擦り合わせのフレームワークってできるんだ【ほぼ日読書日記 2009年8月30日】
選挙報道を見ていた。最初、朝日をつけていたら、8時に200議席以上を出した。統計的な有意性があるだけの出口調査をして当確を出しているのだろうが、ちょっと違うのではないかと思う。
ザッピングしていると、他局が朝日が当確を出した事務所の中継をすると、まだ、真剣に推移を見守っているというのは、何か異様さを感じる。
そんなところで、興味がなくなり、本を読みながら、選挙結果を見ていた。この本。
日本的を米国がフレームワークにするというのは、カンバンに代表されるように多い。これもそうか。
ロジャー・マーティン(村井 章子訳)「インテグレーティブ・シンキング」、日本経済新聞出版社(2009)
擦り合わせという発想は日本人しか受け入られないものだと思っていたが、そうでもないってことらしい。フレームワークにすれば、使おうとするんだ。
っていうか、重要性があると思っているようだ。
それにしても、このフレームワークはすごいと思う。言葉にすると、全然、イメージが変わってしまうが、よく考えてみると擦り合わせそのものである。
ただ、これが対話だと言われると違和感があるかな。矛盾や対立からイノベーティブな解決策を見出しているという点では対話であるが、弁証法的ではない。どちらかというと、談合に近いような気がする。
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