<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<feed xmlns="http://www.w3.org/2005/Atom" xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/" xmlns:thr="http://purl.org/syndication/thread/1.0">
    <title>ビジネス書の杜　令和: 人材マネジメント</title>
    <link rel="self" type="application/atom+xml" href="https://mat.lekumo.biz/books/cat9747411/atom.xml" />
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://mat.lekumo.biz/books/" />
    
    <id>tag:bb.lekumo.jp,2003:weblog-417879</id>
    <updated>2021-02-27T17:47:38+09:00</updated>
    <subtitle>大人のビジネスパーソンのための書籍紹介をコンセプトに、パソコン通信の時代から２５周年になるのを機に、ブログ版として復活させます。
</subtitle>
    <entry>
        <title>心理的安全性は「あったほうがいいもの」ではなく、「なくてはならないもの」</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://mat.lekumo.biz/books/2021/02/post-4b49.html" />
        <link rel="replies" type="text/html" href="https://mat.lekumo.biz/books/2021/02/post-4b49.html" thr:count="3" thr:updated="2021-04-08T10:39:40+09:00" />
        <id>tag:bb.lekumo.jp,2003:post-59345817</id>
        <published>2021-02-27T17:47:38+09:00</published>
        <updated>2021-04-09T09:48:09+09:00</updated>
        <summary>エイミー・C・エドモンドソン（村瀬俊朗解説、野津智子訳）「恐れのない組織――「心...</summary>
        <author>
            <name>好川哲人</name>
        </author>
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="VUCA" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="★ビジネス名著" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="イノベーション" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="ケース・フィールドワーク" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="コミュニケーションマネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="コンセプチュアルスキル" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="コンピテンシーマネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="ナレッジマネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="ヒューマンソフトマネジメントスキル" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="ビジネス" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="マネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="モチベーション" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="リスクマネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="リーダーシップ" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="人材マネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="問題解決" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="組織マネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="組織文化" />
        
        
<content type="html" xml:base="https://mat.lekumo.biz/books/">
<![CDATA[
<div xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml"><p></p>
<p><a href="https://mat.lekumo.biz/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2021/02/27/4862762883.jpg" onclick="window.open( this.href, '_blank', 'width=839,height=1200,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0' ); return false"><img class="asset  asset-image at-xid-photo-57726021" style="width: 150px; float: left; margin: 0px 5px 5px 0px;" title="4862762883" src="https://mat.lekumo.biz/books/images/2021/02/27/4862762883.jpg" alt="4862762883" /></a></p>
<p><span style="font-size: medium;"><strong>エイミー・C・エドモンドソン（村瀬俊朗解説、野津智子訳）「恐れのない組織――「心理的安全性」が学習・イノベーション・成長をもたらす」、英治出版（2021）</strong></span></p>
<p>（Kindle）<a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B08R8KBZKZ/opc-22/ref=nosim">https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B08R8KBZKZ/opc-22/ref=nosim</a><br />（紙の本）<a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4862762883/opc-22/ref=nosim">https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4862762883/opc-22/ref=nosim</a></p>
<p></p>
<p><br /><span style="font-size: medium;"><strong>◆概要</strong></span></p>
<p>ハーバードビジネススクールのエイミー・エドモンドソン教授の「The Fearless Organization」の翻訳。最近、キーワードになりつつある、「心理的安全性」に関する一冊。加えて、早稲田大学の商学部の村瀬俊郎先生が興味深いのある解説を書かれている。</p>
<p>心理的安全性とは</p>
<p>「みんなが気兼ねなく意見を述べることができ、自分らしくいられる文化」</p>
<p>と説明した上で、自身の研究も含めた数多くの心理的安全性に関わる調査や研究の結果から、第１部「心理的安全性のパワー」、第２部「職場の心理的安全性」、第３部「フィアレスな組織をつくる」の３部から構成されている。</p>
<p>第１部では、心理的安全性の概念について説明し、過去にどのような研究がなされてきたかを紹介している。</p>
<p>第２部では、ケーススタディーを行った多くの組織において、心理的安全性がパフォーマンスと組織の健全性にどのような影響を与えているかを示している。</p>
<p>第３部では、リーダーがどんなことをすれば、誰もが率直に話して仕事をし、貢献・成長・成功し、チームを組んで、ずば抜けた成果を出す組織を創り出せるかを明確にしている。</p>
<p>本書の特徴の一つは、著者の20年に渡る研究結果を元に書かれており、非常にケーススタディーが豊富なことだ。</p>
<p></p>
<p></p><p><span style="font-size: medium;"><strong>◆心理的安全性は深い！</strong></span></p>
<p>まず、第一部では心理的安全性の重要性を示すシンボリックなケースとして、都会の病院で新生児集中治療を行う医療チームに心理的安全性が確立されていないために起こった問題を紹介している。</p>
<p>すなわち、ある看護師が治療中に医師の不適切な指示に気づいた。しかし、前週に指示に疑問を投げた別の看護師がその医師に人前で叱責されているのを思い出し、迷った挙句に意見を言わないことにした。叱責されるのが嫌だったし、医師の方が知識が豊富で意見を言っても受け入れられないと考えた。結果として、患者は生命を失いかねない状況に陥った。</p>
<p>このような職場で率直に発言できないことは重要であるにも関らず、見過ごされている傾向がある。このような傾向がイノベーションが阻害されたり、サービスの質が低下したり、生命が失われるといった組織を危険にさらす事態を引き起こしかねないが、現実には多くの組織にそういう傾向がある。これを変えるには、心理的安全性を高めていくことが望まれる。</p>
<p>本書では、まず、このような問題提起をしている。</p>
<p>その上で、第２章では、自身の研究を含めて、100本以上の論文を体系的に整理している。そのカテゴリーは</p>
<p>・心理的安全性が職場でどの程度欠けているかを明らかにする論文<br />・心理的安全性と学習の関係を研究する論文<br />・心理的安全性とパフォーマンスとの関係を論じる論文<br />・心理的安全性と従業員のエンゲージメントとの建設的な関係を示す論文<br />・心理的安全性がチームにどのような影響を与えるかを研究した論文</p>
<p>の５つであるであるが、本書では、第２部となる３章以降で、この５つのカテゴリーを中心にさまざまなケーススタディーをしている。</p>
<p><br /><span style="font-size: medium;"><strong>◆心理的安全性が低いと何が起こるか</strong></span></p>
<p>第３章は、心理的安全性が構築されていれば回避できただろうという失敗について議論している。</p>
<p>ここでは、まず、フォルクスワーゲン・グループの欠陥ディーゼルエンジンの事件を取り上げ、もし、エンジニアが心理的に安全な環境で働いていて、クリーン・ディーゼルエンジンを完成させることが無理だと上司に告げることができれば、失敗せずに済んだのではないかとしている。</p>
<p>また、同様のシナリオで起こった、ウェールズ・ファーゴ銀行、ノキア、ニューヨーク連邦準備銀行のケースを紹介している。</p>
<p>第４章では、心理的安全性が低い職場において、職場で沈黙をすることがどのような結果をもたらすかを、いくつかのケースを使って述べている。一つは、NASAAのスペースシャトル・コロンビア号の地球帰還での事故。燃料タンクの落下位による異変を疑ったエンジニアがいたが、その確認のための映像がプロジェクトステークホルダーの階層で依頼できないままで、事故に至った。</p>
<p>NASA以外のケースとして、1977年に発生した滑走路でのボーイング747が衝突し、583名が死亡した事故、1994年にダナ・ファーバーがん研究所で行われたがんの臨床試験をめぐり、不適切だと思われる化学療法剤の投与で患者を死亡した出来事などをあげている。</p>
<p>本書ではこのような現象を沈黙の文化と呼び、心理的な安全性が低いと沈黙の文化がつくられ、率直な発言が軽んじられ、注意を促して無視される環境が生まれる可能性があると指摘している。</p>
<p>また、このような例の一つに、日本で東日本大震災の際に生じた原子力発電所の事故をかなり詳細に取り上げている。この事故は、まさに国全体の心理的安全性が低いために発生した事故だろう。</p>
<p>このような問題がある組織に対して、第５章、第６章では、成功を治めている組織を紹介し、心理的安全性がとのように作用しているかを示している。</p>
<p><br /><span style="font-size: medium;"><strong>◆心理的安全性を高めれば、何が可能になるのか</strong></span></p>
<p>第５章では、本書のタイトルでもあるフィアレスな職場をテーマにし、これらの職場に共通する率直さを実現するために、リーダーシップがどのように心理的安全性を高めているかを示している。</p>
<p>まず、取り喘げているのはピクサー・アニメーション・スタジオだ。ピクサーでは、創造性と批判の両方が次々と生まれる状況をリーダーシップが生み出しているが、その一因になっているのが心理的安全性の考え方に通じる率直さだとしている。</p>
<p>このほかにも、徹底した真実と透明性によって有意義な仕事と有意義な関係を重視する文化を実現しているブリッジウォーター・アソシエイツ社、無知であることを心得ることをパワーにして、成長したアパレルアイリーン・フィッシャー社、賢い失敗をできるリーダーを育てて、アジャイルな経営を実現しているグーグルＸ社などを紹介しているが、いずれもこのような特徴をつくるために、心理的安全性を制度化、組織化している。</p>
<p>第６章では、職場の安全性における心理的安全性の議論をしている。ケースとしてまず取り上げられているのは、日本でも有名なバードストライクによりエンジン停止の緊急事態に見舞われ、ハドソン川に奇跡的な不時着をし、死者を出さなかった飛行機事故。この事故において、２人の操縦士が何を考え、どのような判断をしたかを克明に示し、心理的安全性が職場の安全性の基礎となっていることを示している。</p>
<p>さらに、この操縦士と同じマインドセットで、腎臓透析のリーディングカンパニーのオペレーション、世界有数の鉱業・資源会社であるアングロ・アメリカン社の事業展開などを通して、職場の安全の実現における心理的安全性の役割を議論している。</p>
<p>これらのケースを通じて分かることは、心理的に安全な職場を作るには、率直に話す、賢くリスクを取る、さまざまな意見を受け入れる、チャレンジングな問題を解決するといった、当たり前ではできない行為を、人と組織が真摯に取り組めるようにするリーダーシップが必要である。</p>
<p><br /><span style="font-size: medium;"><strong>◆組織やチームの心理的安全性を高めるためにリーダーは何ができるか</strong></span></p>
<p>このために、第３部ではリーダーとしてできることを示している。</p>
<p>まず第７章では、リーダーのツールキットについて、カテゴリーに分け、以下のよううなものがあるとしている。</p>
<p>・土台をつくる<br />　‐仕事をフレーミングする<br />　‐目的を際立たせる<br />・参加を求める<br />　‐状況的謙虚さを示す<br />　‐探究的な質問をする<br />　‐仕組みをプロセスを確立する<br />・生産的に対応する<br />　‐感謝を表す<br />　‐失敗を恥ずかしものではないとする<br />　‐明らかな違反に対する制裁を取る</p>
<p>このようなツールを、これまに紹介したケースや、新しいケースを使って分かりやすく説明している。また、このようなツールキットがどのように機能するかを、問題ケースを使って説明している。本書の中ではこの部分が非常に役に立つ。</p>
<p>もう一つの視点は学習である。組織学習には心理的安全性が不可欠であり、心理的安全性によって絶え間ない学習と迅速が実行が可能になる。第７章では、心理的安全性を前提にする組織学習の具体的な方法について示されている。ここでもはやり、事例によって示されているので、非常に説得力がある。</p>
<p>本書の最後に、心理的安全性に関するＱＡを掲載されている。講演やコンサルティングのクライアントが発する疑問に応える形になっているが、質問のテーマも興味深いものばかりだ。</p>
<p><br /><span style="font-size: medium;"><strong>◆本書を読んでみて感じたこと</strong></span></p>
<p>本書全体で著者が強く言っているのは、心理的安全性は「あったほうがいいもの」ではなく、才能を引き出し、価値を創造するために「なくてはならないもの」だということを主張している。特に、専門的な知識を統合する必要がある組織においては、優秀な人材を雇うだけではもはや十分ではなく、ナレッジと協力をあてにしているならば、心理的安全性の構築に投資すべきであるとしている。この点は、本書を読めば十分に納得できる。</p>
<p>次に、本書で印象に残ったことの一つは、再三にわたり、VUCA時代には「心理的安全性」が重要であると述べられていることである。著者は、VUCAに直面しているあらゆる企業は、従業員の指摘、アイデア、懸念は、市場と組織で起こることについて重要な情報をもたらすため、心理的安全性は最終的な収益に直結していると指摘している。</p>
<p>そして、</p>
<p>・ダイバーシティ（多様性）<br />・インクルージョン（包摂）<br />・ビロンギング（自分らしさを発揮しながら組織に関われる心地世さ）</p>
<p>が職場で重視されることを加味すれば、心理的安全性の構築はリーダーのきわめて重要な責務であると断言している。心理的安全性が従業員の貢献、成長、学習、協力の実現を左右するからである。</p>
<p>また、信頼との関係も興味深い。心理的安全性の問題は、信頼の問題と混乱されがちであるが、異なるものだ。</p>
<p>信頼じは個人が特定の対象者に抱く認知的・感情的な態度であり、心理的安全性はチームの大多数が共有すると生まれる職場に対する態度だとしている。この点について、解説にて村瀬先生が適切な例をあげている。「会議の出席者の大多数が周りと違う意見を言っても嫌な顔をされない」と感じられればそこには倫理的安全性がある。しかし、ＡさんがＢさんに対して、「Ｂさんの意見に同意せずとに違う考えを手宇治しても大丈夫」と思えるなら、それは信頼であるというものだ。</p>
<p>これから分かるように、心理的安全性はチームに存在するものであり、信頼は個人的なものである。そもそも、チームとは何かという議論もあるが、これについてはエドモンドソン教授の考えは深いものがあるので、前著</p>
<p><br /> <strong>エイミー・Ｃ・エドモンドソン（野津智子訳）「チームが機能するとはどういうことか ― 「学習力」と「実行力」を高める実践アプローチ」、英治出版（2014）</strong><br /><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4862761828/opc-22/ref=nosim">https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4862761828/opc-22/ref=nosim</a></p>
<p>を読んでみて頂きたい。この本を併せて読むと一層、チームにおける心理的安全性と、その向上のためにリーダーがすべき役割に対する理解が深まるだろう。</p>
<p><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4862762883/opc-22/ref=nosim"></a></p></div>
]]>
</content>


