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2011年5月30日 (月)

いつまでも色あせない図解を創るために(ファンが選ぶビジネス書9)

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ドナ・ウォン(村井瑞枝訳)「ウォールストリート・ジャーナル式図解表現のルール」、かんき出版(2011)

お奨め度:★★★★★

ウォールストリート・ジャーナルで、9年間にわたり、誌面のグラフィック責任者を務める著者が、自身の持つインフォメーション・グラフィック戦略のノウハウを惜しげなく、教えてくれる一冊。すべてのビジネスマン、特にマネジャーにおすすめしたい。

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2011年5月 6日 (金)

新しい経営のグランドデザイン(ファンが選ぶビジネス書6)

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ファンが選ぶビジネス書」はfacebook別館で、5人以上のリクエスト(いいね!)があった書籍の紹介です。詳しくは、こちらをご覧ください。
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ベンカト・ラマスワミ、フランシス・グイヤール(尾崎正弘、田畑 萬、山田美明訳)「生き残る企業のコ・クリエーション戦略 ビジネスを成長させる「共同創造」とは何か」、徳間書店(2011)
 

お奨め度:★★★★★

1994年にコア・コンピタンス革命で新進気鋭の経営学者として注目され、ピーター・ドラッカーの後継者といわれたC・K・プラハラードの提唱したこれからの新しい経営思想である「コ・クリエーション」について事例を体系的に整理し、発展された方法論として概念をまとめた一冊。

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2011年1月 4日 (火)

プロジェティスタの作法

4492521909 紺野 登「ビジネスのためのデザイン思考」、東洋経済新報社(2010)

お奨め度:★★★★★

デザインに対する関心が高くなってきた。20世紀の工業デザインに変わり、21世紀の知識社会におけるデザインである知識デザインのあり方としてのデザイン思考について述べ、さらに、デザイン思考に必要な3つの方法論として、エスノグラフィーなどの質的研究方法論、ビジネスモデルデザイン、および、シナリオデザインについて解説した一冊。

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2011年1月 3日 (月)

「思い」を実現するマネジメント

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一條 和生、徳岡 晃一郎、野中 郁次郎「MBB:「思い」のマネジメント ―知識創造経営の実践フレームワーク」、東洋経済新報社(2010)

お奨め度:★★★★★

目標管理(MBO)を補完する新しいコンセプトのマネジメント手法MBB(Management by Belief)=「思いのマネジメント」について、概念化し、ベストプラクティスを紹介しながら解説した一冊。MBOを左脳マネジメントとし、その限界を明確にし、新たに、右脳マネジメントとしてのMBBを提案している。

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2010年8月22日 (日)

ESとCSと業績のエンゲージメント

4532316081 稲垣公雄、伊東正行「エンゲージメント・マネジメント戦略」、日本経済新聞出版社(2010)

お奨め度:★★★★★

この1~2年、課長本とか、マネジャー本、マネジメント本が続々と出ている。たくさん、あるのだが、「これで決まり!」という本がない。分野を区切ればとりあえず、「この本がお薦め」という本が存在するものだ。

例えば、戦略に関していえば清水勝彦先生の「戦略の原点」、意思決定に関していえば、昨年のAwardに選んだ「決めるマネジメント」をお薦めしている。動機づけに関していえば、最近話題になっているダニエル・ピンク氏の「モチベーション3.0」がその一冊だろう。リーダーシップであれば、ずっとマーティ・リンスキー氏の「最前線のリーダーシップ」をお薦めしていたが、今年の4月にジェームズ・クーゼスの「リーダーシップ・チャレンジ」が出たので、今はこちらを奨めることにしている。人間力に関していえば、ヘンリー・クラウド氏の「リーダーの人間力」だ。

しかし、マネジメント全般、あるいはマネジャー本で何がお奨めですかと聞かれると、答えに窮する。今、ドラッカーブームなので、「マネジメント - 基本と原則」という答えもあるかもしれないが、この本はそういう性格の本でもないように思え、帯に短く襷に長しの状況。

