させたいと思い、公的な活動よりは草の根活動だと思って、始めました。

とでもいえば恰好いいのですが、残念ながらそんなことではなかったように思います。

当時、まぐまぐの創立者の大川弘一さんが京都リサーチパークにいらっしゃりお付き合いがあり、メルマガについていろいろと聞いているうちに、プロジェクトマネジメントのメルマガがないことに気づき、じゃあ、やろうという気になったという経緯はあります。だた、これがきっかけかを言われるとそうでもありません。実際に、最初に創刊したのは、まぐまぐではありません(めろんぱんです)。

まだ、当時はPMIの日本のブランチもなく、PMBOK(R)は日本プロジェクトマネジメントフォーラム(現在のPMAJ)が翻訳をし、普及活動をしていました。ただ、僕自身の関心は、プロジェクトマネジメントではなく、「プロジェクトのマネジメント」にありました。


◆ファシリテーティングプロセスに焦点を当てる

PMBOKの第1版では、プロジェクトマネジメントプロセスは、ベースラインを管理するコアプロセスと、ベースライン通りにプロジェクトを進めるためのファシリテーティングプロセス(補助プロセス)があり、ファシリテーティングプロセスに焦点を当てたメルマガにしようと考えました。

アンケートの結果を見ると、

PMとしての心得・マインド 96人/130人
PMの手法・スキル 83人/130人
リーダーシップ・ヒューマンスキル 70人/130人

の3つについて半数以上の方から支持を戴いており、方針に間違いがなかったことを確信しています。

多少、極端に言えば、そもそも、コアプロセスの管理はプロジェクトマネジメントチーム(PMO)に任せておけばよいのであって、プロジェクトマネジャーの主たる仕事ではないと思っていますので、今後もファシリテーティングプロセスを重視するというコンセプトを貫きたいと思っています。

具体的に印象に残った記事を書いてくださった方が、56名いらっしゃいます。最近連載を始めたPMスタイル考とPM2.0を除くと、あまり回答に重複がなく、広く、いろいろな記事が印象に残っているようです。このような傾向があると、雑駁感があり、全体的にはネガティブな印象がでてくる傾向がありますが、全体的な印象は非常にポジティブです。

単発記事も含めて、これまでに18名の方に執筆をお願いしていますが、ひとえにそれぞれの方の持論や筆力の素晴らしさの成せる業だと思います。読者の皆様と一緒に、これまでの執筆者の方に拍手したいと思います。


◆130名中の2名をどう考えるか

今回のアンケートの中で興味深かったのは、130名中、なんと20代の方が2名だけだったということです。この問題は結構、悩ましい問題です。PMのビジネスは日本ではコンサルティングの市場よりはトレーニングの市場の方が大きいので、20代は30代と並ぶメインの市場です。

研修の機会などを通じて、一般的な20代の人のレベルもわかっており、記事を書いているときにこんなことを言ってもわからないだろうなと思って書くことがよくあります。ただ、このメルマガはあくまでも冒頭に述べたプロジェクトマネジャーのコンセプチュアルスキルの強化を第一目的にしていますので、ここはブラさないでやってきました。

その結果が、130人中20代2人という事実だと考えています。この層をマジョリティにしたいとは思っていませんが、2人の方にすごいプロジェクトマネジャーになってほしいなとは思います。20代のうちに、このメルマガの内容を消化できれば、器が大きくなると思います。その上に、経験や知識を盛っていって戴ければと思います。

なお、この問題について別の視点から、PMstyle facebookページにもコメントを書いていますので、ぜひ、読んでみてください。

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好川哲人

技術士&MBA 技術経営のコンサルタントとして、数々の新規事業開発や商品開発プロジェクトを支援、イノベーティブリーダーのトレーニングを手掛ける。「自分に適したマネジメントスタイルの確立」をコンセプトにしたサービスブランド「PMstyle」を立上げ、「本質を学ぶ」を売りにしたトレーニングの提供をしている。