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2011年1月22日 (土)

マインドセットを変える

4761267240 茂木健一郎「世界一自由な脳のつくり方」、かんき出版(2010)

お奨め度:★★★★1/2

脳科学者の茂木健一郎氏が、日本人がイノベーションを起こす妨げになっているマインドセットの問題を指摘し、脳科学の立場からのマインドセットを変えるにはどのようにすればよいかを論じた一冊。考え方をマインドセットという形で客観化しているので、自分自身を見直すのに適した本。

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2011年1月10日 (月)

個人と組織のGDT

4576101714 デビッド・アレン(田口 元監訳)「ひとつ上のGTD ストレスフリーの整理術 実践編 仕事というゲームと人生というビジネスに勝利する方法」、二見書房(2010)

お奨め度:★★★★★

2001年に邦訳されたデビット・アレン氏のGTDの実践編。

デビッド・アレン(森平慶司訳)「仕事を成し遂げる技術―ストレスなく生産性を発揮する方法」、はまの出版(2001)

こちらは、仕事のハウツー本的なイメージだったが、本書は、前書で述べられていたことを整理、改善し、GTDとして体系的な方法論にした印象のある一冊。また、経験に基づいて、理論も強化されており、納得性も高くなっている。

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2011年1月 9日 (日)

ポジティブ心理学の実践ガイドブック

47979305 タル・ベン・シャハー(成瀬 まゆみ訳)「ハーバードの人生を変える授業」、大和書房(2010) 

お奨め度:★★★★★

HAPPIER」で知られる、タル・ベン・シャハー教授の講義の実践ガイドブック。シャハー教授は授業で教わったことを実際の行動に移すことで、理論を自分のものとして吸収する方法を「リフラクション」と読んでいるが、本書は教授をはじめ、多くの(ポジティブ)心理学者の理論を実践に移すリフラクションのためのワークブックである。このワークブックによって、ハーバード大学のディヴィッド・パーキンスン教授が「生産的知識」と呼ぶ知識、すなわち、自分たちをとりまく世界をよく理解して、状況にうまく対処するための知識を育むことができる。

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2011年1月 8日 (土)

考える方法+考える態度=考える力

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渡辺 三枝子、岸本 光永「考える力を伸ばす教科書―ダイアローグと論理で思考力を高める」、日本経済新聞出版社(2010)

 お奨め度:★★★★

「考える力」が重要だとよく言われるが、考える力とはどういう力を明確にした書籍は少ない。「幽霊の正体見たり枯れ尾花」のようなところがあるのだと思うが、本書は、「考える力」を定義し、ロジカルシンキングとダイアログによりその実現を提唱している。実は最初に読んだときには枯れ尾花と思ったのだが、読み直してみると、深い。人材育成のプログラム開発にたいへん参考になる一冊だ。特に、前半の考えることへの考察は類書がないような内容で、さすがその道の専門家だと思わせるようなおもしろさがある。

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2011年1月 3日 (月)

「思い」を実現するマネジメント

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一條 和生、徳岡 晃一郎、野中 郁次郎「MBB:「思い」のマネジメント ―知識創造経営の実践フレームワーク」、東洋経済新報社(2010)

お奨め度:★★★★★

目標管理(MBO)を補完する新しいコンセプトのマネジメント手法MBB(Management by Belief)=「思いのマネジメント」について、概念化し、ベストプラクティスを紹介しながら解説した一冊。MBOを左脳マネジメントとし、その限界を明確にし、新たに、右脳マネジメントとしてのMBBを提案している。

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2010年10月30日 (土)

「捌く」・「こなす」から「突破」へ

4023308447 遠藤 功「課長力 逆境を突破する6つの力」、朝日新聞出版(2010)

お奨め度:★★★★★

課長は仕事を「捌く」、「こなす」だけではだめ、「突破」せよという発破をかける課長論。突破しイノベーションを起こす課長力の6つのディメンジョンを示し、それを実践している課長のストーリーを紹介している。今の時代に活躍するミドルマネジャーを紹介しているのだが、いるところにはいるなあという感じ。

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2010年8月13日 (金)

リセット!できるプレイヤーから、できるリーダーに!(書籍プレゼントあり)

4883999238 上村敏彦「即刻〈リセット〉したい5つのこと リーダーになってもデキる人 33のルール」、すばる舎(2010)

お奨め度:★★★★★

プレイヤーからリーダー(プレイングマネジャー)になるときに、失敗しがちな行動を避ける方法を経験に基づき、解説した本。一人でも部下ができたときに、ぜひ、手にとって読んでほしい一冊。

 

 

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2010年7月29日 (木)

自分をドライブ!する(読書会あり)

4062144492 ダニエル・ピンク(大前 研一訳) モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか」、講談社(2010)

お奨め度:★★★★★

内発的動機について、過去の研究、自身の考察、事例などを踏まえて、「モチベーション3.0」として体系的にまとめた一冊。

内発的動機づけは、何となく気になる概念であり、いろいろな本で、いろいろな研究者の説が引き合いに出されることが多い。古くは、エドワード・デシのソーマキューブの実験であったり、マーク・レッパーのモチベーションと報酬、ポジティブ心理学の流れからミハイ・チクセントミハイのフロー理論であったりする。あるいは、事例として、3Mの15%ルールやグーグルの20%ルールなど、一つ一つの説や事例はなかなか、インパクトがあるが、その関係性や、関係性を踏まえた動機づけ方法となると、はっきりしない。そんな状況の中で、今までの内発的動機研究の流れを整理し、自律性、マスタリー(熟達)、目的という3つの要素に拠り所を体系化し、モチベーション3.0を高めるには、個人や組織は何をすればよいかまで言及した、内発的動機づけに関するバイブル的な一冊である。

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2010年7月 7日 (水)

ポジティビティがネガティビティを打ち負かす「比」(読書会あり)

453404724X バーバラ・フレドリクソン(植木理恵監修、高橋由紀子訳)「ポジティブな人だけがうまくいく3:1の法則」、日本実業出版社(2010)

お奨め度:★★★★★

米国心理学会会長をつとめ、ポジティブ心理学の提唱者であるマーティン・セリグマンが「ポジティブ心理学研究の天才」と評した心理学者が、大胆な仮説と、緻密な調査の結果により突き止めた、人を上昇スパイラルに導くポジティブとネガティブな感情の黄金比3:1の法則を解説した本。ポジティブ心理学の実践書として、大注目の一冊。

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2010年6月22日 (火)

心にウブントゥを持つ

4152091347 スティーヴン・ランディン、ボブ・ネルソン(酒井 泰介訳)「職場をしあわせにするウブントゥ――アフリカの知恵がもたらす、信頼と感謝のチームワーキング」、早川書房(2010)

お奨め度:★★★★

従業員満足が下がり、それによって顧客満足まで下がってきた大手小売企業ブルズアイ社に、南アフリカ出身の青年が「ウブントゥ」による組織改革をもたらストーリー。著者は全世界で700万部読まれているという「フィッシュ!」の著者。フィッシュのときのコミュニティの高揚感がよみがえる一冊。

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