オペレーションマネジメント Feed

2011年1月10日 (月)

個人と組織のGDT

4576101714 デビッド・アレン(田口 元監訳)「ひとつ上のGTD ストレスフリーの整理術 実践編 仕事というゲームと人生というビジネスに勝利する方法」、二見書房(2010)

お奨め度:★★★★★

2001年に邦訳されたデビット・アレン氏のGTDの実践編。

デビッド・アレン(森平慶司訳)「仕事を成し遂げる技術―ストレスなく生産性を発揮する方法」、はまの出版(2001)

こちらは、仕事のハウツー本的なイメージだったが、本書は、前書で述べられていたことを整理、改善し、GTDとして体系的な方法論にした印象のある一冊。また、経験に基づいて、理論も強化されており、納得性も高くなっている。

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2010年6月30日 (水)

経営学の最前線を使える知識として知る(書籍プレゼントあり)

 日本経済新聞社「これからの経営学(日経ビジネス人文庫)」、日本経済新聞出版社(2010)4532195454

お奨め度:★★★★★

日経朝刊・経済教室面の人気連載「やさしい経済学」の“経営学のフロンティア”シリーズをビジネス人文庫として刊行。日本の経営学界の重鎮、気鋭の研究者17人が、変革・グローバル化の時代に必要な「一番知っておきたい」経営を具体的にやさしく講義した一冊。

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2010年4月24日 (土)

戦略的行動にはルール作りが不可欠

4887597797 青木 高夫「ずるい!? なぜ欧米人は平気でルールを変えるのか」、ディスカヴァー・トゥエンティワン(2009)

お奨め度:★★★★

本田技研工業の渉外部門に勤務する著者が、税制・国内外の自動車産業のルール作りに参画する中で感じていることや、調べたルールに関する薀蓄をまとめた本。国内や国際標準の策定などにかかわる人だけではなく、組織内で組織のルール作りにかかわっている人には非常に重要な示唆があり、ぜひ、読んでほしい一冊。

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2010年3月23日 (火)

戦略実行マネジャーの必読書

4532310377 ラリー・ボシディ、ラム・チャラン(高遠 裕子訳)「経営は「実行」―明日から結果を出す鉄則」、日本経済新聞社(2003)

お奨め度:★★★★★

2002年に原書が出版され、大変なベストセラーになった本。邦訳は、2003年に出版された。最近、経営リーダー向けの本がいろいろと出版されるようになってきた。手当たり次第読んでいるが、精神論とオペレーショナルな話だけに終始している本ばかりなので、古い本だが、経営の永遠を論じた本でもあるので、ぜひ、読んでほしいなと思って、紹介することにした。

この本のテーマはシンプルである。戦略の実行こそがリーダーの仕事であるにも関わらず、その方法を知らず、成果を上げることができないでいるリーダーは多い。そのようなリーダーのために、戦略実行には、体系があり、その体系をきちんと理解し、実践していくことで「実行」ができることを示すのがこの本のテーマである。

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2009年12月13日 (日)

製品開発マネジメントのバイブル復刊

4478001936 藤本 隆宏、キム・クラーク(田村 明比古訳)「 【増補版】製品開発力―自動車産業の「組織能力」と「競争力」の研究」、ダイヤモンド社(2009)

お奨め度:★★★★★

出版不況のせいか、80~90年代の名著の復刊が目につく。特に、ダイヤモンド社は、持っているコンテンツの質の良さがあって、非常のよい本を結構、復刊してくれている。今年だけでも、先日紹介したテーラーの「科学的方法論」もそうだし、コッターの「ビジネス・リーダー論」もそうだ。その中の一冊が、藤本先生のこの本。

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2009年11月30日 (月)

「よくできた人間観察の記録だね」by 神戸大学加護野忠男教授

447800983x フレデリック・テイラー(有賀 裕子訳)「新訳 科学的管理法」、ダイヤモンド社(2009)

お奨め度:★★★★★

先日、テイラーの「科学的管理法」が有賀裕子さんの訳で出版されているのを見つけ、購入して読んだ。現代的な訳で、すんなりと読め、すばらしい。

テイラーの科学的管理法は100年以上前に発案され、多くのフィールドでの実験をもとにまとめられたものだが、現代ではあまり、評判のよいものではなく、古いとか、人間的でないとかいった批判がある。これは大いなる誤解である。このような誤解をしている人は、ぜひ、この本を読んでみてほしい。今、あなたが直面している状況でも大いに学ぶものがあるだろう。

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2009年10月15日 (木)

プロジェクト型経営の実践を勉強するならこの本

4891006730 浦 正樹「プロジェクトを成功に導く組織モデル チームの「やる気」はなぜ結果に結びつかないのか」、日経BPソフトプレス(2009)

お奨め度:★★★★1/2

日本で屈指のプロジェクトマネジメントのコンサルタントによる、プロジェクト型経営(マネジメントバイプロジェクト)の教科書。多くのケースを踏まえて得られた知見がベストプラクティスとして集約されており、プロジェクト型経営のイメージを把握するには最適な一冊である。

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2009年9月 2日 (水)

戦略的なプロジェクトのマネジメント

4478009201 大木 豊成「ソフトバンク流「超」速断の仕事術―1か月かかる仕事を1週間でやり遂げる!」、ダイヤモンド社(2009)

お奨め度:★★★★1/2

久しぶりにプロジェクトマネジャーやプロジェクトスポンサーが読む価値のあるプロジェクトマネジメントの本に出会った。ソフトバンクグループで活躍されている大木豊成氏が、経験に基づき書いた「短納期」、「大規模」なプロジェクト推進方法論。

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2009年8月 9日 (日)

計画を形骸化させないための秘訣

4062575523 加藤 昭吉「「計画力」を強くする」、講談社(2007)

お奨め度:★★★★★

「優れた計画を立案し、その通りに 実行したり実行させる能力」と定義した計画力を高める方法を体系的に整理した一冊。

ブルーバックスとしてコンパクトにまとめられており、おそらく読者が知りたい肝心の部分が明確に書かれていないような印象を受けるが、計画力を強くするためには、その部分を自分でいろいろと工夫しながら考え抜き、試行錯誤しろということだろう。むしろ、計画法のフレームワークとしてみれば、よくまとめられた一冊だ。

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2009年7月26日 (日)

仕組み作りの本質が分かる

4478009406 ショーエンK「「ぼうず丸もうけ」のカラクリ」、ダイヤモンド社(2009)

お奨め度:★★★★★

大学で経営学を学び、就職後も「隠れボウズ」として会計事務所に勤務し、税理士の資格を取ったという一風変わったお坊さん ショーエンKさんが書いたお坊さんやお寺のビジネスの実態を書いた本。

ぼうず丸もうけとテーマについてマネジメントリテラシーがある著者が書いているだけに、比較的ベールに包まれた宗教ビジネスの暴露を楽しみながら、事業戦略、マーケティング、人事、財務、営業、オペレーションマネジメント、税務などに応用できる、レバレッジの聞く仕組み(カラクリ)が満載。

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