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2009年1月28日 (水)

【ほぼ日 読書日記】2009年1月27日

先週末からプロジェクトマネジメントのメルマガのネタ作りに、英語の本を3冊読破。

さすがにこの分野だと単語に困ることはあまりないが、やはりパフォーマンスは悪い。3冊読むのに結局、15時間くらいかかっている。

これが日記が停滞したというか、それ以外の本を読んでいない原因。

せっかくだからタイトルだけ紹介しておこう。

Aaron J. Shenhar, Dragan Milosevic, Dov Dvir, Hans Thamhain"Linking Project Management to Business Strategy",Project Management Inst(2007)

Aaron J. Shenhar, Dov Dvir"Reinventing Reinventing Project Management: The Diamond Approach to Successful Growth & Innovation",Harvard Business School Pr(2007)

Parviz F. Rad"Charting a Path to Project Management Sophistication",Project Management Excellence,(2007)

ということで、今日から復帰。

一冊目は、共著者の一人から戴いた本を日中の移動中に電車の中で細切れに読む。

石井 淳蔵、清水 信年、西川 英彦、吉田 満梨、水越 康介、栗木 契「ビジネス三國志―マーケティングに活かす複合競争分析」、プレジデント社(2009)

着眼点がおもしろい。よくこれだけケースを探したなという感じ。ただ、とってつけた感がなくもない。セグメントの定義の問題だ。どれがと書くと、多少まずいので、書かない。ただ、いずれの論文(?)もエピソードを丁寧に拾っているので、読み物としては文句なくおもしろい。ケースの石井先生の面目躍如といったところか。

はい、ケースといえばこの本がすばらしい。

ハワード・ビーハー、ジャネット・ゴールドスタイン(関美和訳)「スターバックスを世界一にするために守り続けてきた大切な原則」、日本経済新聞社(2009)

スターバックスものは洋物、日本物を問わず、外れがない。この本もよい。共感できる。
スターバックスものは、ジョセフ・ミケーリのグリーンエプロンブックの本で出尽くしているのかと思えば、まだまだ、奥があるようだ。

ジョセフ・ミケーリ(月沢李歌子訳)「スターバックス5つの成功法則と「グリーンエプロンブック」の精神」、ブックマン社(2007)

ハワード・ビーハーの本は米国でも話題になった本。原書のタイトルは「It's NOT about the coffee」。まさに、コーヒーだけの話ではなく、本人が言っているとおり、人とコーヒーの話だ。

実は、この関係性が大切だったりする。品質だけの問題ではない。トヨタにはトヨタのエンジニアやラインワーカーのイメージがあるから、カローラが売れるのだ。

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