2020年7月 1日 (水)

【読書リスト】2020年6月後半に読んだ本

バックナンバー https://mat.lekumo.biz/books/read/
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◆紹介記事を書いた本

6月後半に書いた記事は1本です。

ロルフ・ドベリ(中村 智子訳)「Think right 誤った先入観を捨て、よりよい選択をするための思考法」、サンマーク出版(2020)
https://mat.lekumo.biz/books/2020/06/post-0d71.html


◆読んだ本

次に6月後半に目を通した本です。

例によって☆はこれから(いつになるかわかりませんが)書評を書きたいと思っている本です。今回は4冊ですが、すべて紹介したい本です。★は評価です。

☆マーカス・バッキンガム、アシュリー・グッドール(櫻井 祐子訳)「NINE LIES ABOUT WORK 仕事に関する9つの嘘」、サンマーク出版(2020)(★★★★★)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763138162/opc-22/ref=nosim

※Thinker50に選ばれているマーカス・バッキンガムの新作。マネジメントの定石を9つの観点から打ち砕く。

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☆伊丹 敬之「直感で発想 論理で検証 哲学で跳躍: 経営の知的思考」、東洋経済新報社(2020)(★★★★1/2)

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492315306/opc-22/ref=nosim

※ある意味で伊丹先生の研究の方法論を書いた本。事例などが古く、書籍としてはイマイチと感じる人もいそうだが、伊丹ファンには待望の一冊。

☆冨山 和彦「コーポレート・トランスフォーメーション 日本の会社をつくり変える」、文藝春秋(2020)(★★★★★)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163912339/opc-22/ref=nosim

※冨山さんの視線で日本のマクロに日本の企業の問題点を取り上げ、その解決を促す変化を提言している。

☆デヴィッド・ロバート・グライムス(長谷川 圭訳)「まどわされない思考 非論理的な社会を批判的思考で生き抜くために」、KADOKAWA(2020)(★★★★★)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4041078431/opc-22/ref=nosim

※本格的にクリティカルシンキングをしたい人は必読の一冊。ロジカルシンキングでは考えることができない問題を並べ、クリティカルシンキングで考えている。

2020年6月19日 (金)

「思考の落とし穴に陥らない」ためのリスト

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ロルフ・ドベリ(中村 智子訳)「Think right 誤った先入観を捨て、よりよい選択をするための思考法」、サンマーク出版(2020) 


(Kindle)https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B089LQ12NK/opc-22/ref=nosim
(紙の本)https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763138030/opc-22/ref=nosim

お薦め度:★★★★★

 

 

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2020年6月16日 (火)

【読書リスト】2020年6月前半に読んだ本

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◆紹介記事を書いた本
 
6月前半に書いた記事は1本です。
 
トム・ピーターズ(久保 美代子訳)「新エクセレント・カンパニー: AIに勝てる組織の条件」、早川書房(2020)
https://mat.lekumo.biz/books/2020/06/ai-9de0.html
 

◆読んだ本
 
次に6月前半に目を通した本です。
 
例によって☆はこれから(いつになるかわかりませんが)書評を書きたいと思っている本です。★は評価です。
 

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☆ハル・グレガーセン(黒輪 篤嗣訳)「問いこそが答えだ!~正しく問う力が仕事と人生の視界を開く」、光文社(2020)(★★★★★)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334962394/opc-22/ref=nosim
※問いの話はその人の信念に基づくものが多いが、この本はマサチューセッツ工科大学(MIT)リーダーシップセンター所長が研究に基づき書いている。

安斎 勇樹、塩瀬 隆之「問いのデザイン: 創造的対話のファシリテーション」、学芸出版社(2020)(★★★★)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761527439/opc-22/ref=nosim
※今まで読んだワークショップデザイン本の中でベスト3に入る。この種の本は、創造的という言葉を冠に使っているだけのものが多いが、この本は違う。
 