    </entry>
    <entry>
        <title>組織文化をつくる実践的ガイド</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://mat.lekumo.biz/books/2020/10/post-aa60.html" />
        <link rel="replies" type="text/html" href="https://mat.lekumo.biz/books/2020/10/post-aa60.html" thr:count="0" />
        <id>tag:bb.lekumo.jp,2003:post-59255731</id>
        <published>2020-10-07T18:42:26+09:00</published>
        <updated>2020-10-07T18:58:35+09:00</updated>
        <summary>唐澤 俊輔「カルチャーモデル 最高の組織文化のつくり方」、ディスカヴァー・トゥエ...</summary>
        <author>
            <name>好川哲人</name>
        </author>
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="★★★★★" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="コミュニケーションマネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="チームマネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="マネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="マーケティング" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="リーダーシップ" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="人材マネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="問題解決" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="組織マネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="組織文化" />
        
        
<content type="html" xml:base="https://mat.lekumo.biz/books/">
<![CDATA[
<div xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml"><p></p>
<p><a href="https://mat.lekumo.biz/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2020/10/07/4799326686.jpg" onclick="window.open( this.href, '_blank', 'width=811,height=1200,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0' ); return false"><img class="asset  asset-image at-xid-photo-57465476" style="width: 150px; float: left; margin: 0px 5px 5px 0px;" title="4799326686" src="https://mat.lekumo.biz/books/images/2020/10/07/4799326686.jpg" alt="4799326686" /></a></p>
<p><span style="font-size: medium;"><strong>唐澤 俊輔「カルチャーモデル 最高の組織文化のつくり方」、ディスカヴァー・トゥエンティワン（2020）</strong></span></p>
<p>（kindle）<a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B08DCGTH2Z/opc-22/ref=nosim" target="_blank" rel="noopener">https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B08DCGTH2Z/opc-22/ref=nosim</a><br />（紙の本）<a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799326686/opc-22/ref=nosim" target="_blank" rel="noopener">https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799326686/opc-22/ref=nosim</a></p>
<p><strong>お薦め度：★★★★★</strong></p>
<p></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p></p>
<p>==================================================</p><h3><span style="font-size: medium;"><strong>◆はじめに</strong></span></h3>
<p><br />ビジネスモデルについてフレームワーク化し、その構築方法をまとめた一冊。組織開発に非常に役立ちそうな一冊。</p>
<p>本書では、</p>
<p>どんなに優れたプロダクトやサービスを開発しても、有利な条件で資金調達を行うことができても、あるいはどんなに優れた人を採用したとしても、ミッションを果たすことが難しく、結果としてビジョンを実現することもできない。重要なのは、事業と組織の両輪としてうまく回すことだ。事業についてはビジネスモデルをフレームワークと活用し、回しているが、組織についてはフレームワークもなく、なんとなく「人を集めただけ」であることが多い。</p>
<p></p>
<h3><span style="font-size: medium;"><strong>◆ビジネスモデルとカルチャーモデル</strong></span></h3>
<p>このような問題意識の元、組織を回すためには、組織文化が重要で、カルチャーモデルというフレームワークを持ち込むというもの。ビジネスモデルもカルチャーモデルも、ミッションを実行するために不可欠なものだと位置づけられている。</p>
<p>事業については、事業と組織の両輪を働かせるための仕組みとして</p>
<p>・Proposition（顧客への提供価値）<br />・Business development(ビジネス開発)<br />・Product development（プロダクト開発）<br />・Strategy（事業戦略）<br />・Value chain（バリューチェーン）<br />・Promotion（プロモーション）<br />・Sales（セールス）</p>
<p>の７つの要素からなるモデルを提唱している。このモデルによってミッションをオペレーションに落とし込む仕組みを提案している。</p>
<p>一方、カルチャーモデルは、経営活動のモデルであるマッキンゼー・アンド・カンパニーの「7S」を参考に、</p>
<p>・Stance（組織としての在り方）<br />・Shared value（行動指針）<br />・Structure（組織の構造・形態）<br />・System(制度)<br />・Staff（人の採用や育成）<br />・Skill（組織としてのスキル）<br />・Style（組織風土）</p>
<p>の７つの要素からなるモデルになっている。これから分かるように、マッキンゼーの7Sにおいて、Strategyはビジネスモデルに入っており、その代わりにStanceが入っており、この要素が自社のカルチャーの方向性を決めるとしている。</p>
<p><br />ここで興味深いのは、マッキンゼーの7Sモデルは本質的にはマーケティングのモデルである。そして、ビジネスモデルではなく、カルチャーモデルがマッキンゼーの7Sモデルにしているのは、カルチャー構築の活動をマーケティングとしてみていることである。これは、あとで述べるように、カルチャーの浸透にコトラーがマーケティング4.0で提唱している5Aを応用していることと整合している。</p>
<p></p>
<h3><span style="font-size: medium;"><strong>◆カルチャーをつくるプロセス</strong></span></h3>
<p>カルチャーをつくるプロセスは、</p>
<p>（１）現状のカルチャーを棚卸する<br />（２）ビジョン・ミッションを設定する<br />（３）カルチャーの方向性を決める<br />（４）カルチャーを言語化する<br />（５）カルチャーを浸透させる</p>
<p>（１）、（２）はよいとして、本書では、カルチャーモデルの設計の指針として、企業経営を</p>
<p>・カリスマリーダー経営<br />・チームリーダー経営<br />・複数リーダー経営<br />・全員リーダー経営</p>
<p>の４つに分け、それぞれに対して、Stance（組織としての在り方）をどのようにすればよいかを提案し、実際にそのようなスタンスでうまくいっている例を解説している。</p>
<p></p>
<h3><span style="font-size: medium;"><strong>◆言語化</strong></span></h3>
<p>さらに言語化では、マクドナルドやメルカリで、著者が行った経験を活動の流れに従い、その中から、ポイントをピックアップし、それについて詳細なをしている。例えば、マクドナルドだと、ポイントとして、</p>
<p>―一人の若手社員の声からカルチャーが変わる<br />―ワークショップを通じてカルチャーを言語化する<br />―ボトムアップでカルチャーを言語化し当事者意識を持たせる</p>
<p>といったことと取り上げ、その上で、７Sで分析している。メルカリについても同様だ。</p>
<p>―元からある「ビジョン・ミッション・バリュー」を疑ってみる<br />―細かく定義する範囲と解釈の余地を残す範囲を分ける<br />―社員一人ひとりが実務的に使えるレベルにまで言語化する<br />―カルチャードック</p>
<p>などである。さらにこれらから、言語化する際の一般的な注意事項をピックアップしている。本書の中ではこの部分が圧倒的に面白いし、役立つだろう。</p>
<p></p>
<h3><span style="font-size: medium;"><strong>◆浸透</strong></span></h3>
<p><br />そして、最後は浸透である。浸透の活動では、ピープルマネジメントを通じて実行、浸透していくというアプローチをとっている。そして、浸透には上で述べたようにコトラーの5A理論を使っている。</p>
<p>5A理論はマーケティング活動を</p>
<p>・認知（Aware）<br />・訴求（Appeal）<br />・調査（Ask）<br />・行動（Act）<br />・推奨（Avocate）</p>
<p>の５つに分け、それぞれについて、</p>
<p>・顧客行動<br />・タッチポイント（接点）<br />・顧客の感想</p>
<p>の３つの視点から組み立てようとするものだが、本書では、このプロセスに従い、ぽイープルマネジメントをどのように進めていくかを詳細に、例を示しながら解説している。</p>
<p>本書を読んでみて、一つ曖昧なままになっていると感じたのは、カルチャーの定義だ。カルチャーは組織文化とは違うと述べられているが、本書のイメージしている組織文化はシャインが30年前に示した組織文化と同じようなものだと感じた。</p>
<p>そう考えると、組織文化の構築については、このカルチャーモデルの構築スキームは非常に有効だと感じている。そして、ビジネスモデルはカルチャーモデルの一部に位置付けられるだろう。</p></div>
]]>
</content>


    </entry>
    <entry>
        <title>知識の「幅」でVUCAな世界に対応する</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://mat.lekumo.biz/books/2020/07/post-ebaf.html" />
        <link rel="replies" type="text/html" href="https://mat.lekumo.biz/books/2020/07/post-ebaf.html" thr:count="0" />
        <id>tag:bb.lekumo.jp,2003:post-59194833</id>
        <published>2020-07-16T16:48:54+09:00</published>
        <updated>2020-07-16T17:12:41+09:00</updated>
        <summary>デイビッド・エプスタイン（中室 牧子解説、東方 雅美訳）「RANGE(レンジ)知...</summary>
        <author>
            <name>好川哲人</name>
        </author>
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="VUCA" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="★★★★★" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="★ビジネス名著" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="イノベーション" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="オペレーションマネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="ケース・フィールドワーク" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="コンセプチュアルスキル" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="セルフマネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="ナレッジマネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="ヒューマンソフトマネジメントスキル" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="プログラムマネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="プロフェッショナル" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="リーダーシップ" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="人材マネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="問題解決" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="思考法" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="組織マネジメント" />
        
