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2007年2月25日 (日)

【補助線】リーダーになるとは

リーダーを職責、あるいは、職務化している企業が多いが、これはマネジャー職の別称に他ならない。本来、リーダーというのは結果である。それも、人が認める、つまり、フォロワーができたときに結果としてリーダーになる。

ISLの野田智義理事長、神戸大学の金井壽宏先生の言い方を借りるとこうなる

社長になろうと思ってなった人はいても、リーダーになろうと思ってなった人はいない。リーダーは自らの行動の中で、結果としてリーダーになる。はじめからフォロワーがいるわけではなく、結果としてリーダーになるプロセスの中でフォロワーが現れる。

(野田智義、金井壽宏「リーダーシップの旅」より)

ひとつ上のプロマネ。はマネジャーであると同時に、リーダーである。プロジェクトマネジャーとしては、組織がプロジェクト憲章で任命してくれる。しかし、リーダーとしては誰も任命してくれない。

多くのプロジェクトマネジャーがマネジャーとしての権限に依存し、リーダーにならないままにプロジェクトを終えている。プロジェクトマネジャー10人にメンバーの指揮は何に基づいて行うかと聞くと、9人はリーダーシップだという(業務命令ではない)。しかし、リーダーになっていると思えるプロジェクトマネジャーは10人に1人といったところだろう。

この現実をどう考えればいいのだろうか?

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好川哲人

技術経営のコンサルタントとして、数々の新規事業開発や商品開発プロジェクトを支援、イノベーティブリーダーのトレーニングを手掛ける。「自分に適したマネジメントスタイルの確立」をコンセプトにしたサービスブランド「PMstyle」を立上げ、「本質を学ぶ」を売りにしたトレーニングの提供をしている。