☆柴田 昌治「なぜ、それでも会社は変われないのか 危機を突破する最強の「経営チーム」」、日本経済新聞出版(2020)(★★★★1/2)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532323150/opc-22/ref=nosim
※「なぜ、会社は変われないのか」の令和版。今回は経営層の変革に焦点を当てている。
 
小林 雅一「仕事の未来 「ジョブ・オートメーション」の罠と「ギグ・エコノミー」の現実 (講談社現代新書)」、講談社(2020)(★★★★)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4065199352/opc-22/ref=nosim
※AIやロボットが人間の労働者に置き換わるのではなく、両者が共存共栄を図るにはどうしたらいいかを考察した本。視点が面白いので、新書ではなく、もう少し掘り下げた議論を読みたかった。
 
マーティン・ファクラー「フェイクニュース時代を生き抜く データ・リテラシー (光文社新書)」、光文社(2020)(★★★★)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334044735/opc-22/ref=nosim
※スマホの無料アプリや左右両方の意見を読む方法など誰もが今すぐできる情報収集を手ほどきしている。
 

2020年6月11日 (木)

AIに勝てる組織の条件

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トム・ピーターズ(久保 美代子訳)「新エクセレント・カンパニー: AIに勝てる組織の条件」、早川書房(2020)

 
 
お薦め度:★★★★★
 
 
 
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2020年6月 2日 (火)

【読書リスト】2020年5月後半に読んだ本

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◆紹介記事を書いた本
 
5月後半に書いた記事は1本です。
 
エイミー・ウィテカー、山口周(電通 京都ビジネスアクセラレーションセンター編、不二 淑子訳)「アートシンキング 未知の領域が生まれるビジネス思考術」、ハーパーコリンズ・ ジャパン(2020)
https://mat.lekumo.biz/books/2020/05/post-1e52.html
 
 
◆読んだ本
 
次に5月後半に目を通した本です。
 
例によって☆はこれから(いつになるかわかりませんが)書評を書きたいと思っている本です。★は評価です。
 

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☆トム・ピーターズ(久保 美代子訳)「新エクセレント・カンパニー: AIに勝てる組織の条件」、早川書房(2020)(★★★★★)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4152099151/opc-22/ref=nosim
※久しぶりにトム・ピーターズを読んだ。AIに勝てるという切り方はトム・ピーターズらしくていい。内容敵も非常に興味深い事例がいくつかあった。
 
野中 郁次郎  (著), 勝見 明 (著)「共感経営 「物語り戦略」で輝く現場」、日本経済新聞出版(2020)(★★★★)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532323371/opc-22/ref=nosim
※企業経営や事業の遂行では、ものごとの本質を直観するなかで、「跳ぶ仮説」を導き出し、イノベーションを起こす。この中で、共感の果たす役割について分析している。
 
スティーブン・デスーザ、ダイアナ・レナー(上原裕美子訳)「エフォートレスな行動で、能力を最大化する 「無為」の技法 Not Doing」、日本実業出版社(2020)(★★★★)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534057679/opc-22/ref=nosim
※「「無知」の技法 Not Knowing」の著者の続編。忙しすぎる日々からどうやって抜け出していくかを議論している。
 
谷中修吾「最強の縄文型ビジネス イノベーションを生み出す4つの原則」、日本経済新聞出版(2019)(★★★★1/2)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/453232288X/opc-22/ref=nosim
※「縄文」と「弥生」が会社だったら、どういう会社なのかということを、ビジネスの原理をたどりながら分析している。縄文の方が今の時代には適しているが、それを踏まえて、現在のマネジメントの在り方に対する気づきがある。

2020年5月31日 (日)

今いる地点から、未知のB地点にたどり着くために

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エイミー・ウィテカー、山口周(電通 京都ビジネスアクセラレーションセンター編、不二 淑子訳)「アートシンキング 未知の領域が生まれるビジネス思考術 (ハーパーコリンズ・ノンフィクション) 」、ハーパーコリンズ・ ジャパン(2020)
 
 
 
お薦め度:★★★★★

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2020年5月19日 (火)