        
<content type="html" xml:base="https://mat.lekumo.biz/books/">
<![CDATA[
<div xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml"><p></p>
<p><a href="https://mat.lekumo.biz/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2020/07/16/4822288773_3.jpg" onclick="window.open( this.href, '_blank', 'width=346,height=499,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0' ); return false"><img class="asset  asset-image at-xid-photo-57312623" style="width: 150px; float: left; margin: 0px 5px 5px 0px;" title="4822288773_3" src="https://mat.lekumo.biz/books/images/2020/07/16/4822288773_3.jpg" alt="4822288773_3" /></a></p>
<p><strong style="font-size: medium;">デイビッド・エプスタイン（中室 牧子解説、東方 雅美訳）「RANGE(レンジ)知識の「幅」が最強の武器になる」、日経BP（2020）</strong></p>
<p><br />（Kindle）<a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0868DR36/opc-22/ref=nosim">https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0868DR36/opc-22/ref=nosim</a><br />（紙の本）<a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822288773/opc-22/ref=nosim">https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822288773/opc-22/ref=nosim</a></p>
<p>　</p>
<p>お薦め度：★★★★★</p>
<p>　　</p>
<p>　　</p>
<p>　　</p>
<p>　　</p>
<p>==================================================</p><p></p>
<p>本書はアメリカの科学ジャーナリストであるデイビッド・エプスタイン氏の著書で、知識の幅について議論した本である。簡単に言えば、ジスペシャリストが活躍するにはどういう態度が望ましいかという議論だ。</p>
<p>世界的にこの10年くらいのトレンドとして、「早期教育」、「1万時間の法則」、「グリット」といった概念が広まっているように、専門特化の必要性がさまざまな分野でよく言われている。本書はこのトレンドに意義を唱えるものである。特に、グリッドの批判には１章割いているのが、注目される。</p>
<p>本書の冒頭でタイガー・ウッズとロジャー・フェデラーの両者がスターになった道のりが詳しく述べられている。</p>
<p>簡単にいえば早くからメジャーの制覇を目指してトレーニングをしてきたのがタイガー・ウッズであり、いろいろな分野に興味を持って手を出し、結果としてテニスで成功したのがロジャー・フェデラーである。</p>
<p>そして、本書は、専門特化以外の人材の育て方もあるという提唱をするもので、そのポイントとして「知識の幅を武器にする」ことを挙げている。</p>
<p>実際に専門特化への流れは強くなっている。特に最近単なる個人レベルの細分化にとどまらず、システム全体の細分化が目立つ。専門に特化したグループを作り、小さな部分に目を向けていくというやり方だ。この背景には専門の高度化があるとされるからだが、これが非常に大きな問題を引き起こすようになってきた。本書では金融や医療の例が紹介されている。</p>
<p>例えば、2008年の世界金融危機の分析で明らかになったのは、大手銀行組織の細分化である。全体の中でごく小さな専門に特化した多くのグループが、自分のグループのためにリスクを最低化していたため、大惨事が起こった。2009年に連邦政府のプログラムが立ち上がり、苦労しながら部分的に借り入れの返済ができる人たちに対して、月々の返済額を引き下げるように銀行を支援しようとした。これに対して、銀行の住宅ローン貸し付け部門は住宅所有者の返済額を下げたが、差し押さえ部門は、住宅所有者の返済額の減額に気づき、債務不履行を宣言し、住宅を差し押さえた。</p>
<p>もう一つの例として挙げられているのが、医療で、医療分野では高度に専門化された医療関係者が「金槌を持っているとすべてが釘に見える」症候群が起こっていると指摘している。その例として取り上げられているのが心臓の医療の例で、カテーテルによる治療を専門とする専門医は、胸の痛みをステントで治療することに慣れており、ステントを用いることが不適切な場合にもステントを利用するという。その証拠として、学会で心臓専門医が全国で何千人レベルで病院を留守にした期間に、入院した心臓病の患者の死亡確率が小さくなっているという現象を取り上げている。</p>
<p>この問題に対して、ある国際的に著名な科学者は専門特化の傾向が進むにつれて、「平行溝のシステム」ができていると指摘している。つまり、誰もが自分の溝を深く掘り続けることに専念しており、隣の溝に自分が抱えている問題の答えがあるかもしれないのに、立ち上がってみようとしないというのだ。</p>
<p>そして、未来の科学者の教育を「非専門化」しようとしている。これは彼自身が専門に特化するように求めらたにも関わらず、幅を広げたことで莫大な効果を得てきたためだ。まさに、タイガー・ウッズ方式ではない道を歩ませようとしているのだ。</p>
<p>これらの例から学べることは、世界がVUCAになり、複雑さや複雑さは増し、テクノロジーでつながってることにより、どんどん大きくなっていき、個人やチームが見える部分はごく小さくなっている。その中で、タイガー・ウッズのような早熟さや、明確な目的意識が求められることはある。しかし、幅広く始めて、成長する中でさまざまな経験をし、多様な視点を持つ「レンジ」のある人たち、つまり、ロジャー・フェデラーの必要性も高まっている。</p>
<p>本書はこのような問題を指摘し、かつ、</p>
<p>・少なく、幅広く練習する効果<br />・速く学ぶか、ゆっくり学ぶか<br />・未経験のことについて考える方法<br />・「いろいろな自分」を試してみる<br />・時代遅れの技術を水平思考で生かす</p>
<p>といった基本行動の解説を踏まえて、解決するための方向性として</p>
<p>・慣れ親しんだ「ツール」を捨てる<br />・意識してアマチュアrになる</p>
<p>という２つを示している。このような形でレンジを広げていけばよいという助言をしているわけだが、興味深いのはなぜレンジを広げるのは難しいのかを示した上で、「後れを取ったと思わない」という指摘をしている。これはその通りである。</p>
<p>日本では事務職と専門職という区分がある。そして、実務も事務もオペレーションはどんどん専門化し、さらにどんどん細分化している。このような専門職については、レンジを広げた方がいい。</p>
<p>ただし、漠然といろいろな経験をしたジェネラリストになるとキャリアは行き詰る。マネジメントも含めて専門性が必要だ。そのためには、応用力などのコンセプチュアルスキルを身につけ、隣でやっていることを自分の専門に活かしていくことが不可欠である。</p>
<p>このように考える人は、ぜひ、この本を読んでみて欲しい。考えない人は、一度、第10章の「スペシャリストがはまる罠」を読んでみられるといいだろう。</p>
<p></p></div>
]]>
</content>


    </entry>
    <entry>
        <title>組織は管理欲求を満たすためにウソを定着させる</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://mat.lekumo.biz/books/2020/07/post-d884.html" />
        <link rel="replies" type="text/html" href="https://mat.lekumo.biz/books/2020/07/post-d884.html" thr:count="0" />
        <id>tag:bb.lekumo.jp,2003:post-59192480</id>
        <published>2020-07-13T19:01:26+09:00</published>
        <updated>2020-07-13T19:11:56+09:00</updated>
        <summary>マーカス・バッキンガム、アシュリー・グッドール（櫻井 祐子訳）「NINE LIE...</summary>
        <author>
            <name>好川哲人</name>
        </author>
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="★★★★★" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="オペレーションマネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="キャリアマネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="コミュニケーションマネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="チームマネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="マネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="マーケティング" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="モチベーション" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="リスクマネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="リーダーシップ" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="人材マネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="仕事術" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="思考法" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="意思決定" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="組織マネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="経営戦略" />
        
        
<content type="html" xml:base="https://mat.lekumo.biz/books/">
<![CDATA[
<div xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml"><p></p>
<p><a href="https://mat.lekumo.biz/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2020/07/13/4763138162_2.jpg" onclick="window.open( this.href, '_blank', 'width=341,height=499,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0' ); return false"><img class="asset  asset-image at-xid-photo-57306472" style="width: 150px; float: left; margin: 0px 5px 5px 0px;" title="4763138162_2" src="https://mat.lekumo.biz/books/images/2020/07/13/4763138162_2.jpg" alt="4763138162_2" /></a></p>
<p><span style="font-size: medium;"><strong><br /> マーカス・バッキンガム、アシュリー・グッドール（櫻井 祐子訳）「NINE LIES ABOUT WORK　仕事に関する９つの嘘」、サンマーク出版（2020）</strong></span></p>
<p>（Kindle）<a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B089N4JW6H/opc-22/ref=nosim" target="_blank" rel="noopener">https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B089N4JW6H/opc-22/ref=nosim</a><br />（紙の本）<a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763138162/opc-22/ref=nosim">https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763138162/opc-22/ref=nosim</a></p>
<p></p>
<p>　</p>
<p>お薦め度：★★★★★</p>
<p>　</p>
<p>　</p>
<p>　</p>
<p></p>
<p>=========================================================</p><p></p>
<p>「最も影響力のある経営思想家」トップ50人にも選ばれているマーカス・バッキンガムの待望の新刊。</p>
<p>バッキンガム氏は、定石とされているマネジメントについて斬新な考えを示し、過去にも</p>
<p>「まず、ルールを破れ―すぐれたマネジャーはここが違う 」（日本経済新聞出版社、2000）<br />https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532148677/opc-22/ref=nosim</p>
<p>「さあ、才能に目覚めよう」(日本経済新聞出版社、2001)、<br />https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532149479/opc-22/ref=nosim</p>
<p>「最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと」(日本経済新聞出版社、2006)<br />https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/9784532312633/opc-22/ref=nosim</p>
<p>などの著書で日本でも人気のある思想家だ。今回の新刊は、</p>
<p>なぜ職場で「ホント」のこととして定着している考えや慣行の多くが、働く人々を助けるどころか激しくいらだたせ、疎んじられているのだろう</p>
<p>という疑問を出発点にしている。</p>
<p>そして、マネジメントのさまざまな思い込みをさまざまな例を挙げて、９つのウソという形で分けている。その９つとは</p>
<p>ウソ＃１　「どの会社」で働くかが大事<br />ウソ＃２　「最高の計画」があれば勝てる<br />ウソ＃３　最高の企業は「目標」を連鎖させる<br />ウソ＃４　最高の人材は「オールラウンダー」である<br />ウソ＃５　人は「フィードバック」を求めている<br />ウソ＃６　人は「他人」を正しく評価できる<br />ウソ＃７　人には「ポテンシャル」がある<br />ウソ＃８　「ワークライフバランス」が何より大切だ<br />ウソ＃９　「リーダーシップ」というものがある</p>
<p>である。一つ一つ見ると、このウソに違和感を感じない人はマネジメントがうまくいっていないと思う。もちろん、社内では評価されていないという意味ではなく、価値を生み出すマネジメントができていないという意味でうまくいっていない。</p>
<p><br />例えば、＃３。組織の目標を上から分割して与え、すべての目標を連鎖させることが業務においてもプロジェクトにおいても仕事での連携を図り、人材を評価するために最適だとされている。プロジェクトマネジメントに至っては、ワークブレークダウンだとか、目標のブレークダウンといったツールすらある。</p>
<p>しかし、現場はこのようなプロセスを邪魔になるとすら感じている。</p>
<p>このように、仕事の世界に満ち溢れている欠陥の多いシステムやプロセス、ツール、前提などにより、我々の仕事で個性を発揮することができなくなっている。</p>
<p>調査をしてみると、高業績チームはそんなことはしていない。意味と目的だけを伝えて、仕事を動かしている。</p>
<p>このようなマネジメントに関わるウソが通用しているために、結果として熱意をもって仕事に取り組んでいる労働者、言い換えるとエンゲージメントの高い労働者は20％に過ぎないことが分かっている。</p>
<p>ということで、この本ではウソの陰に隠れたより普遍的な真実を明らかにすることを目的としている。実は上に述べた９つのウソの背景にある問題点はいくつかのカテゴリーに分かれている。</p>
<p>ウソの１から３は、組織の文化や計画、目標がなぜこれほど、一方的に押し付けられているのかを考えている。そして、これらの問題を乗り越えて全員が力を合わせるためのよい考え方を示している。</p>
<p>ウソ４から７は、人間の性質の別々の側面を取り上げ、一人ひとりの人間が異なっている中で、どうしたら自分や周囲の人の力を最大限に伸ばしていけるかを考えている。これこそ、日本でもっとも重要なポイントかもしれない。</p>
<p>次にウソ８では、なぜ仕事と私生活のバランスが取れた状態が理想的とされるかを明らかにし、まったく違う目標を示している。</p>
<p>最後にウソ９では、リーダーシップに対して抱く恐怖の念について考えた上で、誰かのビジョンに情熱を吹き込むと起こることを新しい観点から考えている。</p>
<p>いずれも日本の組織においても信じられているウソばかりであるが、この本の素晴らしい点はこういったウソがなぜ定着したかが示されていることだ。それは、簡単にいえば、管理をするためである。そのように考えると日本でも対処のしようはあるだろう。</p>
<p>ぜひ、そのような読み方をしてほしい本である。</p></div>
]]>
</content>


