人材マネジメント Feed

2013年11月 6日 (水)

BCGの叡智のおすそ分け

4492557369マイケル・ダイムラー、リチャード・レッサー、デビッド・ローデス、ジャンメジャヤ・シンハ(御立 尚資監修、 ボストン コンサルティング グループ訳)「BCG 未来をつくる戦略思考: 勝つための50のアイデア」、東洋経済新報社(2013)

お奨め度:★★★★★+α


プロダクトポートフォリオマネジメントで知られるボストン・コンサルティング・グループが50周年を迎えるらしい。50周年に刊行された本がこれ。

彼らの叡智を

・変化対応力
・グローバリゼーション
・コネクティビティ(接続性)
・サステナビリティ(持続可能性)
・顧客視点
・組織能力向上
・価値志向
・信頼
・大胆な挑戦
・組織の力を引き出す

の11のテーマに分けて、50の論文を採録している。羅針盤ともいえるような一冊。


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2013年7月29日 (月)

現場主義のマネジメントの基本

447802409xエドワード・ライリー(渡部 典子訳)「アメリカの「管理職の基本」を学ぶ マネジメントの教科書―――成果を生み出す人間関係のスキル」、ダイヤモンド社(2013)

お奨め度:★★★★★

世界でもっとも大きく、歴史のあるマネジメント研修機関AMA(American Management Association)の公式テキスト「Business Boot Camp」の書籍化。AMAはドラッカーが支援したことで知られるが、ビジネススクールではなく、ドラッカーの教えを背景に持つ現場主義のマネジメントの研修を行っている。現場のマネジャーには是非とも読んで欲しい一冊だ。


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2013年2月 1日 (金)

アングロサクソン化をやめろ

4799312553古我 知史「もう終わっている会社」、ディスカヴァー・トゥエンティワン(2012)

紙版><Kindle版> 

お奨め度:★★★★★

経営の論客、古我 知史さんの新刊。前作の「戦略の断層――その選択が企業の未来を変える」も示唆に富む本だが、この本はさらに視点を広げ、戦略、経営計画、顧客という3つの大きな問題を論じている。方向性は、日本はアングロサクソン化をやめろ。

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2013年1月17日 (木)

自己学習によってMBAレベルの能力を身につける

4862761356ジョシュ・カウフマン(三ツ松 新監訳、渡部 典子訳)「Personal MBA――学び続けるプロフェッショナルの必携書」、英治出版(2012)

お奨め度:★★★★★

Personal MBAは、自己学習によってMBAレベルの能力を身につけようとする本だという。その点で、読者にはあまり関係ない話かもしれないが、この本は極めてよく考えられている。MBAについて関心がある人は一読してほしい。

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2013年1月 4日 (金)

責任を取るとはどういうことか

4822249352清水勝彦「実行と責任 日本と日本企業が立ち直るために」、日経BP社(2012)

お奨め度:★★★★★

ついに、日本型経営の問題の本質に清水先生が切り込んだ一冊。「戦略と実行」の続編として、非常に面白い問題提起をされており、責任の所在が明確になり、誰かが責任をとれば組織は成功するのか?という問いについて、いろいろな観点から議論されている。清水節の真骨頂。

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2012年12月26日 (水)

思考法をアップグレードする

4484121204アラステア・ドライバーグ(田口未和訳)「ビジネスについてあなたが知っていることはすべて間違っている」、阪急コミュニケーションズ(2012)

お奨め度:★★★★★

ビジネスにおける常識を新しい思考法によって打破し、正しい意思決定をするための方法を示している本。価格設定、コスト削減、業績評価、予算と事業計画、行動原則、動機づけなど、ビジネスとマネジメントについて広くテーマを取り上げている。とくに、大企業のマネジャーに読んで欲しい本だ。

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2012年11月 7日 (水)

現代の管理職に求められるものと、その達成方法を学ぶ

4480066799樋口 弘和「理想の上司は、なぜ苦しいのか: 管理職の壁を越えるための教科書 (ちくま新書)」、筑摩書房(2012)

お奨め度:★★★★★

管理職のあり方について書いた本は多いが、この本は、管理職に求められるものがどのように変わってきたか、そして、その変化にどのように対応していけばよいかを解説している。

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2012年4月23日 (月)

従業員第一、顧客第二

4862761259ヴィニート ナイアー(穂坂かほり訳)「社員を大切にする会社 ―― 5万人と歩んだ企業変革のストーリー」、英治出版(2012)

お奨め度:★★★★★+α

facebook記事:「世界でもっともモダンな経営

HCLテクノロジーズ(以下、HCLT)の2005年からの対話を中心にした企業変革の道のりを、トップリーダーであるヴィニート・ナイアー自身が振り返った一冊。HCLTの変革の特徴は、「従業員第一、顧客第二」というビジョンにある。

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2012年4月 4日 (水)

マネジメントはシンプルに!

4532317827デニー・ストリグル、フランク・スウィアテク(川村 透訳)「「叩き上げCEO」が明かす結果にこだわる思考法」、日本経済新聞出版社(2012)

お奨め度:★★★★★

電話設置の現場担当からベライゾン・ワイヤレスのトップに上り詰めたデニー・ストリグルのマネジメント論。マネジメントの4大原則を中心に、マネジャーがすべきことをまとめた内容は、非常に実践的であり、具体的である。この紹介記事では、もっとも概念的な指摘をお伝えするが、各項目について、これを1段階~2段階、具体化した内容の書籍であると思って戴けばよい。



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2012年2月17日 (金)

イノベーションのDNA【プロデューサーの本棚】

4798124710クレイトン・クリステンセン、ジェフリー・ダイアー、ハル・グレガーセン(櫻井 祐子訳)「イノベーションのDNA 破壊的イノベータの5つのスキル」、翔泳社(2012)
お奨め度:★★★★★
「イノベーションのジレンマ」で破壊的なイノベーションによって優位を脅かされる企業がイノベーションにおいて陥る落とし穴を示し、「イノベーションの解」で破壊する側からの視点で行動指針を示したクレイトン・クリステンセン博士が、イノベーションを実行する人と組織に着目し、その要件をまとめた一冊。特に本書で取り上げられているイノベータはアップルだとか、アマゾン、グーグルなど、いま旬の企業が多く、読み物としても面白い。

via people.weblogs.jp

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