【読書リスト】2020年5月前半に読んだ本

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紹介記事を書いた本
 
5月前半に書いた紹介記事は2冊です。
 
田坂 広志「直観を磨く 深く考える七つの技法 (講談社現代新書) 」、講談社 (2020)
https://mat.lekumo.biz/books/2020/05/post-0481.html
 
山口 周、水野 学「世界観をつくる 「感性×知性」の仕事術」、朝日新聞出版(2020)
https://mat.lekumo.biz/books/2020/05/post-8f25.html
 
 
◆読んだ本
 
次に5月前半に目を通した本です。
 
例によって☆はこれから(いつになるかわかりませんが)書評を書きたいと思っている本です。★は評価です
 

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☆デイビッド・エプスタイン(中室 牧子解説、東方 雅美訳)「RANGE(レンジ)知識の「幅」が最強の武器になる」、日経BP(2020)(★★★★★)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822288773/opc-22/ref=nosim
※原著は、「RANGE:Why Generalists triumph in a Specialized world」。タイトルの通り、ジェネラリストトの優位性を述べた本。名著!
 
☆河南 順一「Think Disruption アップルで学んだ「破壊的イノベーション」の再現性」、KADOKAWA(2020)(★★★★)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4046043911/opc-22/ref=nosim
※アップルのThink Diiferent活動の日本の責任者が書いた、アップルの破壊的イノベーションの方法論。読んでいて非常に楽しい。
 
高田旭人「ジャパネットの経営 東大卒2代目の僕がカリスマ社長の後を継ぎ大事にしてきたこと」、日経BP(2020)(★★★★)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4296104918/opc-22/ref=nosim
※名著っていうか、高田さんの生き方が面白い!
 
☆坂井直樹「好奇心とイノベーション 常識を飛び越える人の考え方」、宣伝会議(2020)(★★★★1/2)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4883354954/opc-22/ref=nosim
※コンセプター坂井直樹さんの未来社会がもたらすものについて対談集。松岡正剛さん、猪子寿之さん、など一癖ありそうな8名が登場する。
 

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☆スティーブ・バッコルツ、トム・ロス、ウィルソン・ラーニング ワールドワイド株式会社( 小田 理一郎監訳、 東出 顕子訳)「成長企業が失速するとき、社員に“何"が起きているのか? 仕事に「働きがい」と「エネルギー」を取り戻す方法」、日経BP(2020)(★★★★1/2)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822288870/opc-22/ref=nosim
※変化に直面した組織のエンゲージメントとリーダーシップを分析した本。いいタイミングで出てきた。

2020年5月13日 (水)

論理を超える思考法と直観

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田坂 広志「直観を磨く 深く考える七つの技法 (講談社現代新書) 」、講談社 (2020)


(Kindle)https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B084G2CKV8/opc-22/ref=nosim
(紙の本)https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4065187958/opc-22/ref=nosim

お薦め度:★★★★★

 

  

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2020年5月 8日 (金)

解くことで価値が生まれる問題を創るには世界観が不可欠だ

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山口 周、水野 学「世界観をつくる 「感性×知性」の仕事術」、朝日新聞出版(2020)

(Kindle)https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B085ZTZG9B/opc-22/ref=nosim
(紙の本)https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022516739/opc-22/ref=nosim

お薦め度:★★★★1/2

 

 

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2020年5月 1日 (金)

コロナ後に向けてレジリエンスを高めよう!

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 コロナ自粛で経済活動がどん底に落ちています。
 
まあ、考えようによっては、100年生きるとしても人生の中で唯一といってもよい経験でしょうから、糧になる時期だと思います。日本でも緊急事態宣言があと1ヵ月くらいは続きそうなな感じですが、オンライン飲み会やチャレンジでつながることに飽きてきたら、一人で本を読むのはいかがでしょうか?
 
