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2006年9月19日 (火)

PMコミュニティ考

今年も11月の最初にPMI東京のフォーラムが開催される。プログラムが発表になったので見ていたら、ずいぶん、コミュニティ色が強いフォーラムになってきた。学会は別にすると、日本の職業人のフォーラムで、これだけコミュニティ色が強いのも珍しい。

発表の大半が、研究会の成果や、会員による自主的な発表である。まさに、コミュニティの本来あるべき姿といったところだ。素晴らしい。

いろいろとご苦労もあるようだが、PMI東京の事務局、リーダの方の活動には頭が下がる思いである。

このメールマガジンもコミュニティができれば思ってやっているが、PMにとってコミュニティというのは、特別な意味を持つものだ。

まず、何よりも、他社のプロジェクトマネジャーとの交流ができる。交流の中で、新しい知が生まれる。

これがなぜ、重要か?プロジェクトマネジメントは新規性との戦いである。確かに新規性の中には世の中にないといった新規性もあるが、自分の所属する企業や組織の中での新規性というのも少なくない。これはひょっとすると、他の企業や、他の組織で経験していることかもしれないのだ。

2つの同じ経験が出会えば、新しいアイディアが生まれるかもしれない。

初めて × 経験 のコラボレーションも新しいアイディアを生むかもしれない。

いろいろな人の経験が混じり、新しい知見が生まれる。そんなコミュニティを作りたい。

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好川哲人

技術経営のコンサルタントとして、数々の新規事業開発や商品開発プロジェクトを支援、イノベーティブリーダーのトレーニングを手掛ける。「自分に適したマネジメントスタイルの確立」をコンセプトにしたサービスブランド「PMstyle」を立上げ、「本質を学ぶ」を売りにしたトレーニングの提供をしている。