イノベーション Feed

2012年11月24日 (土)

よい戦略は一貫した行動に直結する

4532318092リチャード・ルメルト(村井 章子訳) 「良い戦略、悪い戦略」、日本経済新聞出版社(2012)

お奨め度:★★★★★

リチャード・ルメルトは言わずと知れた戦略論の大家である。そのルメルトの書いた本で、ぜひ、読んでおかねばと思って手にとった。そんなに期待して読んだわけではないが、読んでいるうちに、どんどん、面白くなって、あっという間に読み終えてしまった。

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2012年11月23日 (金)

モノのインターネット化が社会を変える

4140815760クリス・アンダーソン(関美和訳)「MAKERS―21世紀の産業革命が始まる」、NHK出版(2012)
紙版><Kindle版

お奨め度:★★★★★+α

MITメディアラボの初代所長であるニコラス・ネグロポンテが1990年代に、雑誌「wired」上で、「アトムからビットへ」を提唱した。アトムとビットはたとえば、ハードウエアとソフトウエアを意味している。

それから、20年近くになるが、もののインターネット化が進み、アトムとビットの境界があいまいになってきており、それは製造業に大きな影響を与えている。元wiredの編集長であるクリス・アンダーソンは、このような現象を「メイカー・ムーブメント」と呼び、一冊の本にまとめた。

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2012年11月 7日 (水)

アイデアイノベーション~ファシリテーション・スキルズ・シリーズ第6弾

4532318467堀 公俊、加藤 彰「アイデア・イノベーション―創発を生むチーム発想術」、日本経済新聞出版社(2012)

お奨め度:★★★★★

PMstyleでお世話になっている加藤彰さんが、堀 公俊さんと共著されているファシリテーターのバイブル「ファシリテーション・スキルズ・シリーズ」に新刊が出ました。

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2012年10月 9日 (火)

コンセプト立案力を高める4つのステップ

4478021570木谷 哲夫「成功はすべてコンセプトから始まる」、ダイヤモンド社(2012)

お奨め度:★★★★★+α

facebook記事「「思い」を「できる」にかえる

元マッキンゼーのコンサルタントの書いたコンセプトを中心にした仕事術。今、もっとも求められるのはコンセプト立案力であり、経験や蓄積が競争に役立たなくなっている中で、いかにコンセプトで競争をするかを述べた本。

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2012年9月17日 (月)

天才でなくてもイノベーションを達成できる

4822231437小林 三郎「ホンダ イノベーションの神髄――独創的な製品はこうつくる」、日経BP社(2012)

お奨め度:★★★★★

facebookページ:「イノベーションの本質を突き止める

ホンダを題材にしたイノベーション論。ホンダという企業の面白さもあるが、切り口が鋭く、多くの企業やマネジャーが明日から実践できる、非常に実践的なイノベーション論にまとまっている。

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2012年9月 3日 (月)

無駄のないイノベーションの方法

4822248976エリック・リース(伊藤 穣一解説、井口 耕二訳)「リーン・スタートアップ ―ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす」、日経BP社(2012)

お奨め度:★★★★★

リーンスタートアップとは、早期についてくれた顧客から意見を求め、顧客の望みを中心に、決して顧客の意見を聞かず、ユーザで実験を行いながら意思決定を科学的に行いながらスタートアップを行う方法である。本書はリーンスタートアップについて、考案者であり、IMVUで成功をおさめたエリック・リースがそのポイントをまとめた一冊。

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2012年7月10日 (火)

シンプルという哲学

4140815450ケン・シーガル(林 信行監修・解説、高橋 則明訳)「Think Simple―アップルを生みだす熱狂的哲学」、NHK出版(2012)

紙版><Kindle版

お奨め度:★★★★★+α

facebookページ:「「シンプル」に忠誠を尽し、複雑さと戦う

アップルの「Think Different」キャンペーンにたずさわり、iMacを命名した伝説のクリエイティブ・ディレクターであるケン・シーガルが初めて明かす、ビジネスとクリエイティブにおける「シンプル」という哲学。多数あるアップル本、ジョブズ本とは一線を画しているのは、ケン・シーガルのデルなど他の企業における経験の紹介がスパイスのように効いている点だ。

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2012年6月29日 (金)

「圧倒的な開発力」を手に入れる方法

4806143545稲垣 公夫「開発戦略は「意思決定」を遅らせろ! ─トヨタが発想し、HPで導入、ハーレーダビッドソンを伸ばした画期的メソッド「リーン製品開発」」、中経出版(2012)

お奨め度:★★★★

facebookページ:「ベールを脱ぐ「リーン製品開発」

今、注目のリーン手法の中の「リーン」製品開発について、日本に紹介した稲垣公夫さんが一般のビジネスマン向けに解説した本。三部構成で、第1部では、食品加工機メーカ「村坂工業」の成長かリストラかというストーリーで、リーン製品開発のイメージを掴め、第2部が理論、第3部が事例紹介という構成になっている。第1部のストーリーを読んでみて、興味があれば第2部の理論を読み、使えると思ったら、第3部の事例で研究するというなかなか、考えられた構成になっている。

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2012年6月 5日 (火)

第二・第三のアラン・ケイは生まれるのか?

ティナ・シーリグ(高遠裕子訳)「 4484121107未来を発明するためにいまできること スタンフォード大学 集中講義II」、阪急コミュニケーションズ(2012)

お奨め度:★★★★

スタンフォード大学アントレプレナー・センターのエグゼクティブディレクターであるティナ・シーリグさんの「20歳のときに知っておきたかったこと」に続く第2弾。

第1弾は講義のエクスサイズの取り組みの紹介や、企業のエピソードなど、抜群に面白かったが、特別講義の講義録のような感じで、あまり、体系的に残らなかった。今回は、「イノベーションエンジン」という概念(フレームワーク)を持ち込んだ内容になっており、前回同様、興味深いエクスサイズ結果やエピソードが体系的に記憶に残るようになっている。

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2012年5月21日 (月)

カイゼンとイノベーションのサイクルマネジメント

4492521933井上潤吾「守りつつ攻める企業 ―BCG流「攻守のサイクル」マネジメント」、東洋経済新報社(2011)

お奨め度:★★★★★

イノベーションマネジメントの入門書としてぜひ読んで欲しい本。BCG(ボストンコンサルティンググループ)に所属する著者がBCG流のフレームワークをベースに、一般的に書いているので、ツールがなくても使えるフレームワーク。

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