ビジネス書の杜で取り上げたテーマはレジリエンス(resilience)です。コロナ後の回復はV字ではなく、U字になるとかという話もありますが、いずれにしてもレジリエンス(回復力)次第でしょう。早く、コロナ被害から立ち直るためにも個々の人がレジリエンスという概念を理解し、高めていきたいものです。
 

◆レジリエンスの広まり
 
レジリエンスは、元々はストレスとともに物理学の用語でした。ストレスとは「外力による歪み」であり、レジリエンスはそれに対して「外力による歪みを跳ね返す力」として使われています。
 
その後、精神医学でも用いられるようになりました。精神医学では、「極度の不利な状況に直面しても、正常な平衡状態を維持することができる能力」という意味で使われます。
 
さらに、2013年のダボス会議で国際競争力としてのレジリエンスが取り上げられ、それ以降、政治、経済、環境、技術、人材育成などさまざまな分野で使われるようになってきています。ビジネスやマネジメントの世界ではレジリエンスは「困難な状況にもかかわらず、うまく適応できる力」の意味で使われます。
 
日本で、ビジネスにおけるレジリエンスが注目されるようになったのは、100年「LIFE SHIFT(ライフ・シフト): 100年時代の人生戦略」ですっかり有名になったリンダ・グラッドソンが「未来企業 レジリエンスの経営とリーダーシップ」という本でレジリエンスを議論したことがきっかけだと思います。これについては後で紹介します。
 
このようにレジリエンスにはいくつかの側面がありますが、ビジネス書の杜では、ビジネスやマネジメントの視点からレジリエンスについて勉強するために読みたい本を紹介したいと思います。なお、この記事を書いている好川は、ビジネスの視点からしかレジリエンスの本を読んでいませんので、もし、別の領域でよい本があれば、是非、教えてください。
 
 
◆レジリエンスのバイブル
 
まず、レジリエンスといえばこの本がバイブルです!

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アンドリュー・ゾッリ、アン・マリー・ヒーリー(須川 綾子訳)「レジリエンス 復活力--あらゆるシステムの破綻と回復を分けるものは何か」、ダイヤモンド社(2013)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478012334/opc-22/ref=nosim
 
これは特に分野を限定せず、レジリエンスをシステムとして解説した本です。災害や大混乱によって破綻するシステムと安定を取り戻すシステムの違いは何か、急激な状況変化に適応できる組織や機関、システムはどうすれば構築できるかを、レジリエンスという概念を使うことによって説明した本です。
 
少々概念的ではありますが、まず、レジリエンスというのを正しく理解するためには、特定の分野での本を読むより、こういうアプローチの本を読んだ方がよいと思います。この本の後で出版された本を見ていると、大体、この本て少々されているシステム構築のスキームに包含されていると思われます。
この本が今回、紹介する中で、今、最も読んで欲しい本です。
 

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【読書リスト】2020年3月~4月に読んだ本

バックナンバー https://mat.lekumo.biz/books/read/
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事情があって、ビジネス書の杜のブログ、FBページの更新が止まっていますが、そろそろ再開したいと思います。
 
とりあえず、3月、4月と読んだ本の紹介をしていませんので、紹介するところから再開します。あまり本を読めていないので数は少ないですが、結構いい本に当たっています。
 
例によって☆はこれから(いつになるかわかりませんが)書評を書きたいと思っている本です。なお、フェースブックでコメントしていない本によっては一口コメントをつけてあります。★は評価です。
 
 

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☆吉田幸司「「課題発見」の究極ツール 哲学シンキング 「1つの問い」が「100の成果」に直結する」、マガジンハウス(2020)(★★★★1/2)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4838730810/opc-22/ref=nosim
※哲学を課題発見のツールにしようと提案し、その方法をまとめた本。
 
 
高松 康平「筋の良い仮説を生む 問題解決の「地図」と「武器」」、朝日新聞出版(2020)(★★★★)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/402331868X/opc-22/ref=nosim
※ロジカルシンキングの重要な課題である仮説の生成を適切に行うために、問題解決の地図と武器を持とうという考えで、地図と武器になる手法を紹介した本。
 