    </entry>
    <entry>
        <title> 【読書リスト】2020年5月前半に読んだ本</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://mat.lekumo.biz/books/2020/05/20205-cdc3.html" />
        <link rel="replies" type="text/html" href="https://mat.lekumo.biz/books/2020/05/20205-cdc3.html" thr:count="0" />
        <id>tag:bb.lekumo.jp,2003:post-59152668</id>
        <published>2020-05-19T18:49:17+09:00</published>
        <updated>2020-06-02T16:07:31+09:00</updated>
        <summary>バックナンバー　https://mat.lekumo.biz/books/rea...</summary>
        <author>
            <name>好川哲人</name>
        </author>
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="イノベーション" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="キャリアマネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="コンピテンシーマネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="セルフマネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="ビジネス" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="マネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="マーケティング" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="リーダーシップ" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="人材マネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="意思決定" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="組織マネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="経営戦略" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="読んだ本" />
        
        
<content type="html" xml:base="https://mat.lekumo.biz/books/">
<![CDATA[
<div xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml"><div><span style="background-color: #ffffff; color: #000000; font-family: Verdana,Arial,Helvetica,sans-serif; font-size: 14px; font-style: normal; font-variant: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: left; text-decoration: none; text-indent: 0px; text-transform: none; -webkit-text-stroke-width: 0px; white-space: normal; word-spacing: 0px;"><span style="background-color: #ffffff;">バックナンバー　<a href="https://mat.lekumo.biz/books/read/">https://mat.lekumo.biz/books/read/</a><br />━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━</span></span><span style="display: inline !important; float: none; background-color: #ffffff; color: #000000; font-family: Verdana,Arial,Helvetica,sans-serif; font-size: 14px; font-style: normal; font-variant: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: left; text-decoration: none; text-indent: 0px; text-transform: none; -webkit-text-stroke-width: 0px; white-space: normal; word-spacing: 0px;">&nbsp;</span></div>
<div>&nbsp;</div>
<div>◆<span style="font-size: medium;"><strong>紹介記事を書いた本</strong></span></div>
<div>&nbsp;</div>
<div><span style="background-color: #ffffff;">５月前半に書いた紹介記事は２冊です。</span></div>
<div>&nbsp;</div>
<div><span style="background-color: #ffffff;">田坂 広志「直観を磨く 深く考える七つの技法 (講談社現代新書) 」、講談社 （2020）<br /><a href="https://mat.lekumo.biz/books/2020/05/post-0481.html">https://mat.lekumo.biz/books/2020/05/post-0481.html</a></span></div>
<div>&nbsp;</div>
<div><span style="background-color: #ffffff;">山口 周、水野 学「世界観をつくる 「感性×知性」の仕事術」、朝日新聞出版（2020）<br /><a href="https://mat.lekumo.biz/books/2020/05/post-8f25.html">https://mat.lekumo.biz/books/2020/05/post-8f25.html</a></span></div>
<div>&nbsp;</div>
<div>&nbsp;</div>
<div><span style="font-size: medium;"><strong><span style="background-color: #ffffff;">◆読んだ本</span></strong></span></div>
<div>&nbsp;</div>
<div><span style="background-color: #ffffff;">次に５月前半に目を通した本です。</span></div>
<div>&nbsp;</div>
<div><span style="background-color: #ffffff;">例によって☆はこれから（いつになるかわかりませんが）書評を書きたいと思っている本です。★は評価です</span></div>
<div>&nbsp;</div>
<div>
<p><a href="https://mat.lekumo.biz/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2020/05/19/4822288773.jpg" onclick="window.open( this.href, '_blank', 'width=346,height=499,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0' ); return false"><img class="asset  asset-image at-xid-photo-57204901" style="width: 150px; float: left; margin: 0px 5px 5px 0px;" title="4822288773" src="https://mat.lekumo.biz/books/images/2020/05/19/4822288773.jpg" alt="4822288773" /></a></p>
<span style="background-color: #ffffff;"><span style="font-size: medium;"><strong>☆デイビッド・エプスタイン（中室 牧子解説、東方 雅美訳）「RANGE(レンジ)知識の「幅」が最強の武器になる」、日経BP（2020）（★★★★★）</strong></span><br /><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822288773/opc-22/ref=nosim">https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822288773/opc-22/ref=nosim</a><br />※原著は、「RANGE：Why Generalists triumph in a Specialized world」。タイトルの通り、ジェネラリストトの優位性を述べた本。名著！</span></div>
<div>&nbsp;</div>
<div><span style="background-color: #ffffff;"><span style="font-size: medium;"><strong>☆河南 順一「Think Disruption アップルで学んだ「破壊的イノベーション」の再現性」、KADOKAWA（2020）（★★★★）</strong></span><br /><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4046043911/opc-22/ref=nosim">https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4046043911/opc-22/ref=nosim</a><br />※アップルのThink Diiferent活動の日本の責任者が書いた、アップルの破壊的イノベーションの方法論。読んでいて非常に楽しい。</span></div>
<div>&nbsp;</div>
<div><span style="background-color: #ffffff;"><span style="font-size: medium;"><strong>高田旭人「ジャパネットの経営 東大卒2代目の僕がカリスマ社長の後を継ぎ大事にしてきたこと」、日経BP（2020）（★★★★）</strong></span><br /><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4296104918/opc-22/ref=nosim">https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4296104918/opc-22/ref=nosim</a><br />※名著っていうか、高田さんの生き方が面白い！</span></div>
<div>&nbsp;</div>
<div><span style="background-color: #ffffff;"><span style="font-size: medium;"><strong>☆坂井直樹「好奇心とイノベーション 常識を飛び越える人の考え方」、宣伝会議（2020）（★★★★1/2）</strong></span><br /><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4883354954/opc-22/ref=nosim">https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4883354954/opc-22/ref=nosim</a><br />※コンセプター坂井直樹さんの未来社会がもたらすものについて対談集。松岡正剛さん、猪子寿之さん、など一癖ありそうな８名が登場する。</span></div>
<div>&nbsp;</div>
<div>
<p><a href="https://mat.lekumo.biz/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2020/05/19/4822288870.jpg" onclick="window.open( this.href, '_blank', 'width=352,height=499,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0' ); return false"><img class="asset  asset-image at-xid-photo-57204903" style="width: 150px; float: left; margin: 0px 5px 5px 0px;" title="4822288870" src="https://mat.lekumo.biz/books/images/2020/05/19/4822288870.jpg" alt="4822288870" /></a></p>
<span style="background-color: #ffffff;"><span style="background-color: #ffffff;"><span style="font-size: medium;"><strong>☆スティーブ・バッコルツ、トム・ロス、ウィルソン・ラーニング ワールドワイド株式会社（ 小田 理一郎監訳、 東出 顕子訳）「成長企業が失速するとき、社員に“何"が起きているのか? 仕事に「働きがい」と「エネルギー」を取り戻す方法」、日経BP（2020）（★★★★1/2） </strong></span><br /><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822288870/opc-22/ref=nosim">https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822288870/opc-22/ref=nosim</a><br />※変化に直面した組織のエンゲージメントとリーダーシップを分析した本。いいタイミングで出てきた。</span></span></div></div>
]]>
</content>


    </entry>
    <entry>
        <title>コロナ後に向けてレジリエンスを高めよう！</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://mat.lekumo.biz/books/2020/05/post-aa5e.html" />
        <link rel="replies" type="text/html" href="https://mat.lekumo.biz/books/2020/05/post-aa5e.html" thr:count="0" />
        <id>tag:bb.lekumo.jp,2003:post-59140666</id>
        <published>2020-05-01T13:47:01+09:00</published>
        <updated>2020-05-07T09:47:59+09:00</updated>
        <summary>◆はじめに コロナ自粛で経済活動がどん底に落ちています。 まあ、考えようによって...</summary>
        <author>
            <name>好川哲人</name>
        </author>
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="★ビジネス名著" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="ビジネス" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="マネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="マネジメントエクセレンス" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="リスクマネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="リーダーシップ" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="人材マネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="仕事術" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="何度も読み直したい本" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="思考法" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="時事問題" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="組織マネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="経営戦略" />
        
