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2009年2月28日 (土)

プロジェティスタのバイブル!

4622073900 エンツォ・マーリ(田代 かおる訳)「プロジェクトとパッション」、みすず書房(2009)

お奨め度:★★★★★

イタリアの巨匠エンツォ・マーリのプロジェクトデザイン論。

エンツォ・マーリは伝説的なモダンデザインの工房「ダネーゼ」とのコラボレーションを開始して、世界中に名を覇せた工業デザイナーである。日本では無印良品のデザイナーとして有名である。この本は自身のプロジェッティスタとしての考えをまとめ、後輩に伝えることを目的として書かれたプロジェクト哲学の書である。こういう本を書いてくれる人がいるというのがイタリアだと思わせる一冊。

■■■■■■【目次】■■■■■■

第1章 斧の一撃のものがたり
第2章 三つの地平線
第3章 必要、そしてまた必要
第4章 自然の方法論
第5章 学生へのいくつかの助言

■■■■■■■■■■■■■■■■

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2009年2月15日 (日)

スターバックスの店員はなぜ気持ちよいのか?

4532314348 ハワード・ビーハー、ジャネット・ゴールドシュタイン(関美和訳)「スターバックスを世界一にするために守り続けてきた大切な原則」、日本経済新聞出版社(2009)

お奨め度:★★★★1/2

スターバックスを全世界に展開したハワード・ビーハー氏が、マネジメントの原則を10にまとめた本。独特の、しかも、エッジの効いた表現で、かつ、具体的に書かれている。

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2008年12月25日 (木)

プロデューススキルの全貌が明らかに!

4820717332 佐々木 直彦「プロデュース能力 ビジョンを形にする問題解決の思考と行動」、日本能率協会マネジメントセンター(2008)

お薦め度:★★★★★

この本には誕生ストーリーがある。この本は、佐々木氏が1999年に日本能率協会マネジメントセンターから依頼され、一旦挫折したそうだ。同時期に、偶然、PHP研究所から同じ依頼があったが断った。ところが、PHP研究所でオファーした編集者の方がいつのまにか日本能率協会マネジメントセンターに転籍され、それを知った佐々木さんが日本能率協会マネジメントセンターに再チャレンジを持ち込んだというのだ。そして、最初から数えて10年かかり、やっと世の中にでてきたそうである。

そのストーリーを読んで、「これだけの本を作るにはやっぱり10年はかかるよな」と思わせるくらいよくできた本である。

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2008年12月14日 (日)

企画 企画 企画

447977128x 指南役「「考え方」の考え方 すぐれた企画は30秒で伝わる」、大和書房(2008)

お奨め度:★★★★★

副題の「30秒で伝わる」というコピーにピンときた人には、この本はあまり前のことが指南役さんの独特の語り口調で書いてあるだけの本かもしれない。でも、ピンとこなかった人は、ぜひ読んでほしい一冊。

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2008年12月 9日 (火)

サムスンのプロフェッショナルなマネジメント論

4484081032 チョン・オクピョウ(蓮池薫訳)「韓国最強企業サムスンの22の成功習慣」、阪急コミュニケーションズ(2008)

お薦め度:★★★★★

サムスンの伝説のマーケッタとして知られる、チョン・オクピョウがサムスン流の勝つ企業への変身の秘訣を6章22項目にまとめた本。ひとつひとつが非常に濃い内容で、サムスンの急成長が納得できる。また、蓮池薫さんが翻訳をしているが、翻訳の質が極めて高く、書かれている内容がどんどん吸収できるような感じになる。

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2008年11月21日 (金)

ミドルマネジャーの教科書~100冊の啓発書よりこの一冊

4534044593 秋沢 志篤「 「オキテ破り」が人を動かす」、日本実業出版社(2008)

お奨め度:★★★★★

まだ、年を振り返るには多少早いが、今年は酒井穣さんの「課長の教科書」の大ヒットに始まって、ミドルマネジメントの本がたくさん出版された。僕は神戸大学の金井壽宏先生のゼミナールに参加したが、そのときに先生が言われていたことを思い出している。正確ではないが、「ミドルマネジャーは組織によって立場が違うし、人によってキャリアが違う。モデル化するよりも、フィールドワークから何かを学ぶことが重要」といったニュアンスのことである。

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2008年11月19日 (水)

兵法三十六計とマネジメント

兵法はもともと、出版物の多いテーマだが、今年1年だけで、ビジネスをテーマにした兵法の本が3冊出ている。これはちょっと驚きだ。

兵法は、中国で5世紀くらいから民衆の間で語り継がれてきた策略の教え。中国オフショアの専門家がいろいろと「中国人は、、、」といっているのを聞くと、兵法を認識しているのかといいたくなる。

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2008年10月29日 (水)

仕事、楽しんでる?

4861139236 ポール・アーデン(sanctuarybooks訳)「PLAY・JOB (プレイ・ジョブ) 」、サンクチュアリパプリッシング(2008)

お奨め度:★★★★1/2

この本は「常識はずれの行動」の重要性を説明している。

「無理をすること」が、いかにあなたの人生を安定させるか
「まともじゃない方法」が、なぜ、論理的な方法より優れているのか

そんな矛盾について、偉大なビジネスマン・哲学者・アーティストたちの言葉や、
新鮮で刺激的な作品、私の身近で起こった出来事などを例に、これから解説
していきたい。

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2008年10月28日 (火)

不合理が競争力を生み出す

4478004579 ポール・レンバーグ(山崎康司訳)「会社を変える 不合理のマネジメント―1.5流から超一流への発想転換」、ダイヤモンド社(2008)

お奨め度:★★★★★

型に始まり、型を破る

マネジメントには常識がある。しかし、常識にとらわれている限り、平均的な成果を超える成果を挙げることはままならない。この本は、型の破り方を「体系的」に教えてくれる。

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2008年9月30日 (火)

上司との微妙な関係

4062138670_2 ジーニ・グレアム・スコット(神田 由布子訳)「ダメ上司につけるクスリ」、講談社(2008)

お薦め度:★★★1/2

ジーニ・グレアム・スコットは米国では50冊以上の本を出している評判の文筆家であり、影響を持つコンサルタントでもある。本書はジーニ・グレアム・スコットの初の邦訳。

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