クロード・スティール(北村英哉日本語版序文、藤原朝子訳)「ステレオタイプの科学――「社会の刷り込み」は成果にどう影響し、わたしたちは何ができるのか」、英治出版(2020)(★★★★1/2)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4862762875/opc-22/ref=nosim
※社会心理学では有名な手法であるステレオタイプが、実社会では十分に認識していない。その理由を、「差別」と「偏見」と混同されやすいことにあるとし、独特の視点からステレオタイプの意義と取り扱いについて論じた本。
 
ガブリエル・ワインバーグ、ローレン・マッキャン(小浜 杳訳)「超一流が実践する思考法を世界中から集めて一冊にまとめてみた。」、SBクリエイティブ(2020)(★★★★)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4815604428/opc-22/ref=nosim
※思考法を選択、結果想定、タイムマネジメントなど9つのジャンルに分け、それぞれについて著名なリーダーたちの思考法を紹介している。
 
☆羽田康祐 k_bird 「問題解決力を高める「推論」の技術」、フォレスト出版(2020)(★★★★★)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4866800615/opc-22/ref=nosim
※独特の視点により、洞察、予測と検証、アブダクションについて解説し、それらの組み合わせによって推論力を高める方法を示している。ロジカルシンキングができる人にも新たな発見が多数あるだろう。
 
細谷 功「「具体?抽象」トレーニング 思考力が飛躍的にアップする29問」、PHP研究所(2020)(★★★★)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569845991/opc-22/ref=nosim
※細谷さんのテーマである具体と抽象の行き来に関する新刊。今回は多くの問題を準備してあり、考えながら思考スキルが身につく一冊になっている。
 
☆山口 周、水野 学「世界観をつくる 「感性×知性」の仕事術」、朝日新聞出版(2020)(★★★★1/2)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022516739/opc-22/ref=nosim
※両者の書籍はほとんど読んでいるので特に新しさは感じなかったが、話がかみ合わない部分があって、その議論がなかなか、興味深かった。

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2020年3月 2日 (月)

【読書リスト】2020年2月後半に読んだ本

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2月後半に目を通した本です。相変わらず紹介記事は書けていませんが、コロナ騒ぎで本はたっぷり読めました。数が多かったので、★★★以下は省略しています。
 
例によって☆はこれから(いつになるかわかりませんが)書評を書きたいと思っている本です。なお、フェースブックでコメントしていない本によっては一口コメントをつけてあります。★は評価です。
 

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☆エイミー ウィテカー、山口周(電通 京都ビジネスアクセラレーションセンター編、不二 淑子訳)「アートシンキング 未知の領域が生まれるビジネス思考術 (ハーパーコリンズ・ノンフィクション) 」、ハーパーコリンズ・ ジャパン(2020)(★★★★)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4596551472/opc-22/ref=nosim
※早くも今年のベスト3に入れたいような本。難解だが、山口さんの書いたフレームによってビジネスマンでも読み込める内容になっている。
 
☆アストリッド・フェルメール、ベン・ウェンティング、ヨス・デ・ブロック(序文)(, 嘉村 賢州、吉原 史郎訳)「自主経営組織のはじめ方――現場で決めるチームをつくる」、英治出版(2020)(★★★★★)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4862762824/opc-22/ref=nosim
※ディール組織とセットで読みたい本。これも話題になりそうな気配あり。
 
紺野 登「イノベーション全書」、東洋経済新報社(2020)(★★★★)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492522255/opc-22/ref=nosim
※よくまとまっているので、これからイノベーションの勉強をしたい人にはお薦め。
 
小村 典弘「デザイン経営の実行 ブランド力、イノベーション力を劇的に向上させる源泉とは何か?」、現代書林(2019)(★★★1/2)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4774518336/opc-22/ref=nosim
※紹介されている事例も書かれていることも興味深いのだが、そもそもデザイン経営の定義の解釈がしっくりこない。
 