        
<content type="html" xml:base="https://mat.lekumo.biz/books/">
<![CDATA[
<div xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml"><div>
<div>
<p><a href="https://mat.lekumo.biz/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2020/05/01/rejiri3_2.jpg" onclick="window.open( this.href, '_blank', 'width=440,height=297,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0' ); return false"><img class="asset  asset-image at-xid-photo-57179134" style="width: 300px; float: right; margin: 0px 0px 5px 5px;" title="Rejiri3_2" src="https://mat.lekumo.biz/books/images/2020/05/01/rejiri3_2.jpg" alt="Rejiri3_2" /></a><span style="font-size: medium;"><strong><span style="background-color: #ffffff;">◆はじめに</span></strong></span></p>
</div>
<div>&nbsp;<span style="background-color: #ffffff;">コロナ自粛で経済活動がどん底に落ちてい</span>ます。</div>
<div>&nbsp;</div>
<div><span style="background-color: #ffffff;">まあ、考えようによっては、100年生きるとしても人生の中で唯一といってもよい経験でしょうから、糧になる時期だと思います。日本でも緊急事態宣言があと１ヵ月くらいは続きそうなな感じですが、オンライン飲み会やチャレンジでつながることに飽きてきたら、一人で本を読むのはいかがでしょうか？</span></div>
<div>&nbsp;</div>
<div><span style="background-color: #ffffff;">ビジネス書の杜で取り上げたテーマはレジリエンス（resilience）です。コロナ後の回復はV字ではなく、U字になるとかという話もありますが、いずれにしてもレジリエンス（回復力）次第でしょう。早く、コロナ被害から立ち直るためにも個々の人がレジリエンスという概念を理解し、高めていきたいものです。</span></div>
<div>&nbsp;</div>
<div><span style="background-color: #ffffff;"><br /><span style="font-size: medium;"><strong>◆レジリエンスの広まり</strong></span></span></div>
<div>&nbsp;</div>
<div><span style="background-color: #ffffff;">レジリエンスは、元々はストレスとともに物理学の用語でした。ストレスとは「外力による歪み」であり、レジリエンスはそれに対して「外力による歪みを跳ね返す力」として使われています。</span></div>
<div>&nbsp;</div>
<div><span style="background-color: #ffffff;">その後、精神医学でも用いられるようになりました。精神医学では、「極度の不利な状況に直面しても、正常な平衡状態を維持することができる能力」という意味で使われます。</span></div>
<div>&nbsp;</div>
<div><span style="background-color: #ffffff;">さらに、2013年のダボス会議で国際競争力としてのレジリエンスが取り上げられ、それ以降、政治、経済、環境、技術、人材育成などさまざまな分野で使われるようになってきています。ビジネスやマネジメントの世界ではレジリエンスは「困難な状況にもかかわらず、うまく適応できる力」の意味で使われます。</span></div>
<div>&nbsp;</div>
<div><span style="background-color: #ffffff;">日本で、ビジネスにおけるレジリエンスが注目されるようになったのは、100年「ＬＩＦＥ　ＳＨＩＦＴ（ライフ・シフト）: １００年時代の人生戦略」ですっかり有名になったリンダ・グラッドソンが「未来企業 レジリエンスの経営とリーダーシップ」という本でレジリエンスを議論したことがきっかけだと思います。これについては後で紹介します。</span></div>
<div>&nbsp;</div>
<div><span style="background-color: #ffffff;">このようにレジリエンスにはいくつかの側面がありますが、ビジネス書の杜では、ビジネスやマネジメントの視点からレジリエンスについて勉強するために読みたい本を紹介したいと思います。なお、この記事を書いている好川は、ビジネスの視点からしかレジリエンスの本を読んでいませんので、もし、別の領域でよい本があれば、是非、教えてください。</span></div>
<div>&nbsp;</div>
<div>&nbsp;</div>
<div><span style="font-size: medium;"><strong><span style="background-color: #ffffff;">◆レジリエンスのバイブル</span></strong></span></div>
<div>&nbsp;</div>
<div><span style="background-color: #ffffff;">まず、レジリエンスといえばこの本がバイブルです！</span></div>
<div>
<p><a href="https://mat.lekumo.biz/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2020/05/01/4478012334.jpg" onclick="window.open( this.href, '_blank', 'width=347,height=500,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0' ); return false"><img class="asset  asset-image at-xid-photo-57179046" style="width: 150px; float: left; margin: 0px 5px 5px 0px;" title="4478012334" src="https://mat.lekumo.biz/books/images/2020/05/01/4478012334.jpg" alt="4478012334" /></a></p>
<span style="background-color: #ffffff;"><span style="font-size: medium;"><strong>アンドリュー・ゾッリ、アン・マリー・ヒーリー（須川 綾子訳）「レジリエンス 復活力--あらゆるシステムの破綻と回復を分けるものは何か」、ダイヤモンド社（2013）</strong></span><br /><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478012334/opc-22/ref=nosim">https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478012334/opc-22/ref=nosim</a></span></div>
<div>&nbsp;</div>
<div><span style="background-color: #ffffff;">これは特に分野を限定せず、レジリエンスをシステムとして解説した本です。災害や大混乱によって破綻するシステムと安定を取り戻すシステムの違いは何か、急激な状況変化に適応できる組織や機関、システムはどうすれば構築できるかを、レジリエンスという概念を使うことによって説明した本です。</span></div>
<div>&nbsp;</div>
<div><span style="background-color: #ffffff;">少々概念的ではありますが、まず、レジリエンスというのを正しく理解するためには、特定の分野での本を読むより、こういうアプローチの本を読んだ方がよいと思います。この本の後で出版された本を見ていると、大体、この本て少々されているシステム構築のスキームに包含されていると思われます。</span></div>
<div><span style="background-color: #ffffff;">この本が今回、紹介する中で、今、最も読んで欲しい本です。</span></div>
<div><span style="background-color: #ffffff;">&nbsp;</span></div>
</div><div style="color: #000000; font-family: Verdana,Arial,Helvetica,sans-serif; font-size: 14px; font-style: normal; font-variant: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: left; text-decoration: none; text-indent: 0px; text-transform: none; -webkit-text-stroke-width: 0px; white-space: normal; word-spacing: 0px;">&nbsp;</div>
<div style="color: #000000; font-family: Verdana,Arial,Helvetica,sans-serif; font-size: 14px; font-style: normal; font-variant: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: left; text-decoration: none; text-indent: 0px; text-transform: none; -webkit-text-stroke-width: 0px; white-space: normal; word-spacing: 0px;">&nbsp;</div>
<div style="color: #000000; font-family: Verdana,Arial,Helvetica,sans-serif; font-size: 14px; font-style: normal; font-variant: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: left; text-decoration: none; text-indent: 0px; text-transform: none; -webkit-text-stroke-width: 0px; white-space: normal; word-spacing: 0px;"><span style="font-size: medium;"><strong><span style="background-color: #ffffff;">◆レジリエンスを高めるために有用な３冊の本</span></strong></span></div>
<div style="color: #000000; font-family: Verdana,Arial,Helvetica,sans-serif; font-size: 14px; font-style: normal; font-variant: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: left; text-decoration: none; text-indent: 0px; text-transform: none; -webkit-text-stroke-width: 0px; white-space: normal; word-spacing: 0px;">&nbsp;</div>
<div style="color: #000000; font-family: Verdana,Arial,Helvetica,sans-serif; font-size: 14px; font-style: normal; font-variant: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: left; text-decoration: none; text-indent: 0px; text-transform: none; -webkit-text-stroke-width: 0px; white-space: normal; word-spacing: 0px;"><span style="background-color: #ffffff;">さて、ではレジリエンスを高めるために有用だと思わエる本を３冊、紹介しましょう。</span></div>
<div style="color: #000000; font-family: Verdana,Arial,Helvetica,sans-serif; font-size: 14px; font-style: normal; font-variant: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: left; text-decoration: none; text-indent: 0px; text-transform: none; -webkit-text-stroke-width: 0px; white-space: normal; word-spacing: 0px;"><span style="background-color: #ffffff;"><br />まず１冊目は上でも触れた「未来企業 レジリエンスの経営とリーダーシップ」です。</span></div>
<div style="color: #000000; font-family: Verdana,Arial,Helvetica,sans-serif; font-size: 14px; font-style: normal; font-variant: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: left; text-decoration: none; text-indent: 0px; text-transform: none; -webkit-text-stroke-width: 0px; white-space: normal; word-spacing: 0px;">&nbsp;</div>
<div style="color: #000000; font-family: Verdana,Arial,Helvetica,sans-serif; font-size: 14px; font-style: normal; font-variant: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: left; text-decoration: none; text-indent: 0px; text-transform: none; -webkit-text-stroke-width: 0px; white-space: normal; word-spacing: 0px;">
<p></p>
<p><a href="https://mat.lekumo.biz/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2020/05/07/4833420937.jpg" onclick="window.open( this.href, '_blank', 'width=348,height=499,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0' ); return false"><img class="asset  asset-image at-xid-photo-57185434" style="width: 150px; float: left; margin: 0px 5px 5px 0px;" title="4833420937" src="https://mat.lekumo.biz/books/images/2020/05/07/4833420937.jpg" alt="4833420937" /></a></p>
<span style="background-color: #ffffff;"><strong>リンダ・グラットン（吉田晋治訳）「未来企業 レジリエンスの経営とリーダーシップ」、プレジデント社（<span style="text-align: left; color: #000000; text-transform: none; text-indent: 0px; letter-spacing: normal; font-family: Verdana,Arial,Helvetica,sans-serif; font-size: 14px; font-style: normal; font-variant: normal; text-decoration: none; word-spacing: 0px; white-space: normal; orphans: 2; -webkit-text-stroke-width: 0px; background-color: #ffffff;">2014</span>）</strong><br /><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4833420937/opc-22/ref=nosim">https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4833420937/opc-22/ref=nosim</a></span></div>
<div style="color: #000000; font-family: Verdana,Arial,Helvetica,sans-serif; font-size: 14px; font-style: normal; font-variant: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: left; text-decoration: none; text-indent: 0px; text-transform: none; -webkit-text-stroke-width: 0px; white-space: normal; word-spacing: 0px;">&nbsp;</div>
<div style="color: #000000; font-family: Verdana,Arial,Helvetica,sans-serif; font-size: 14px; font-style: normal; font-variant: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: left; text-decoration: none; text-indent: 0px; text-transform: none; -webkit-text-stroke-width: 0px; white-space: normal; word-spacing: 0px;"><span style="background-color: #ffffff;">この本が議論しているのは、組織、地域、世界のレジリエンスを高めるための経営のあり方や、それお実現できるリーダー像とはどのようなものかという問題です。</span></div>
<div style="color: #000000; font-family: Verdana,Arial,Helvetica,sans-serif; font-size: 14px; font-style: normal; font-variant: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: left; text-decoration: none; text-indent: 0px; text-transform: none; -webkit-text-stroke-width: 0px; white-space: normal; word-spacing: 0px;">&nbsp;</div>