そんな中で、これが良いかもしれないと思わせる1冊。

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2010年3月11日 (木)

問題は「何が問題か」わかっていないことだ

4862760643 マイケル・ロベルト(飯田 恒夫訳)『なぜ危機に気づけなかったのか ― 組織を救うリーダーの問題発見力』、英治出版(2010)

お奨め度:★★★★

150人以上の企業経営者や、事業部のリーダーや部課長クラスの人の意見を聞いて、まとめた問題発見の実践的方法論についてまとめた本。

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2009年9月14日 (月)

マネジャー・リーダー必読の技術マーケティング論

4769361807 福田 収一「良い製品=良い商品か?―「モノづくり」から「価値づくり」へ」、工業調査会(2009)

お奨め度:★★★★★

技術的な立場から書かれた本格的なマーケティング論。「期待マネジメント工学(EM)」という考え方を提唱し、さまざまな問題提起とその問題に対するマーケティングのアイディアを体系的に示している。すべての技術系マネジャー、技術者に読んでほしい一冊。

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2009年5月31日 (日)

「語り」と「騙り」

4779503477 金井 壽宏、高井 俊次、中西 眞知子、森岡 正芳編著「語りと騙りの間―羅生門的現実と人間のレスポンシビリティー(対応・呼応・責任)  」、ナカニシヤ出版(2009)

お奨め度:★★★1/2

語りの真実や責任について考察した論文集。このテーマで3つのパートに分け、

○語りが生み出す「ともに生きる世界」
・語りと騙りの間を活かす ―セラピーの場で―
・看護師に内在する語りと傾聴の様相
・演劇と語り ―声と身体の共振・共酔の世界―
○語りを可能とする仕掛け 
・リーダー人物の語りとリーダーシップ現象の時空間 ―世代継承的夢の語り―
・叙事詩の語り口 ―日本人が「語る」チンギス・ハーン―
・語りと成熟の仕掛けとしての地域社会 ―中高年におけるコンボイの形成と自己の語りなおし―
○実践のなかの語り
・地域ブランドと「語り」建築の創作における語り
・建築の創作における語り
・言葉のなかの倫理的なまなざし ―組織の語りと不祥事―
・語りと再帰性 ―語りから社会・制度へ 社会・制度から語りへ―

の10本の論文を採録している。

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2009年3月30日 (月)

フレームワークを使いこなすにはこの本!

4534044399 手塚 貞治「戦略フレームワークの思考法」、日本実業出版社(2008)

お奨め度:★★★★★

この1年くらい、やたらとフレームワークの辞書のような本が目につく。さしあたって、このような流れを作ったのは、また、勝間和代さんではないかと思われるので、すごい影響力だ。

4887596391 勝間和代「勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践」、ディスカヴァー・トゥエンティワン(2008)

数ある勝間本の中では、僕はこの本がもっともよい本だと思うが、フレームワーク本としては、もっとお奨めなのがこの手塚さんの本だ。

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2009年2月28日 (土)

プロジェティスタのバイブル!

4622073900 エンツォ・マーリ(田代 かおる訳)「プロジェクトとパッション」、みすず書房(2009)

お奨め度:★★★★★

イタリアの巨匠エンツォ・マーリのプロジェクトデザイン論。

エンツォ・マーリは伝説的なモダンデザインの工房「ダネーゼ」とのコラボレーションを開始して、世界中に名を覇せた工業デザイナーである。日本では無印良品のデザイナーとして有名である。この本は自身のプロジェッティスタとしての考えをまとめ、後輩に伝えることを目的として書かれたプロジェクト哲学の書である。こういう本を書いてくれる人がいるというのがイタリアだと思わせる一冊。

■■■■■■【目次】■■■■■■

第1章 斧の一撃のものがたり
第2章 三つの地平線
第3章 必要、そしてまた必要
第4章 自然の方法論
第5章 学生へのいくつかの助言

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