☆安宅和人「シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成 (NewsPicksパブリッシング)」、NewsPicksパブリッシング(2020)(★★★★1/2)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4910063048/opc-22/ref=nosim
※期待ほどではなかったが、安宅さんの著作だということを忘れて読めばよい本。納得できることも多い。
 
☆田坂 広志「直観を磨く 深く考える七つの技法 (講談社現代新書) 」、講談社(2020)(★★★★★)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4065187958/opc-22/ref=nosim
※ついに出たかって感じの本。そもそも、今、直観(直感)はブームになっているが、それに火をつけたのは田坂さんだと思っている。その田坂さんが初めて書いたまとまった直観本。直感ではなく、直観であることも興味深い。
 
サリム・イスマイル、フランシスコ・パラオ、ミシェル・ラピエール、ピーター・ディアマンディス (序文)、吉田聡美(解説)( 山本 真麻訳、日高 穂香訳)「シンギュラリティ大学が教える シリコンバレー式イノベーション・ワークブック」、日経BP(2020)(★★★★)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822289907/opc-22/ref=nosim
※眺めていて楽しい本ではあるが、この本もまた、これからの人にお薦め
 
☆星 健一「amazonの絶対思考」、扶桑社(2019)(★★★★★)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4594083161/opc-22/ref=nosim
※前から気になっていたので読んでみた。何冊かのアマゾン本と被る内容であるが、内容は面白い。

2020年2月17日 (月)

【読書リスト】2020年2月前半に読んだ本

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2月前半に目を通した本です。なかなか、紹介記事をかけませんが、要望があり、フェイスブックのページにこの記事で書いている一言よりは少し多めのコメントを入れて、読んだ本の紹介をはじめましたので、そちらも読んで頂ければと思います。フェースブックで紹介しなかったものには、
 
ということで、2月前半に読んだ本は以下の通りです。例によって☆はこれから(いつになるかわかりませんが)書評を書きたいと思っている本です。なお、フェースブックでコメントしていない本によっては一口コメントをつけてあります。
★は評価です。
 
 

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☆ニロファー・マーチャント(栗木 さつき訳)「ONLYNESS~組織も肩書もいらない人生をつくる、」大和書房(2019)(★★★★★)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4479797009/opc-22/ref=nosim
 
ハーバード・ビジネス・レビュー編集部編集(DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部訳)「ハーバード・ビジネス・レビュー[EIシリーズ] やっかいな人のマネジメント」、ダイヤモンド社(2020)(★★★★)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478106010/opc-22/ref=nosim
 
市谷 聡啓「チーム・ジャーニー 逆境を越える、変化に強いチームをつくりあげるまで」、翔泳社(2020)(★★★★)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798163635/opc-22/ref=nosim
 
ブレント・ゴールドファーブ、デヴィッド・カーシュ(渡部 典子訳)「テクノロジー・バブル なぜ「熱狂」が生まれるのか(生まれないのか)?」、日経BP(2020)(★★★★)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822288536/opc-22/ref=nosim
※新技術の登場にマーケットが沸き立ち、株価が一線を超える条件を追求している。テクノロジーマネジメントを株価という視点からとらえているのは面白い!
 
☆リード・ホフマン、クリス・イェ、(ビル・ゲイツ序文)( 滑川 海彦、高橋 信夫訳)「ブリッツスケーリング 苦難を乗り越え、圧倒的な成果を出す武器を共有しよう」、日経BP(2020)(★★★★1/2)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822288595/opc-22/ref=nosim

2020年2月14日 (金)

「アート」と「ビジネス」や「マネジメント」の関係づけを考えた本(改訂版)

 
 
◆ドラッカーはなぜ日本画をコレクションしていたのだろう
 

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アートとビジネス、あるいはマネジメントとの関係というと、ピーター・ドラッカーに始まる。ドラッカーは
 
