「論語」から、「指導力」、「決断力」、「人間関係力」を学ぶ
歴学編集部「論語ビジネス塾―世界一の教科書に学ぶ」、ダイヤモンド社(2010)
お奨め度:★★★★
「論語」から、「指導力」、「決断力」、「人間関係力」という3大スキルの本質を読み解くことをテーマにした本。ただの論語の解説本ではない。7章からなる本の筆者は、名だたる人たちなのだ。
歴学編集部「論語ビジネス塾―世界一の教科書に学ぶ」、ダイヤモンド社(2010)
お奨め度:★★★★
「論語」から、「指導力」、「決断力」、「人間関係力」という3大スキルの本質を読み解くことをテーマにした本。ただの論語の解説本ではない。7章からなる本の筆者は、名だたる人たちなのだ。
大島 洋「管理職の心得―リーダーシップを立体的に鍛える」、ダイヤモンド社(2010)
お奨め度:★★★★★
リーダーシップを、「自己のあり方」、「他者との関わり方」、「組織との向き合い方」という3つの視点から捉え、管理職として効果的なリーダーシップをとるにはどうすればよいかを論じた一冊。フレームワークが適切なので、読めば間違いなくすっきり!
アラン・ウェバー(市川裕康訳)「魂を売らずに成功する-伝説のビジネス誌編集長が選んだ 飛躍のルール52」、英治出版(2010)
お奨め度:★★★★★
ハーバードビジネスレビューでマネジメントやビジネスとアイディアを結びつけることを学び、米国でもっとも早く成長した雑誌といれれる「ファスト・カンパニー」を作り上げ、そして、新しいアイデアや方向性を探索する旅をしたアラン・ウェバーが、キャリアの中から厳選した、新しい52の「新たな経験則」を1ルールを数ページでまとめた一冊。52を選んだスコープは本のタイトルでもある「魂を売らずに成功する」ための経験則だ。
すべての解説には、「So What」がついており、コンセプトだけではなく、具体的なアクションのヒントも手に入れることができるのもすばらしい。
新 将命「経営の教科書―社長が押さえておくべき30の基礎科目」、ダイヤモンド社(2009)
お奨め度:★★★★★
経営の原理原則を30にまとめた本。社長を経験した人が語る原理原則を書いた本は山のようにあるが、この本は、新将命さんという20年以上にわたり、多くの会社で社長を経験された方が、豊富な経験の中で共通的に言えることを体系的にまとめていらっしゃるので、価値がある一冊。30の原理原則を7つのジャンルに分けている。ちょっと長くなるが、記事の最後にリストアップしておく。
ビジネス書の杜Award2009セミナーを開催しました。場所は、銀座ブロッサム。18時過ぎに会場に到着。タクシーを降りると、駐車場の出口がすごい人混み。何かイベントがあったのかと思いつつ、会場のある7階へエレベーターで。ドアが開くと黒山の人だかりでした。イベントは「ブルーリボン賞授賞式」でした。インターネットで検索してみると、こんな記事が見つかりました。
授賞式自体は終わっていましたが、談笑する男優・女優さんがちらほら。えらいところで、セミナーしたなと後悔しつつ、気を取り直しつつ、セミナーの準備。ちなみに、ここは中央区の公共施設で、会場費も東京国際フォーラムほど高くありません。
さてセミナーの方、講師は
の著者の太田芳徳さん。参加者は38名でした。太田さんが途中で「マネジメントをしている人は?」と質問したところ、参加者の三分の二くらいの人が手を挙げていました。PMsytleのセミナーで顔なじみのプロジェクトマネジャーの方はほとんど手を挙げていませんでしたので、プロジェクトマネジャーを入れると、ほとんどがマネジメントの担当者ではないかと思います。
毎年、参加者の方の熱心さに頭が下がるのですが、今年も同じ印象を受けました。内容も太田さん流のこだわりがあり、また、噂に聞いていた「太田小咄」もふんだんに飛び出し、とてもよいセミナーでした。
本を読んだときには、あまり感じなかったことですが、太田さんの話を聞いているうちに、15年前の「ミドルマネジャーはなんのために仕事をするのでしょう?」という金井壽宏先生のゼミでの最初の問いかけを思い出しました。
難しい問題ですね、、、
最後になりましたが、今回は、英治出版様にご後援を頂きました。また、「「決める」マネジメント」のプレゼントもして頂きました。どうも、ありがとうございました。
長尾 一洋、小関 由佳「見える化コミュニケーション」、中経出版(2009)
お奨め度:★★★★1/2
見える化といえば、
トヨタ 管理 改善
という連想ゲームが長く続いていたが、最近、かなり、風向きが変わってきた。マネジメントの手段になってきたのだ。そのきっかけになったのが、NIコンサルティングの長尾 一洋さんが、自分たちのメソッドを書籍化されたこの本。
長尾 一洋「仕事の見える化」、中経出版(2009)
長尾さんの本は、新幹線においている雑誌「WEDGE」の連載を読めば内容が分かるので購入することは少ないが、この本あたりから、購入するようになった。このあと、「営業の見える化」、本書とだんだん、マネジメント色が強くなってきている。
その意味で、集大成になっている一冊。
内田 和成「論点思考」、東洋経済新報社 (2010/1/29)
お奨め度:★★★★1/2
3年前に出版された問題解決法の名著
内田 和成「仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法」、東洋経済新報社(2006)
の実践編。BCGのコンサルタントが行っている、正しい論点の設定(問題設定)に焦点を当てた問題解決方法を具体的に解説している。仮説思考をどのように使うかもはっきりと分かる。コンサルタントはもちろんだが、経営企画やPMOなど、社内でコンサルティングの業務をしている人は必読の一冊。
問題解決は今ではビジネスマンだけではなく、あらゆる人が関心を持つテーマになっています。
問題解決の普及は3つくらいのステップがあったように思います。最初は、管理職や専門家の中での普及です。このエポックメイキングをしたのが、佐藤 允一さんの本です。
佐藤允一「問題構造学入門―知恵の方法を考える」、ダイヤモンド社(1984)
※この本は2003年にビジネス書風に書き直したものがでています。
佐藤 允一 「新版 図解・問題解決入門―問題の見つけ方と手の打ち方、新版版」、ダイヤモンド社(2003)
あっという間に1月も終わり。2010年1月のベスト3です。
1位 プロデュース入門─オリジナリティが壁を破る
https://mat.lekumo.biz/books/2010/01/produce_hirano.html
2位 「決める」マネジメント──人を活かす職場をつくる
https://mat.lekumo.biz/books/2009/11/post-d73a.html
3位 もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」
https://mat.lekumo.biz/books/2010/01/management.html
ヘンリー・クラウド(中嶋 秀隆訳)「リーダーの人間力 人徳を備えるための6つの資質」、日本能率協会マネジメントセンター(2010)
お奨め度:★★★★★
僕は「ビジネス書」を読むときには、誰かを念頭において読むことが多い。しかし、まれに読んでいるうちに、自分ゴトとして、自分を念頭においた読み方になっていることがある。久しぶりにそんな本に出会った。インテグリティに関する本である。そして、その衝撃は生半可ではなかった。
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