最初にお知らせ。今日、49回のプレゼント企画ページをアップした。49回は、田中ウルヴェ京さんの本。日実さんの提供。こちら。
昨日の日記にディスカヴァーの干場弓子さんのコメントがあった。どなたかが、ディスカヴァーのブログの小池さん本の記事にビジネス書の杜のことを書いてくださり、それを読まれてこちらの記事にコメントしてくださったということらしい。
ありがとうございました。
さて、本日は東京から島根に出張。途中で大阪にミーティングで立ち寄ったので思わぬ長旅に。ずっと本を読んでいた。
まずカバンから取り出したのは、
リコ・ドゥブランク「情熱仕事力―PASSION for SERVICE」、オータパブリケイションズ (2009)
いい本だなあ。リコ・ドゥブランクのキャリアから最近、日本でもやたらと出ているホテルサービスの本と思いきや、全然違った。どんな分野にも通じるというか、どんな分野でもエクセレンスになるリーダーシップの本だ。
このブログでは取り上げていないが、ニューヨークでユニオン・スクエア・カフェを展開しているダニー・マイヤーの
ダニー・マイヤー(島田 楓子訳)「おもてなしの天才―ニューヨークの風雲児が実践する成功のレシピ」、ダイヤモンド社(2008)
を読んだ時にも感じたのだが、サービス業では今マネジメントの確立の重要性が訴えられているが、逆にマネジメントが卓越したサービスから学ぶことがきわめて多いのではないかと思う。リコ・ドゥブランクとか、ダニー・マイヤーはまさに、マネジメントのメンターである。
次に取り出したのが、この本。
鎌田 浩毅「ブリッジマンの技術」、講談社(2008)
人のフレームワークをつなぐブリッジマンという発想はおもしろい。本としても、例がいろいろと書かれており、引き込まれるように読める。
が、読後にふっと、計画された壮大なレトリックではないかという疑惑が頭に浮かんだ。この疑惑を持ちつつ、そのうち、もう一度読みたい。
で、次に読んだのはこれ。
三谷 宏治「正しく決める力―「大事なコト」から考え、話し、実行する一番シンプルな方法」、ダイヤモンド社(2009)
この本は早いうちに紹介記事を書きたいので、日記では一言だけ。
まことにそのとおり!
で、最後に取り出したのはこの本。途中で松江についてしまった。
期待の翻訳物にも関わらず、到着時間を意識しながら流し読みしたので、もう一度読み直すと思うが、とりあえずご紹介。
スコット・ペイジ(水谷 淳訳)『「多様な意見」はなぜ正しいのか 衆愚が集合知に変わるとき』、日経BP社(2009)
一様な優秀なチームより、多様性があり能力に劣るチームの方が優れた成果を出せるという事実の発見から、多様性が能力に勝るメカニズムをフィールドワークで確かめた本。日本の組織には結構衝撃の一冊ではないかと思う。適材適所ではないぞ!
ダイバーシティを社会活動だとしか考えていないような経営者にぜひ読ませたい。もう一度精読し、紹介記事を書く。
ジェームズ・スロウィッキー(小高 尚子訳)『「みんなの意見」は案外正しい』、角川書店(2006)
に影響を受けているといっているが、むしろ、ジェームズ・スロウィッキー本とは補完関係にあるような本だ。
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