マネジメントはリベラルアートである
 
と断言し、研究上の位置づけははっきりしないが、研究者としての初期に有名な「日本画コレクション」をしており、なんらかの関係性を考えていたことは容易に想像できる。著者がアートに注目しているのも、実はドラッカーの存在がある。
 
このあたりの話は、以下の本を読んでみるといいだろう。
 
 

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2020年2月 3日 (月)

【読書リスト】2020年1月後半に読んだ本

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1月前半に目を通した本のリストです。以前として、年末のインフルエンザでダウンした影響が大きく、あまり、本を読めない日が続いています。
 
なお、☆はこれから(いつになるかわかりませんが)書評を書きたいと思っている本です。なお、本によっては一口コメントをつけてあります。★は評価です。
 

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☆ジョナサン ハスケル、スティアン ウェストレイク(山形 浩生訳)「無形資産が経済を支配する: 資本のない資本主義の正体」、東洋経済新報(2020)(★★★★★)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492315241/opc-22/ref=nosim
※超・面白かった。無形資産を体系的に書いた本は初めてで、非常にインパクトがあった。
 
星 健一「amazonの絶対思考 常に、「普通という基準」を作り変える (扶桑社BOOKS)」、扶桑社(2019)(★★★★)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4594083161/opc-22/ref=nosim
※アマゾンジャパンの経営会議メンバーが書いただけあって生々しいが、アマゾンは本が増えていてあらかた読んでいるので、そんなに新鮮味はなかった。
 
奥田 和広「本気でゴールを達成したい人とチームのための OKR」、ディスカヴァー・トゥエンティワン(2019)(★★★★1/2)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799324616/opc-22/ref=nosim
※1年くらい前の本。読んだことのあるOKRの本の中では一番良かった
 
☆井上 達彦「ゼロからつくるビジネスモデル: 新しい価値を生み出す技術」、東洋経済新報社(2019)(★★★★★)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492534172/opc-22/ref=nosim
※理論的に正しいかどうかは分からないが、井上先生らしく、切り込んだ内容。

2020年1月31日 (金)

プロジェクトマネジメントの新しい「基本」を示す

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好川哲人「プロジェクトマネジメントの基本」、日本実業出版社(2011)

(Kindle版)https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00KLVQ9X0/opc-22/ref=nosim

(紙の本)https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B01BC58H2E/opc-22/ref=nosim

 

お薦め度:★★★★★

 

 

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2020年1月24日 (金)

「工場」パラダイムから「アート」パラダイムへ

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若宮 和男「ハウ・トゥ アート・シンキング 閉塞感を打ち破る自分起点の思考法」、実業之日本社(2019)
 
 
お薦め度:★★★★★
 
 
 
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2020年1月23日 (木)

【読書リスト】2020年1月前半に読んだ本

バックナンバー https://mat.lekumo.biz/books/read/
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1月前半に目を通した本のリストです。12月後半にインフルエンザでダウンして、リカバリーに苦労するで読んだ数少ない本です。
 
なお、☆はこれから(いつになるかわかりませんが)書評を書きたいと思っている本です。なお、本によっては一口コメントをつけてあります。要望がありましたので、今回から★の評価をつけています。ご参考まで。
 
☆若宮 和男「ハウ・トゥ アート・シンキング 閉塞感を打ち破る自分起点の思考法」、実業之日本社(2019)(★★★★★)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4408338974/opc-22/ref=nosim

※超・好みの本。著者とは価値観が合いそうだ。
 

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☆ジム・コリンズ(土方 奈美訳)「ビジョナリー・カンパニー 弾み車の法則」、日経BP(2020)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822288609/opc-22/ref=nosim
※ビジョナリーカンパニー新作。ファンが多いシリーズなので、こういうことを言うと反論が出そうだが、これまでで一番良かった(★★★★★)
 
 
ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド(上杉 周作、関 美和訳)「FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣」、日経BP(2019)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822289605/opc-22/ref=nosim
※年末にビジネス書の杜のベスト10を発表する前に読もう思って取っていたのだが、結局読めなかった。年が明けてじっくり読んだが、やっぱり面白かった。(★★★★★)
 

