サービスマネジメント Feed

2010年1月19日 (火)

プロデュースのバイブル~プロジェクトをクリエイティブに変えたいリーダーに!

4781602932 平野 暁臣「プロデュース入門―オリジナリティが壁を破る」、イーストプレス(2009)

お奨め度:★★★★★

ビジネス書の杜Award2009は太田芳徳さんの『「決める」マネジメント』を選んだ。太田さんの本は、時代に即した概念をふんだんに取り入れ、また、極めて実践的であるゆえ、この3年間にAwardに選んだ本の中では、もっとも良い本だと思っている。しかし、もし、この本がもう少し、早い時期に出ていたら、相当、悩んだと思う。そのくらい、すばらしいプロデュース論の本。

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2009年12月20日 (日)

「1分間マネジャー」の著者が語る「ビジネス書で得た知識を実行に移す方法」

4478004463 ディック・ルー、ケン・ブランチャード、ポール・メイヤー(門田 美鈴訳)「なぜ、ノウハウ本を実行できないのか―「わかる」を「できる」に変える本」、ダイヤモンド社(2009)

人々をうまく動機づけ、動かす方法について、単純な真実を成功を収めた作家がいた。作家の本はみんながいいと思い、100万部以上売れた。しかし、作家には一つだけ困ったことがあった。「あなたの本はすべて読んでます。とても気に入っています」という読者に、「それであなたの行動はどう変わりましたか?」と聞くとほとんどの人が返答に困ることだ。

分かっているのに、行動できない

本書の著者は、「1分間マネジャー」を初めとする、「1分間シリーズ」の大ヒットで知られる、ケン・ブランチャードであり、自身がとく、知識を行動に変えるための秘訣をまとめた一冊。

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2009年3月24日 (火)

初対面の相手に信用を得るための手練手管

4062724669 佐藤 六龍「江戸秘伝 職養道のすすめ」、講談社(2007)

お奨め度:★★★★★

職養道とは、「職を養う道」のことで、江戸時代に年季明けで独立していく職人たちに、師や親方が授けた職業上の心得の集大成である。

江戸時代に、日用品や食料品を売る「生業」と呼ばれる仕事で一応の信頼を得ることは難しいことではなかった。実際にものを売るからだ。これに対して、医者や髪結い、大工、左官、易者など、「九流之術師」と呼ばれる仕事では、初対面相手から信頼を得ることは難しく、そのために各職業には「職養道」と呼ばれる仕事の上の心得が伝えられていたという。職養道は口述だったので、明治維新の近代化の波に飲まれて衰退し、戦後は完全に消滅したと思われていたが、橘哲州という占術家によって継承されており、橘哲州と箱根で一夜をともに過ごすことになった著者が話を聞き、あまりのおもしろさに著者の主催する運命学の教室で、「怪しげな職業の人間が相手の信用を得るための手練手管」として教えているそうだ。

それを書籍化したのが本書である。

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2009年2月15日 (日)

スターバックスの店員はなぜ気持ちよいのか?

4532314348 ハワード・ビーハー、ジャネット・ゴールドシュタイン(関美和訳)「スターバックスを世界一にするために守り続けてきた大切な原則」、日本経済新聞出版社(2009)

お奨め度:★★★★1/2

スターバックスを全世界に展開したハワード・ビーハー氏が、マネジメントの原則を10にまとめた本。独特の、しかも、エッジの効いた表現で、かつ、具体的に書かれている。

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2009年2月13日 (金)

サービスマネジメントの現場のバイブルにしたい一冊

4903721094 リコ・ドゥブランク「情熱仕事力―PASSION for SERVICE」、オータパブリケイションズ (2009)

お奨め度:★★★★★

リコ・ドゥブランクはディズニーやリッツ・カールトンで複数のホテルの立ち上げのリーダーを担当し、今はザ・リッツ・カールトン東京の総支配人を務める。このようなキャリアを持つリコ・ドゥブランクが自分のサービス(マネジメント)に対する信念を一冊の本にまとめたもの。

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2009年1月18日 (日)

今、日本のビジネスパースンにもっとも必要なもの

4569704352 高橋 宣行「真クリエイティブ体質 観察・洞察で磨く発想力」、PHP研究所(2008)

お奨め度:★★★★1/2

元博報堂の制作部長高橋宣行さんのクリエイティブワーク論。「感じる」が足らないというテーマで、現場で五感で考えることを基本にしたクリエイティブな活動のあり方を論じている。

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2008年12月14日 (日)

企画 企画 企画

447977128x 指南役「「考え方」の考え方 すぐれた企画は30秒で伝わる」、大和書房(2008)

お奨め度:★★★★★

副題の「30秒で伝わる」というコピーにピンときた人には、この本はあまり前のことが指南役さんの独特の語り口調で書いてあるだけの本かもしれない。でも、ピンとこなかった人は、ぜひ読んでほしい一冊。

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2008年12月 9日 (火)

サムスンのプロフェッショナルなマネジメント論

4484081032 チョン・オクピョウ(蓮池薫訳)「韓国最強企業サムスンの22の成功習慣」、阪急コミュニケーションズ(2008)

お薦め度:★★★★★

サムスンの伝説のマーケッタとして知られる、チョン・オクピョウがサムスン流の勝つ企業への変身の秘訣を6章22項目にまとめた本。ひとつひとつが非常に濃い内容で、サムスンの急成長が納得できる。また、蓮池薫さんが翻訳をしているが、翻訳の質が極めて高く、書かれている内容がどんどん吸収できるような感じになる。

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2008年11月23日 (日)

ブランドを通じた顧客要求の洞察

4534044623_2 水野 与志朗「事例でわかる! ブランド戦略【実践】講座」、日本実業出版社(2008)

お薦め度:★★★★1/2

最近、はまっている本がある。おそらく、日本でも五本の指に入るだろうビジネスコンサルタントである神田昌典さんが自ら翻訳の監修を行い、「この本に触れるたびに、ビジネスアイディアがあふれてくる」と帯にコピーを書かれている本だ。

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2008年11月21日 (金)

ミドルマネジャーの教科書~100冊の啓発書よりこの一冊

4534044593 秋沢 志篤「 「オキテ破り」が人を動かす」、日本実業出版社(2008)

お奨め度:★★★★★

まだ、年を振り返るには多少早いが、今年は酒井穣さんの「課長の教科書」の大ヒットに始まって、ミドルマネジメントの本がたくさん出版された。僕は神戸大学の金井壽宏先生のゼミナールに参加したが、そのときに先生が言われていたことを思い出している。正確ではないが、「ミドルマネジャーは組織によって立場が違うし、人によってキャリアが違う。モデル化するよりも、フィールドワークから何かを学ぶことが重要」といったニュアンスのことである。

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