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2014年1月

2014年1月 8日 (水)

2013年に日経コンピュータに寄稿した書評(卒業しました)

2010年から続けています、日経コンピュータへの寄稿は、昨年は以下の4本でした。なお、2013年で日経コンピュータへの寄稿は卒業させてもらうことになりました。

思えばこの仕事、いつもお世話になっている谷島宣之さんが編集長になられたのでお引き受けしたのですが、1回目が掲載される前に谷島さんは異動され、まあ、引き受けたからには3年くらいはと思って続けた長い4年間でした。


【1】水野和敏「非常識な本質――ヒト・モノ・カネ・時間がなくても最高の結果を創り出せる」、フォレスト出版(2013)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20130307/461624/
https://mat.lekumo.biz/pmstyle/2013/01/innovation_management.html

【2】平鍋 健児、野中 郁次郎「アジャイル開発とスクラム 顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント」、翔泳社(2013)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20130708/489767/
https://mat.lekumo.biz/books/2013/01/agile.html
(ビジネスマンのためのアジャイル読本)

【3】デイブ・グレイ、トーマス・ヴァンダー・ウォル(野村 恭彦監訳、牧野 聡訳)「コネクト ―企業と顧客が相互接続された未来の働き方」、オライリージャパン(2013)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20130905/502622/
https://mat.lekumo.biz/pmstyle/2013/07/post-423f.html

【4】水野和敏「非常識な本質――ヒト・モノ・カネ・時間がなくても最高の結果を創り出せる」、フォレスト出版(2013)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20131111/517182/
https://mat.lekumo.biz/books/2013/09/post-95da.html
(目的のための本質を考え、実行する)

2014年1月 7日 (火)

MBAコースではゲーミフィケーションをどう教えるか

4484131242ケビン・ワーバック、ダン・ハンター(三ツ松 新監訳、渡部典子訳)「ウォートン・スクール ゲーミフィケーション集中講義」、阪急コミュニケーションズ (2013)

お奨め度:★★★★★

ビジネススクールで初めてゲーミフィケーションの講義を取り入れたウォートンの教科書。MBAプログラムの体系と関連付けながらゲーミフィケーションの説明がされており、ゲーミフィケーションを取り入れた仕組みの構築に役立つ一冊。


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2014年1月 6日 (月)

ビジネス書の杜 Awardの歴史

Award今年も、Awardの季節になりました。今年で8年目、1月14日の週に発表する予定です。さて、今年はどうなることでしょう?

昨年までの7年間の歴史をご紹介しておきます。

Award2012
ケン・シーガル(林 信行監修・解説、高橋 則明訳)「Think Simple―アップルを生みだす熱狂的哲学」、NHK出版(2012)

Award2011
ピーター・センゲ(枝廣 淳子、小田 理一郎、中小路 佳代子訳)「学習する組織――システム思考で未来を創造する」、英治出版(2011)

Award2010
ジェームズ・クーゼス、バリー・ポズナー(金井壽宏監訳、伊東奈美子訳)「リーダーシップ・チャレンジ」、海と月社(2010)

Award2009
リクルートHCソリューションユニット、太田芳徳「「決める」マネジメント――人を活かす職場をつくる」、英治出版(2009)

Award2008
佐々木 直彦「プロデュース能力 ビジョンを形にする問題解決の思考と行動」、日本能率協会マネジメントセンター(2008)

Award2007
アラン・コーエン、デビッド・ブラッドフォード(高嶋薫、高嶋成豪訳)「影響力の法則―現代組織を生き抜くバイブル」、税務経理協会(2007)

Award2006
スコット・バークン(村上 雅章訳)「アート・オブ・プロジェクトマネジメント ―マイクロソフトで培われた実践手法」、オライリー・ジャパン(2006)

2014年1月 2日 (木)

【ランキング】2013年 ビジネス書の杜で売れた本10冊

2013年の紙の本と、Kindle版を合せた売上げランキングです。

40621714571位は、ダニエル・ピンクの新しい本「人を動かす、新たな3原則 売らないセールスで、誰もが成功する」でした。セールスというテーマは実用書は山ほどありますが、こういう概念的な本はあまりなかったように思います。

しかし、ダニエル・ピンクによると、今の時代は誰もがセールスをしているといい、それは売らないセールスだと言います。この指摘も極めて本質的な指摘で、この本の提案も、きっとフリーエージェントやハイ・コンセプトのように何年か後に日本でも定着してくる考え方ではないかと思います。コンセプトの時代のセールスについて述べた本だと言ってもよいと思います。

4894515806第2位は、元日産の水野さんの「非常識な本質」でした。プリメーラやGTRなどで知られる名カーエンジニアの水野さんのインパクトのある体験談です。

この本は、日本の製品はなぜガラパゴスになるのか、なぜイノベーションが進まないかを考える上で、非常に役に立つ本です。

本質は非常識なものである。

タイトルがすべてを語っています。



4478023417第3位は2012年に出版された本で、「採用基準」でした。この本はマッキンゼーで採用マネジャーをされていた伊賀さんがマッキンゼーの採用する人材像という視点から、リーダーシップについて述べた本です。

日本企業の考えるリーダーシップと欧米企業のリーダーシップの違いを理解するにはもってこいの本です。

ベスト3は以上でした。

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組織と個人を同時に変える

4862761542ロバート・キーガン、リサ・ラスコウ・レイヒー(池村千秋訳)「なぜ人と組織は変われないのか――ハーバード流 自己変革の理論と実践」、英治出版(2013)

お奨め度:★★★★★

ハーバード大学で、成人学習、職業発達論を研究するロバート・キーガン教授の『Immunity to Change』の翻訳書。2009年の刊行以来、免疫システムという変わった概念による変革アプローチの本として評価されている。

変化が必要だと思っても、85%の人が行動すら起こさないとされるが、この本のアプローチによると多くの人や組織は変革できると主張している注目の一冊。変革の必要性を感じている人はぜひ、読んでみよう!


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2014年1月 1日 (水)

【ランキング】2013年Kindle本売上げ年間ベスト10

2013年はKindle本の月の平均売上数が初めて3桁になりました。2012年と比較するとKindleの普及を実感する結果になりました。以下に結果を発表します。

なお、ビジネス書の杜、および、PMstyleプロデュースに書評がある本は書評URL、ないものはアマゾンのKindleストアの当該URLをリンクしてあります。

まず3位から。3位は三谷 宏治さんの書かれた

経営戦略全史 50 Giants of Strategy

でした。この本、ハンドブック的に使えますので、Kindleには適していると思います。

第2位は川原 慎也さんの

これだけ! PDCA


です。簡単なようで実はかなり難しいPDCAについてポイントを押さえて書かれた本で、一昨年の発行ですが、まだまだ、よく売れているようです。

そして第1位は、昨年の「ビックデータ」イヤーを象徴するような本でした。ビックデータについて一冊本を進めるならこの本という役立つ本ですが、この本がKindleで売れた理由は、値段も多少は安いですが、おそらく紙の本が品切れになっていることが多かったからではないかと思います。

ビッグデータの正体 情報の産業革命が世界のすべてを変える

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ということで、Kindle版の売上げベスト10は以下の通りでした。




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