<div style="color: #000000; font-family: Verdana,Arial,Helvetica,sans-serif; font-size: 14px; font-style: normal; font-variant: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: left; text-decoration: none; text-indent: 0px; text-transform: none; -webkit-text-stroke-width: 0px; white-space: normal; word-spacing: 0px;"><span style="background-color: #ffffff;">この問いに対して、「世界においてもっとも重要な能力は『レジリエンス』である」という仮説の元に書かれています。リンダ・グラットソン自身がこの本は、「ワーク・シフト」の企業版だと述べているように、未来の世界を形づくる要因が、企業とそこで働く人々にそのような影響を及ぼすかが述べられています。特にこの中で述べられている企業文化の在り方は、コロナ後のマネジメントに非常に参考になるように思います。</span></div>
<div style="color: #000000; font-family: Verdana,Arial,Helvetica,sans-serif; font-size: 14px; font-style: normal; font-variant: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: left; text-decoration: none; text-indent: 0px; text-transform: none; -webkit-text-stroke-width: 0px; white-space: normal; word-spacing: 0px;">&nbsp;</div>
<div style="color: #000000; font-family: Verdana,Arial,Helvetica,sans-serif; font-size: 14px; font-style: normal; font-variant: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: left; text-decoration: none; text-indent: 0px; text-transform: none; -webkit-text-stroke-width: 0px; white-space: normal; word-spacing: 0px;">&nbsp;</div>
<div style="color: #000000; font-family: Verdana,Arial,Helvetica,sans-serif; font-size: 14px; font-style: normal; font-variant: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: left; text-decoration: none; text-indent: 0px; text-transform: none; -webkit-text-stroke-width: 0px; white-space: normal; word-spacing: 0px;"><span style="background-color: #ffffff;">２冊目は「FACTFULNESS」です。</span></div>
<div style="color: #000000; font-family: Verdana,Arial,Helvetica,sans-serif; font-size: 14px; font-style: normal; font-variant: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: left; text-decoration: none; text-indent: 0px; text-transform: none; -webkit-text-stroke-width: 0px; white-space: normal; word-spacing: 0px;">
<p></p>
<p><a href="https://mat.lekumo.biz/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2020/05/07/4822289605.jpg" onclick="window.open( this.href, '_blank', 'width=352,height=499,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0' ); return false"><img class="asset  asset-image at-xid-photo-57185431" style="width: 150px; float: left; margin: 0px 5px 5px 0px;" title="4822289605" src="https://mat.lekumo.biz/books/images/2020/05/07/4822289605.jpg" alt="4822289605" /></a></p>
<span style="background-color: #ffffff;"><strong>ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド（上杉 周作、関 美和訳）「FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣」、日経BP（2019）</strong><br /><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822289605/opc-22/ref=nosim">https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822289605/opc-22/ref=nosim</a></span></div>
<div style="color: #000000; font-family: Verdana,Arial,Helvetica,sans-serif; font-size: 14px; font-style: normal; font-variant: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: left; text-decoration: none; text-indent: 0px; text-transform: none; -webkit-text-stroke-width: 0px; white-space: normal; word-spacing: 0px;">&nbsp;</div>
<div style="color: #000000; font-family: Verdana,Arial,Helvetica,sans-serif; font-size: 14px; font-style: normal; font-variant: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: left; text-decoration: none; text-indent: 0px; text-transform: none; -webkit-text-stroke-width: 0px; white-space: normal; word-spacing: 0px;"><span style="background-color: #ffffff;">この本、2019年に日本、世界で大ヒットした本で、教育、貧困、環境、エネルギー、医療、人口問題などをテーマに、世界の正しい見方をわかりやすく紹介している本です。コロナのようなパンデミック後に元の世界に戻ることはないだろうというのが歴史の教えですが、これからどのような世界に向かえばよいかを考えるには非常に良い本です。</span></div>
<div style="color: #000000; font-family: Verdana,Arial,Helvetica,sans-serif; font-size: 14px; font-style: normal; font-variant: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: left; text-decoration: none; text-indent: 0px; text-transform: none; -webkit-text-stroke-width: 0px; white-space: normal; word-spacing: 0px;">&nbsp;</div>
<div style="color: #000000; font-family: Verdana,Arial,Helvetica,sans-serif; font-size: 14px; font-style: normal; font-variant: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: left; text-decoration: none; text-indent: 0px; text-transform: none; -webkit-text-stroke-width: 0px; white-space: normal; word-spacing: 0px;">&nbsp;</div>
<div style="color: #000000; font-family: Verdana,Arial,Helvetica,sans-serif; font-size: 14px; font-style: normal; font-variant: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: left; text-decoration: none; text-indent: 0px; text-transform: none; -webkit-text-stroke-width: 0px; white-space: normal; word-spacing: 0px;"><span style="background-color: #ffffff;">３冊目は、「OPTION B」です。</span></div>
<div style="color: #000000; font-family: Verdana,Arial,Helvetica,sans-serif; font-size: 14px; font-style: normal; font-variant: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: left; text-decoration: none; text-indent: 0px; text-transform: none; -webkit-text-stroke-width: 0px; white-space: normal; word-spacing: 0px;">
<p></p>
<p><a href="https://mat.lekumo.biz/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2020/05/07/453232159x.jpg" onclick="window.open( this.href, '_blank', 'width=338,height=499,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0' ); return false"><img class="asset  asset-image at-xid-photo-57185429" style="width: 150px; float: left; margin: 0px 5px 5px 0px;" title="453232159x" src="https://mat.lekumo.biz/books/images/2020/05/07/453232159x.jpg" alt="453232159x" /></a></p>
<span style="background-color: #ffffff;"><strong>シェリル・サンドバーグ、アダム・グラント（櫻井 祐子訳）「OPTION B(オプションB) 逆境、レジリエンス、そして喜び」、日本経済新聞出版（2017）</strong><br /><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/453232159X/opc-22/ref=nosim">https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/453232159X/opc-22/ref=nosim</a></span></div>
<div style="color: #000000; font-family: Verdana,Arial,Helvetica,sans-serif; font-size: 14px; font-style: normal; font-variant: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: left; text-decoration: none; text-indent: 0px; text-transform: none; -webkit-text-stroke-width: 0px; white-space: normal; word-spacing: 0px;">&nbsp;</div>
<div style="color: #000000; font-family: Verdana,Arial,Helvetica,sans-serif; font-size: 14px; font-style: normal; font-variant: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: left; text-decoration: none; text-indent: 0px; text-transform: none; -webkit-text-stroke-width: 0px; white-space: normal; word-spacing: 0px;"><span style="background-color: #ffffff;">この本は、日本で有名な２人の著者の共著です。一人は、「LEAN IN（リーン･イン）　女性、仕事、リーダーへの意欲」のシェリル・サンドバーグで、もう一人は「ＧＩＶＥ ＆ ＴＡＫＥ「与える人」こそ成功する時代」（三笠書房）で知られるアダム・グラントです。</span></div>
<div style="color: #000000; font-family: Verdana,Arial,Helvetica,sans-serif; font-size: 14px; font-style: normal; font-variant: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: left; text-decoration: none; text-indent: 0px; text-transform: none; -webkit-text-stroke-width: 0px; white-space: normal; word-spacing: 0px;">&nbsp;</div>
<div style="color: #000000; font-family: Verdana,Arial,Helvetica,sans-serif; font-size: 14px; font-style: normal; font-variant: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: left; text-decoration: none; text-indent: 0px; text-transform: none; -webkit-text-stroke-width: 0px; white-space: normal; word-spacing: 0px;"><span style="background-color: #ffffff;">このワクワクするようなコンビが、失恋、挫折、人間関係のこじれ、仕事の失敗、突然の病、そして愛する人の死といった、人生を打ち砕く経験から回復するためには、具体的なステップがあり、それは自分で鍛えることができると述べています。</span></div>
<div style="color: #000000; font-family: Verdana,Arial,Helvetica,sans-serif; font-size: 14px; font-style: normal; font-variant: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: left; text-decoration: none; text-indent: 0px; text-transform: none; -webkit-text-stroke-width: 0px; white-space: normal; word-spacing: 0px;">&nbsp;</div>
<div style="color: #000000; font-family: Verdana,Arial,Helvetica,sans-serif; font-size: 14px; font-style: normal; font-variant: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: left; text-decoration: none; text-indent: 0px; text-transform: none; -webkit-text-stroke-width: 0px; white-space: normal; word-spacing: 0px;"><span style="background-color: #ffffff;">ということで、レジリエンスの本を４冊紹介しました。<strong>レジリエンスを高めよう！</strong></span></div>
<div style="color: #000000; font-family: Verdana,Arial,Helvetica,sans-serif; font-size: 14px; font-style: normal; font-variant: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: left; text-decoration: none; text-indent: 0px; text-transform: none; -webkit-text-stroke-width: 0px; white-space: normal; word-spacing: 0px;">&nbsp;</div>
<div style="color: #000000; font-family: Verdana,Arial,Helvetica,sans-serif; font-size: 14px; font-style: normal; font-variant: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: left; text-decoration: none; text-indent: 0px; text-transform: none; -webkit-text-stroke-width: 0px; white-space: normal; word-spacing: 0px;">&nbsp;</div>
<div style="color: #000000; font-family: Verdana,Arial,Helvetica,sans-serif; font-size: 14px; font-style: normal; font-variant: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: left; text-decoration: none; text-indent: 0px; text-transform: none; -webkit-text-stroke-width: 0px; white-space: normal; word-spacing: 0px;">&nbsp;</div>
<div style="color: #000000; font-family: Verdana,Arial,Helvetica,sans-serif; font-size: 14px; font-style: normal; font-variant: normal; font-weight: 400; letter-spacing: normal; orphans: 2; text-align: left; text-decoration: none; text-indent: 0px; text-transform: none; -webkit-text-stroke-width: 0px; white-space: normal; word-spacing: 0px;">&nbsp;</div></div>
]]>
</content>


