« ファイナンス理論はキャッシュフローを増やす方法を教えてくれない(プレゼントあり) | メイン | 2012年に日経コンピュータに寄稿した書評 »

2013年1月12日 (土)

ビジネス書の杜Award2012「このビジネス書がすごい!2012」

ビジネス書の杜 Awardの歴史はこちら

――――――――――――――――――――――――――――――

「ビジネス書の杜」主宰者・好川哲人が選ぶ「このビジネス書がすごい!2012」(ビジネス書の杜Award2012)は

ケン・シーガルAward2012(林 信行監修・解説、高橋 則明訳)「Think Simple―アップルを生みだす熱狂的哲学」、NHK出版(2012)

を選びました。今年も4冊、この本はいいなあと印象に残っている本があるのですが、今年はシンプルに、その中で一番売れたものを選んでみました。

製品にしろ、ルールにしろ、ニーズが増えていったときに、複雑にするのは簡単です。特に初期の段階においては、一つや二つ機能やルールを付け加えても全体はそんなに複雑なものになりませんので、コンセプトや目的に合わないもの安易に加えてしまします。

ここに落とし穴があります。一度、複雑にしてしまうとそれを捨てることは難しくなるものです。たとえば、それを使っている人もいるといった防御の理由が出てくるからです。

そのようにならないためには、シンプルを哲学にし、それを常に貫く必要があります。2012年、アップルの活動はどんどん複雑になってきたように見えますが、この本はケン・シーガルがジョブズのいたアップルから学んだ、コンセプトを守る、目的を守るという哲学と、その具体的な方法を教えてくれる本です。

ビジネス書の杜の本書の内容の紹介はこちらにあります。
シンプルという哲学

2012年の売上ベスト10はこちらです。

【ランキング】2012年売れ筋ベスト10

 

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://bb.lekumo.jp/t/trackback/605869/31148945

ビジネス書の杜Award2012「このビジネス書がすごい!2012」を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿

PMstyle 2024年11月~2025年3月Zoom公開セミナー(★:開催決定)

アクセスランキング

カテゴリ

Powered by Six Apart

Powered by Google

  • スポンサーリンク
  • サイト内検索
    Google