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2013年7月31日 (水)

少数精鋭チームをどのようにマネジメントするか

4873116309ブライアン・フィッツパトリック氏とベン・コリンス・サスマン(角 征典訳)「Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか」、オライリージャパン(2013)

お奨め度:★★★★★

著者のブライアン・フィッツパトリック氏とベン・コリンス・サスマン氏はGoogleでリーダーとして仕事をしたエンジニアで、その間の経験に基づくチームマネジメントの持論をまとめた本で、副題は「Googleのギークたちはいかにチームを作るのか」となっている。


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2013年7月29日 (月)

現場主義のマネジメントの基本

447802409xエドワード・ライリー(渡部 典子訳)「アメリカの「管理職の基本」を学ぶ マネジメントの教科書―――成果を生み出す人間関係のスキル」、ダイヤモンド社(2013)

お奨め度:★★★★★

世界でもっとも大きく、歴史のあるマネジメント研修機関AMA(American Management Association)の公式テキスト「Business Boot Camp」の書籍化。AMAはドラッカーが支援したことで知られるが、ビジネススクールではなく、ドラッカーの教えを背景に持つ現場主義のマネジメントの研修を行っている。現場のマネジャーには是非とも読んで欲しい一冊だ。


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2013年7月25日 (木)

C. クリステンセン アンソロジー

4478021341_2クレイトン・クリステンセン(ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビュー編集部翻訳)「C. クリステンセン 経営論――ハーバード・ビジネス・レビュー・アンソロジー」、ダイヤモンド社(2013)

お奨め度:★★★★★

クレイトン・クリステンセン博士の『ハーバード・ビジネス・レビュー(HBR)』誌に掲載された全論文15本(1995年~2013年)を収録したアンソロジー。採録されている論文は、以下の15本。



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2013年7月22日 (月)

「売らない売込み」で人を動かす

4062171457 ダニエル・ピンク(神田 昌典訳)「人を動かす、新たな3原則 売らないセールスで、誰もが成功する!」、講談社 (2013)

お奨め度:★★★★★

本書は、2000年以降、「フリーエージェント」、「ハイコンセプト」、「モチベーション30」と、ビジネスやマネジメントのあり方に対して新しいコンセプトを提唱し続けるダニエル・ピンクの新しい本。今回のテーマは「セールス」だ。

しかし、営業向けの本ではない。人を動かし、自立するための秘訣だ。自立したい人はぜひ読んで欲しい。

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2013年7月20日 (土)

コンセプチュアルな人になるために身につけたい思考の技法

4761269170 高津 尚志「ハイブリッドに考える思考の技法」、かんき出版(2013)

お奨め度:★★★★★

IMDというスイスのビジネススクールの日本代表を務められている高津尚志さんの唱える思考法ハイブリッド思考に関する一冊。この思考法は二律背反をうまく使うことによって、最適な解を見出す思考法で、 ロジャー・マーティンの提唱した「インテグレーティブ・シンキング」の一種。いま、まさに求められている思考法だ。特に、リーダーやマネジャーのように意見をまとめなくてはならない立場の人にお奨めしたい一冊。


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2013年7月 1日 (月)

【印象に残った5冊】2013年1月~6月

今年上半期で印象に残ったビジネス書5冊です。


4484131099 ライアン・テイト(田口未和訳)「20%ドクトリン サイドプロジェクトで革新的ビジネスを生みだす法」、阪急コミュニケーションズ (2013)

ロン アドナー(清水 勝彦訳)「ワイドレンズ: 成功できなかったイノベーションの死角」東洋経済新報社(2013)

ゲイリー・ハメル(有賀 裕子訳)「経営は何をすべきか」、ダイヤモンド社(2013)

ダヴ・シードマン(ビル・クリントン序文、近藤隆文訳)「人として正しいことを」、海と月社(2013)

ロン・リッチ、カール・ウィージ(シスコシステムズ合同会社 執行役員会監修、翻訳) 「コラボレーション革命~あなたの組織の力を引き出す10のステップ」、日経BP社(2013)

【ランキング】2013年1月~6月ベスト10

Suzuran 2013年上半期のビジネス書の杜売り上げベスト10です。


1位は楠木健先生の「経営センスの論理」。2位とはダブルスコアでした。この本は面白いし、本質的な指摘が多いのですが、アマゾンの書評をみると例によって現場を知らないと批判している人も多いようです。大学の先生の現場の実情にあわせた意見など、役割分担上あまり意味もないと思うので、批判のための批判でしょう。それをわかっている人が多いので、売れているのんですね、きっと。こういう見方もあるというのがこの本の正しい読み方ですね。

さて、2位は意外な本が。フリーク ・ァーミューレンの「ヤバイ経営学」。この半年で何かと話題になったのはブラック企業。このシリーズを読んでいる人は、経済学や社会学からの連想でブラック企業を連想した人が少なくないと思うのですが(僕も中身を見る前はそう思った)、全然、違います。ちょっと視点は変えていますが、まっとうな経営学の話です。初めて経営学を学ぶ人には薦めませんが、経営の本質を学びたい人にはこの本と典型的なテキストを一緒に読んでみるといいと思います。

第3位はハメルの「経営は何をすべきか」でした。この半年で出版された本の中のベスト3の1冊です。これからの企業や経営がどうなっていくかを見事に描いています。ドラッカーに並ぶ経営思想家という評価が確立されつつあるハメルらしい1冊です。ドラッカーのネクストソサエティと併せて読んでみましょう!


あと、目立ったところでは、ビッグデータ関連の本が2冊もベスト10に入ってきました。地道に売れているという感じです。


ということで、ベスト10は以下の通りです。

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2013年6月16日 (日)

覚悟を磨く176の教え

4861139929 池田貴将「覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰 (Sanctuary books)」、サンクチュアリ出版(2013)

お奨め度:★★★★★

明治維新に大きな影響を与えた天才思想家・吉田松陰の教えに素晴らしい解釈をつけて紹介した一冊。非常にインパクトがある教えばかりで心を打たれる。また、各章の最初にある松陰からの学びも深い。

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2013年5月28日 (火)

人の行動こそが、競争力の源泉である

4903212416 ダヴ・シードマン(ビル・クリントン序文、近藤隆文訳)「人として正しいことを」、海と月社(2013)

お奨め度:★★★★★+α

これからのビジネスは、技術や製品、ビジネスモデル、戦略といったWHATの革新ではなく、行動(HOW)で勝ることこそ、重要であることを説いた一冊。序文にビル・クリントの言葉があり、

「大統領を退任してから一番大切なのは「どのようにするか=HOW」だと思うようになった。ダヴ・シードマンが本書により、HOWの意味と意義を明らかにしてくれてうれしい」
とコメントしている。まさに米国ではいま、主流になりつつある考え方である。

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2013年5月 3日 (金)

「センスのよい」ビジネスパースンになる

4480816720 松浦 弥太郎「センス入門」、筑摩書房(2013)

お奨め度:★★★★★

暮らしの手帳の編集長の松浦弥太郎さんの書かれたセンス論。センスという言葉は多くの人がファッションセンスを思い浮かべるのであまりビジネスの中では意識しないが、実はビジネスの中でもよく使っている言葉の一つだ。「あの人の設計はセンスがよい」、「あの人はセンスのいいマネジャーだ」など。センスとは何か、センスはどのように磨くことができるのかを教えてくれる一冊。

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