    </entry>
    <entry>
        <title>組織と個人を同時に変える</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://mat.lekumo.biz/books/2014/01/post-8337.html" />
        <link rel="replies" type="text/html" href="https://mat.lekumo.biz/books/2014/01/post-8337.html" thr:count="0" />
        <id>tag:bb.lekumo.jp,2003:post-52048497</id>
        <published>2014-01-02T21:05:50+09:00</published>
        <updated>2014-01-03T23:29:18+09:00</updated>
        <summary>ロバート・キーガン、リサ・ラスコウ・レイヒー（池村千秋訳）「なぜ人と組織は変われ...</summary>
        <author>
            <name>好川哲人</name>
        </author>
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="★★★★★" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="イノベーション" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="コミュニケーションマネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="コンセプチュアルスキル" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="コンピテンシーマネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="セルフマネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="チームマネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="ヒューマンソフトマネジメントスキル" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="マネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="リーダーシップ" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="人材マネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="思考法" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="組織マネジメント" />
        
        
<content type="html" xml:base="https://mat.lekumo.biz/books/">
<![CDATA[
<div xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml"><p><a href="http://mat.lekumo.biz/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2014/01/02/4862761542.jpg" onclick="window.open( this.href, '_blank', 'width=300,height=300,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0' ); return false"><img class="asset  asset-image at-xid-photo-42570815" style="width: 150px; float: left; margin: 0px 5px 5px 0px;" alt="4862761542" title="4862761542" src="http://mat.lekumo.biz/books/images/2014/01/02/4862761542.jpg" /></a>ロバート・キーガン、リサ・ラスコウ・レイヒー（池村千秋訳）「<a target="_blank" href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4862761542/opc-22/ref=nosim">なぜ人と組織は変われないのか――ハーバード流 自己変革の理論と実践</a>」、英治出版（2013）</p>
<p>お奨め度：★★★★★<br /><br />ハーバード大学で、成人学習、職業発達論を研究するロバート・キーガン教授の『Immunity to Change』の翻訳書。２００９年の刊行以来、免疫システムという変わった概念による変革アプローチの本として評価されている。<br /><br />変化が必要だと思っても、８５％の人が行動すら起こさないとされるが、この本のアプローチによると多くの人や組織は変革できると主張している注目の一冊。変革の必要性を感じている人はぜひ、読んでみよう！<br /><br /><br /></p><p>この本では、成長課題には、技術的な課題と、適応を要する課題があり、いま、直面している課題は技術的な成長(スキルアップ）だけでは対応できず、知性のレベルを向上させ、思考様式を変容させる必要があるという前提がある。<br /><br />ちょっと長くなるが、重要なポイントなので知性のレベルについて説明しておく。著者がいう知性レベルには以下の３つのレベルがある。<br /><br />（１）環境順応型知性<br />（２）自己主導型知性<br />（３）自己変容型知性<br /><br />第 １レベルの環境順応型知性は、周囲からどのようにみられ、何を期待されるかによって自己が形成されるレベルである。第２レベルの自己主導型知性は周囲の環 境を客観的に見ることにより自分自身の価値基準を確立し、それに基づいて周りの期待について判断し、選択を行う。第３レベルの自己変容型知性では自分自身 の価値基準を客観的にみて限界を検討する。そして、一つのシステムをすべての場面に適用しようとせずに矛盾や反対を受け入れ、複数のシステムを保持しよう とする。<br /><br />さて、上に述べた技術的な成長だけでは対応できない一つの例を挙げよう。自己変革を決意するには問題があり、その問題に対して改善目標を設定する。たとえば、組織としてイノベーションが求められているが、なかなか、新しい考えを受け入れらないとする。そこで、<br /><br />「新しい考え方をもっと受け入れられるようになる」<br /><br />という改善目標を立てたとしよう。次に、自分の現状を振返り、改善目標を阻害する行動は何かと考え、その行動を変えれば目標が達成できるのではないかと考える。そして<br /><br />「新しい考え方に素っ気ない態度をとりがちだ。問答無用に却下したり、相手の発言を封じることが多い」<br /><br />ことに気がついた。そこで、相手のいうことをよく聞くことを心がけようとし、コーチングのスキルアップをしようとする。<br /><br />ところが、コーチングのスキルが身についてもこの問題は解決しないことが多い。その理由として、人は改善目標を持つと同時に、「裏の目標」を持つからだというのがこの本のアプローチの味噌。裏の目標とはどのようなものかというと、たとえば<br /><br />「私のやり方でやりたい」<br /><br />と いうようなものだ。この裏の目標がある限り、いくらスキルが身についても阻害行動が変わることはない。この裏の目標は必ずしも真正面から否定されるものだ とは限らない。ここが厄介なところだ。こういう裏の目標があるので、意思決定が早いというよい点があるかもしれないのだ。免疫というのは「変革をはばむ免 疫機能」という意味なのだ。もう少し、一般的にいえば<br /><br />改善目標、阻害行動、裏の目標の間の力の均衡<br /><br />が免疫システムである。<br /><br />この本のアプローチは、免疫マップとしてこの３つの要素を明確にし、本質的な課題解決を図ろうとするものである。ポイントは阻害行動は裏の目標によって動機づけられている点であり、本当に阻害行動を解消しようとすると、思考様式を変え、裏の目標の消していくところにある。<br /><br />さらに、裏の目標には、もっと厄介な要因が隠れており、それは固定観念である。たとえば、上の例でいえば、「私のやり方でやりたい」と思う背景には<br /><br />「やり方を示さないと信頼されない」<br /><br />という固定観念があるかもしれない。この本のアプローチのポイントは、この固定観念から以下に解き放たれるための方法論にある。<br /><br />こ の本のアプローチは、免疫マップ以外にも、多くのツール（エキスサイズ）を紹介している。そして、変革のためのロードマップやツールの適用ガイドラインか らなるフレームワーク、および、それらを使った取り組みのケースが紹介されているので、詳しくは本を手にとってみてほしい。<br /><br />この本のアプローチには<br /><br />・変革を起こすためのやる気<br />・思考と感情の両方に働きかける<br />・思考と行動を同時に変える<br /><br />の３つの必要な要素があるが、これらのツールを使うことで、実現できるようになっている。<br /><br />ケースは適応を要する課題の代表だともいえる<br /><br />・権限委譲<br />・感情コントロール<br /><br />の２つの個人課題以外に、コミュニケーションの問題を扱ったケースが紹介されている。これは組織と個人を並行して変革する課題である。<br /><br />組織組織、学習には個人の視点と組織の視点が必要である。これは、ピーター・センゲの学習する組織の５つのディシプリンからも分かるが、要するに環境が変わらなくては個人は変わられないし、個人が変われなければ組織は変わらないという相互関係があるからだ。<br /><br />免疫マップのアプローチのもっとも興味深いところは、同じフレームワークで個人と組織の両方の変革を進めて行ける点にある。これは非常に有効だと思われる。よく考えられたアプローチである。<br /><br />書籍としてみれば、フレームワークやケースだけでなく、組織変革、自己変革、発達心理学などの知見に富んでおり、啓蒙書と読んでも十分に面白い良書である。</p></div>
]]>
</content>


    </entry>
    <entry>
        <title>問題解決に必要なリーダーシップ</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://mat.lekumo.biz/books/2013/12/post-9c17.html" />
        <link rel="replies" type="text/html" href="https://mat.lekumo.biz/books/2013/12/post-9c17.html" thr:count="0" />
        <id>tag:bb.lekumo.jp,2003:post-52039405</id>
        <published>2013-12-31T17:40:11+09:00</published>
        <updated>2014-01-02T21:58:50+09:00</updated>
        <summary>伊賀 泰代「採用基準」、ダイヤモンド社（2012） お奨め度：★★★★★ マッキ...</summary>
        <author>
            <name>好川哲人</name>
        </author>
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="★★★★★" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="コンピテンシーマネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="チームマネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="ヒューマンソフトマネジメントスキル" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="プロジェクトマネジメント（PM）" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="プロフェッショナル" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="リーダーシップ" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="人材マネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="問題解決" />
        
        
<content type="html" xml:base="https://mat.lekumo.biz/books/">
<![CDATA[
<div xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml"><p><a href="http://mat.lekumo.biz/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2013/12/31/4478023417.jpg" onclick="window.open( this.href, '_blank', 'width=300,height=300,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0' ); return false"><img class="asset  asset-image at-xid-photo-42553857" style="width: 150px; float: left; margin: 0px 5px 5px 0px;" alt="4478023417" title="4478023417" src="http://mat.lekumo.biz/books/images/2013/12/31/4478023417.jpg" /></a>伊賀 泰代「<a target="_self" href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478023417/opc-22/ref=nosim">採用基準</a>」、ダイヤモンド社（2012）</p>
<p>お奨め度：★★★★★<br /><br />マッキンゼーで１２年間採用マネジャーを務めた著者が、問題解決を行うには、地頭や論理的思考力よりリーダーシップが大切だといい、リーダーシップのあり方について論じた一冊。</p>
<p>マッキンゼー流のリーダーと日本企業にありがちなリーダーの比較を行い、日本のリーダーという概念の問題点を指摘している。<br /><br /><br /></p><p>僕がＭＢＡコースに入ったのは１９９５年だが、この時代には「リーダーシップ」って何という時代だった。ゼミの担当教授だったのは今や日本のリーダーシッ プ論のグルともいえる金井壽宏先生だったが、「リーダーシップ」はお化け概念（実態がなんだかよく分からないの意味）だとよく言われていた。<br /><br />それから２０年近く経つが、リーダーシップやリーダーという言葉は普通に使われているが、欧米とは少し違うイメージで使われるようになってきたようにも思える。この本は何が違うかを明確にしている。<br /><br />こ の本によると、日本人はリーダーシップをネガティブに捉えているという。仕事や研修でリーダーをやってくれる人というと手は上がらない。リーダーになった からには自分の意見を言い、引っ張って行かなくてはならないと考えているから躊躇する。もっと極端にいえば、自分の意見で人を動かし、自分は手を動かさな いというイメージを持つ人すらいると指摘する。これは日本人の価値感からすると好ましいとは言えない人材像である。<br /><br />著者はこの背景には、「成果を最優先しない」からだという。成果が重要であることを分かっていないわけではない。しかし、ビジネスにおいてすら、成果より重要なものがあると考えることがあり、それをリーダーになると一手に背負う必要があると考える。<br /><br />マッ キンゼーが考えているリーダーシップは誰か一人のリーダーがいて、引っ張っていくというようなものではないというのがこの本のもっともこだわっているとこ ろ。つまり、チームは何よりも成果を上げることが求められる。そのためには、チームの全員がリーダーであり、局面局面でリーダーシップを発揮しなくては チームのパフォーマンスが上がらないと考える。<br /><br />著者はこれをリーダーシップ・キャパシティ（総量）と呼び、成果はカリスマリーダーがいることより、リーダーシップ・キャパシティで決まると主張している。リーダーシップキャパシティを上げるためにはそのチームのメンバーのリーダー経験が問題になる。<br /><br />こ の本の重要な指摘の一つは、問題解決にはリーダーシップが不可欠で、頭がいいだけではダメだと言う指摘。これは言われてみればその通りで、いくら卓越した 問題解決策を考えることができても、実行できなければ問題は解決しない。変革のビジョンを作っても実行しなければ何も変わらない。実行するにはあらゆるス テークホルダーを動かすリーダーシップが不可欠であるというもの。そのためには問題解決に巻き込んでいくリーダーシップも必要だ。<br /><br />二つ目の指摘はリーダーになるということは決めるということであり、決めたくないのでリーダーになりたがらないという心理を持つという指摘。<br /><br />三つ目の重要な指摘は、日本人は大きなプロジェクトをやるとか、危機時とかには強力なリーダーが必要だと考えるが、そんな虫のいい話はあり得ないという指摘。リーダーシップは日常的に発揮していてはじめて本当に成果に重要な影響があるときに発揮できる。<br /><br />マッ キンゼーでは社内のチーム活動とクライアント向けのチーム活動を分けていて、社内のチーム活動がリーダーシップの育成の場になっている。元をただせばこの 議論は会社に入る前にリーダー活動をしているかという話であり、日常生活の中で意識して開発できるものだと言っている。<br /><br />この本では、マッ キンゼーのチームの考え方にあまり触れないでリーダーシップの議論をしている。しかし、この議論の本質はリーダーシップの議論なのだろうか？確かに人材マ ネジメントの視点からいえば、この本に書いてあるようなリーダーシップのあり方は合理的であり、納得性もあるが、それはあくまでも組織やチームのあり方を 前提にした話だ。<br /><br />ここで言っているリーダーシップのあり方は、マッキンゼー流のチーム（プロジェクト）に求められるリーダーシップのあり 方である。そこはよく考えておく必要がある。彼らのいうワーキンググループでこの本にあるようなリーダーやリーダーシップのあり方は必要ない。そして、 チームが必要か、ワーキンググループが効率的かは課題の性質による。<br /><br />もちろん、今、直面している課題はチームによる解決が必要なものばかりだから、組織はこの本のようなリーダーシップを必要とするわけだが、そこを混乱しないようしなくてはならない。そのあたりをきちんと整理するには、これ もマッキンゼーのＯＢである瀧本哲夫さんの書いたチームの本が参考になる。<br /><br />瀧本 哲史「<a target="_blank" href="http://mat.lekumo.biz/books/2013/11/post-17be.html">君に友だちはいらない</a>」、講談社（2013）<br /><br /></p></div>
]]>
</content>


    </entry>
    <entry>
        <title>組織の不条理のメカニズム</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://mat.lekumo.biz/books/2013/12/post-3303.html" />
        <link rel="replies" type="text/html" href="https://mat.lekumo.biz/books/2013/12/post-3303.html" thr:count="0" />
        <id>tag:bb.lekumo.jp,2003:post-52038217</id>
        <published>2013-12-31T13:03:49+09:00</published>
        <updated>2013-12-31T15:03:01+09:00</updated>
        <summary>レイ・フィスマン、ティム・サリバン（土方 奈美訳）「意外と会社は合理的 組織には...</summary>
        <author>
            <name>好川哲人</name>
        </author>
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="★★★★★" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="イノベーション" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="オペレーションマネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="キャリアマネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="コンセプチュアルスキル" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="マネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="モチベーション" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="リーダーシップ" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="人材マネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="内部統制" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="問題解決" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="宗教" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="組織マネジメント" />
        
