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2007年1月29日 (月)

【補助線】なにかいいもの

AクラスのプロマネとBクラスのプロマネの違いは、おそらく、スキルではない。Bクラスの上半分に関していえば、コンピテンシーもでないように思う。

何か?

  「何かいいもの

なのだ。

3~4年前から、機会があればこの話をしている。実際に、エグゼクティブの人たちとプロマネ談義をすると、説明できないものがあると考える人は多い。また、PMstyleではかなり精度の高いアセスメントプログラムを持っているが、アセスメントでスキルやコンピテンシーが高いと判定された人の中でも、説明できない違いがあるものだ。

これをわたくしたちは「何かいいもの」と呼ぶことにしている。正体が何か分からないけどいいもの。何かいいもののキーワードはある。「期待に応える」ことだ。プロジェクトマネジメント的に、つまり、スコープだとかで定義された成果を生み出すだけでは、おそらくBクラスのプロマネにしかなれない。Aクラスは、多くの人の期待に応えている人だろう。

ただし、あくまでも結果としてであり、期待に応えること自体を目標にしているプロマネはやはりBクラスなのだと思う。

こういう話を理不尽だと思う人は多いだろう。しかし、人材というのはそういうものだと思う。だから、人は最後は人に期待をするのだ。

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好川哲人

技術経営のコンサルタントとして、数々の新規事業開発や商品開発プロジェクトを支援、イノベーティブリーダーのトレーニングを手掛ける。「自分に適したマネジメントスタイルの確立」をコンセプトにしたサービスブランド「PMstyle」を立上げ、「本質を学ぶ」を売りにしたトレーニングの提供をしている。