2019年 よかった本ベスト10

遅くなりましたが、本年の第1回目の投稿になります。本年もよろしくお願いします。
 
FB版のビジネス書の杜ではすでに発表していますが、昨年、読んだ本の中で、よかった10冊です。
できるだけ、2019年に出版された本の中から選ぼうとしたのですが、1位に選んだ「センスメイキング」は2018年11月に出版された本です。最初に読んだのも実は2018年なのですが、2019年にもっとも多く繰り返し読んだ本でしたので、この本を選びました。
 
なお、ベスト3のうち、1位と3位は、ブログでは取り上げていないので、FB版に書いた紹介文を再掲しました。2位はブログ記事へのリンクになっています。
 

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【1】クリスチャン・マスビアウ(斎藤栄一郎訳)「センスメイキング」、プレジデント社(2018)

 
<紹介文>
本書でいうセンスメイキングとは、

アルゴリズム思考の対極にある概念であり、自身の文化の土台になっている先入観や前提を捨て去り、対象世界の文化を調べ、全方位的に理解し、洞察力を育むこと

である。一言でいえば、「本当に重要なものを見極める力」だとしている。

センスメイキングに、5ステップとか、絶対成功できる秘訣といったものはない。その代わりに、本書では洞察に近づく原則として

1.個人ではなく文化を
2.単なる「薄いデータ」ではなく、「厚いデータ」を
3.「動物園」ではなく「サバンナ」を
4.「生産」ではなく「創造性」を
5.「GPS]ではなく、「北極星」を

の5つを取り上げ、各項目について事例を通
じて、センスメイキングがどのような背景で、どのように行われているかを丁寧に紹介している。その事例が考えさせられるものばかりである、読むだけで意識が変わるのではないかと思う。

「これまで役に立つソリューションの提供を重視してきたが、これからは意味を創造するセンスメイキングが重要になってくる。」これが本書の主張だが、読めば、その主張が十分に理解できるし、ソリューションアプローチの限界も見えてくる。

是非、読んでみてほしい!最後になるが、この本を読む際には、ソリューションですべてが解決できるとか、技術で物事を解決することこそ本流だといった先入観や前提を捨てて読むといいだろう。
 
 

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2019年12月17日 (火)

【読書リスト】2019年12月前半に読んだ本

バックナンバー https://mat.lekumo.biz/books/read/
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12月前半に目を通した本のリストです。12月に入ってからいろいろと忙しく、あまり読めていません。
 
なお、★はすでに紹介記事を書いたもの、☆はこれから(いつになるかわかりませんが)書きたいと思っている本です。なお、本によっては一口コメントをつけてあります。要望がありましたので、今回から★の評価をつけています。ご参考まで。
 
★ジョン・C・マクスウェル(山田 仁子訳、岩田 松雄解説)「「NO LIMITS 「できる人」は限界をつくらない」、三笠書房(2019)
※すでに紹介記事を書いていますので、こちらをご覧ください!(★★★★★)
https://mat.lekumo.biz/books/2019/12/post-eae0.html
 
楠木 建、山口 周「仕事ができる」とはどういうことか?」、宝島社(2019)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/480029469X/opc-22/ref=nosim
※ほとんど著書を読んでいる2人の対談とあって、ワクワクしながら読んだが、かみ合ってはいるが、何か新しいものを生み出すコラボレーションではなかった。(★★★★)
 

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☆天野 晴久「創造力とデザインの心得 - 5年後の“必要"をつくる、正しいビジネスの創造計画 - (ワニプラス)」、ワニブックス(2019)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4847098447/opc-22/ref=nosim
※ある人に勧められて読んだのだが、思わぬあたり本!(★★★★★)
 
松尾浩「【改訂版】直観の技法」(2019)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B07PJ1TBDM/opc-22/ref=nosim
※自費出版だと思われるが、なかなか、直観に対する見識を広めるのに役立った。こういう考え方もある。(★★★)

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