        
<content type="html" xml:base="https://mat.lekumo.biz/books/">
<![CDATA[
<div xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml"><p><a href="http://mat.lekumo.biz/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2013/12/31/453231917x.jpg" onclick="window.open( this.href, '_blank', 'width=300,height=300,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0' ); return false"><img class="asset  asset-image at-xid-photo-42551329" style="width: 150px; float: left; margin: 0px 5px 5px 0px;" alt="453231917x" title="453231917x" src="http://mat.lekumo.biz/books/images/2013/12/31/453231917x.jpg" /></a>レイ・フィスマン、ティム・サリバン（土方 奈美訳）「<a target="_blank" href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/453231917X/opc-22/ref=nosim">意外と会社は合理的 組織にはびこる理不尽のメカニズム</a>」、日本経済新聞出版社（2013）</p>
<p>お奨め度：★★★★★</p>
<p>マクドナルド、ＨＰ、マッキンゼー、Ｐ＆Ｇ、ザッポスなどの企業、ボルチモア市警、サモア政府などのパブリックセクター、アルカイダなどを例にとり、採用、報酬、組織文化、イノベーション、マネジメントにおける不合理の本質を、組織経済学の観点から解き明かした一冊。一つのテーマについて、民間企業とパブリックセクター、宗教団体というふうに２つ以上の性格の異なる組織を比較し、同じことが言えるという仕立てになっており、興味深く読める。そして、９１１で組織が評価されたアルカイダは本当に理想の組織なのかという検証をしている、<br /><br /><br /></p><p>組織開発が注目されるようになってきたが、理想の組織があるという前提で行われていることが多い。そして、理想は人に焦点が当てられ、働きやすさとか、動 機だとかにもっぱらら関心が集まっている。このこと自体を否定したいわけではないのだが、おそらく人の成長や組織の学習だけでは乗り越えられないこともあ るように思えて仕方ない。<br /><br />たとえば、この本にマクドナルドのイノベーションの話が出てくる。マクドナルドは近年業績不振でビジネスモデル の問題が盛んに指摘されるようになってきた。マクドナルドはどこの店に行っても同じ顧客体験ができることを重視し、フランチャイズによるイノベーションを 抑制している。マクドナルドのグランドメニューの中でフランチャイズから生まれたものは１９７０年代に登場した「フィレオフィッシュ」にまでさかのぼるそ うだ。<br /><br />フランチャイズは顧客との最前線であり、最近流行りの経営スタイルではありえないスタイルなのだが、徹底的な標準化による低コスト と品質の確保、および、同じ顧客体験を実現し顧客に安心感を与えることで成長を続けてきた。この戦略は徹底しており、組織そのものにも表れている。そもそ も、ショップの店員にしても、スターバックスのようにマニュアル外のことをやってくれることなど希望していないし、然るべき人を採用し、そういう管理をす ることによって人件費の抑制をしている。<br /><br />一方でマクドナルドはローカルのメニューには自由度を与えている。日本は米国に近いが、それでも 月見バーガーとか定番的にやっている。食文化が全く違うインドのマクドナルドでグランドメニューであるのは「フィレオフィッシュ」だけだそうだ。あとはイ ンドの食文化に合わせたバーガーを開発し、提供している。<br /><br />デイブ・グレイ、トーマス・ヴァンダー・ウォルが「コネクト」という本の中で、 これまでのサービス業は企業が提供のルールを決めて顧客はそれに従ってサービスを受けていたが、今後のサービス業は企業と顧客が結びついて一緒に作り上げ ていく傾向が強くなっていくだろうという予測している。その中で、依然として企業がルールを決めて顧客を動かす特別な企業として挙げられているのがマクド ナルドだ。そのくらい、マクドナルドのやっていることはビジネスのあり方として合理性があるのだ。<br /><br />つまり、企業は顧客起点でイノベーションを起こせる組織であるべきだというのはナンセンスである。イノベーションが成長のエンジンとして必要だということは認めつつ、それとグローバルな標準化による収益性の高いビジネスモデルを両立させているのがマクドナルドだ。<br /><br />デイブ・グレイ、トーマス・ヴァンダー・ウォル（野村 恭彦監訳、牧野 聡訳）「<a target="_blank" href="http://mat.lekumo.biz/pmstyle/2013/07/post-423f.html">コネクト ―企業と顧客が相互接続された未来の働き方</a>」、オライリージャパン（2013）<br /><br />組織にはこういう両面があるが、採用、報酬、組織文化、イノベーション、マネジメントなどを例にとって他にも興味深い指摘をたくさんしている。<br /><br />もう一つ例を挙げると、クリエイティブにおいてマネジメントの重要性を指摘している下りがある。ゲーム業界の大規模な調査で、ゲーム企業の収益性はクリエイターには依存せず、中間管理職で３０％程度変わるという指摘をしている。<br /><br />この指摘は、一般に考えられているのと真逆だ。クリエイティブな事業ではクリエイターが自由に働けるようにすることが成功の秘訣だと考えており、それをするのがマネジャーの仕事だと思われている。しかし、実際には違うというのだ。<br /><br />こ のように組織で所属する人が考えている理不尽だと思っていることに実は合理性があることが少なくない。もちろん、最後は人なのだが、ゲーム業界の例にある ように「どの人か」という問題もある。組織開発をする際に合理性を前面に押し出すことは得策ではないが、知っておくことは非常に意味のあることだ。<br /><br />本書のまとめの章は９１１を実行できたのはネットワーク型の組織のエクセレンスだという分析があるのに対して、面白いエピソードを紹介している。アルカイダには出張届があったという話だ。組織とは何かと考えさせる究極のエピソードだ。<br /><br />組織開発に関わる人は知っておいた方がよい内容の一冊である。</p></div>
]]>
</content>


    </entry>
    <entry>
        <title>プロフェッショナルからアグリゲーターへ</title>
        <link rel="alternate" type="text/html" href="https://mat.lekumo.biz/books/2013/11/post-dde5.html" />
        <link rel="replies" type="text/html" href="https://mat.lekumo.biz/books/2013/11/post-dde5.html" thr:count="0" />
        <id>tag:bb.lekumo.jp,2003:post-51818917</id>
        <published>2013-11-19T18:33:19+09:00</published>
        <updated>2013-11-19T18:34:07+09:00</updated>
        <summary>柴沼俊一、瀬川明秀「アグリゲーター 知られざる職種 5年後に主役になる働き方」、...</summary>
        <author>
            <name>好川哲人</name>
        </author>
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="★★★★★" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="イノベーション" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="キャリアマネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="コンセプチュアルスキル" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="コンピテンシーマネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="ビジネス" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="プログラムマネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="プロフェッショナル" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="モチベーション" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="リーダーシップ" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="人材マネジメント" />
        <category scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" term="組織マネジメント" />
        
        
<content type="html" xml:base="https://mat.lekumo.biz/books/">
<![CDATA[
<div xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml"><p><a href="http://mat.lekumo.biz/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2013/11/19/4822274179.jpg" onclick="window.open( this.href, '_blank', 'width=300,height=300,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0' ); return false"><img class="asset  asset-image at-xid-photo-42113709" style="width: 150px; float: left; margin: 0px 5px 5px 0px;" alt="4822274179" title="4822274179" src="http://mat.lekumo.biz/books/images/2013/11/19/4822274179.jpg" /></a>柴沼俊一、瀬川明秀「<a target="_blank" href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822274179/opc-22/ref=nosim">アグリゲーター 知られざる職種 5年後に主役になる働き方</a>」、日経BP社（2013）</p>
<p>お奨め度：★★★★★<br /><br />アグリゲーターとはあまり耳にしない言葉だ。この本のあとがきにも触れられているように、いまどき、インターネットで検索してみてもほとんど出てこない言葉だが、組織の枠にとらわれず、才能ある人、技術、チャンスをどん欲に巻き込みプロジェクトを遂行する。そんな人材を「アグリゲーター」と呼ぶ。この本はアグリゲーターとはどんな人で、アグリゲーターを育成することで会社や社会がどう変わるかを議論した本。<br /><br /><br /></p><p>アグリゲーターが必要になっている背景には、固定的な戦略だけではやっていけないビジネス環境がある。変化の激しい環境では、「今、市場でどのようなビジ ネスのネタが生まれつつあるか」、「誰と組めば実現できそうか」、「どんなユーザーが増えそうか」といった現場の判断が不可欠になり、それを現場で行うこ とのできる自立的な組織が必要になってきている。<br /><br />この本では組織を<br /><br />・利益思考のニュートン型組織<br />・目的志向のダーウィン型組織<br /><br />と名付け、これからの組織の在り方を両者のハイブリッドな組織であるとしている。そして、アグリゲーターはダーウィン型組織に必要な人財タイプだとしている。そこでは、個人と企業は<br /><br />（１）企業は個人の成長を支援する器<br />（２）「個人の総合力」の組み合わせ<br />（３）多様な人財の新陳代謝<br /><br />といった関係性ができてくる。<br /><br />このように企業のあり方を変える際には、３つの道具が使える<br /><br />・イノベーション<br />・コラボレーション<br />・モチベーション<br /><br />である。これらをうまく活用することがダーウィン型組織には必要である。これらのツールを使って、組織を壊していくことが求められる。そのために経営者は<br /><br />・ストレッチゴールを設定し、経営者のコミットメントで動かす<br />・組織の糸を混乱させず、ニュートン型とダーウィン型を両立させる<br />・イノベーションポートフォリオで事業を管理する<br /><br />といったことが求められる。また、個人を自立させるためには、<br /><br />・セルフスターターの動きを奨励する<br />・トライ・エンド・エラーを奨励する<br />・巻き込みを奨励する<br /><br />と言った働きかけが必要になる。<br /><br />こ のようなマネジメントによりアグリゲーターが活動できる環境ができるわけだが、アグリゲーターにはどのような性格があるのか。まず、興味深いのはアグリ ゲーションであって、インテグレーションではない点だ。インテグレーションには統合と言う意味があるが、アグリゲーションは集めてきて協業をする。つまり コラボレーションのイメージである。<br /><br />このようなニュアンスでアグリゲーターには以下の特徴がある。<br /><br />１．将来やってくる社会を具体的にイメージし、自分たちならどのような貢献ができるのか考えてしまうし、プランを書かずにはいられない<br />２．既存事業の枠組みに囚われず、その瞬間に最も適切と思われる事業モデル・アプローチを設計・実行する<br />３．事業を実現するために必要な能力を見極めることができるそれを集めるだけのネットワークを持っている<br />４．状況に応じて、自分の古いスキル・成功経験、能力をいとわず捨てることができ　　る<br />５．強烈なビジョニング力を備えている<br /><br />アグリゲーターが活動する場としてはプロジェクトがよい。プロジェクトは<br /><br />・目標が明確<br />・実施に期限がある<br />・期待成果が明確である<br />・解決すべき課題が明確で、予算や必要能力が明確である<br /><br />の４つの性格を持つ仕事である。<br /><br />アグリゲーターに組織がイノベーションパワーを持つには<br /><br />・個人と企業のビジョンを整合させ、共鳴させる<br />・人財を学習で育てる<br />・未来を読んで動ける基礎体力を戦略とする<br />・経営資源をイノベーションポートフォリオで行う<br />・従来の枠を外したワークスタイル<br />・動かす仕組みは、自立化、モジュール化、可視化<br />・ニュートンとダーウィンのバランスさせた組織能力<br /><br />の７つの要素が必要である。そして、アグリゲーターを育てるためのステップを示している。<br /><br />この１０年くらい多くの人はプロフェッショナルを志向している。アグリゲーターとプロフェッショナルはどう違うのか。この本によるとアグリゲーターはプロフェッショナルの進化系で、ビジョニング能力を持つプロフェッショナルだとしている。<br /><br />プ ロフェッショナルがそうであるようにアグリゲーターもそのイメージが示されたからといってそう簡単になれるものではないように思う。ただ、イメージとして 今、必要だとされている人材像の包絡線のようなイメージの人材像であり、その意味でプロフェッショナルと同じように意識の中においておくことは意味がある ように思う。また、マネジメントもプロフェッショナル育成同様、アグリゲーターの育成を意識することは意味があるように思う。その意味で、読んでおく価値 のある本だ。</p></div>
]]>
</content>


    </entry>
 
</feed>
