感情は経営資源である
野田稔「燃え立つ組織」、ゴマブックス(2007)
お奨め度:★★★★1/2
「感情のマネジメント」をテーマにした野田先生の新著。
最近のビジネスにおけるEQの注目度をみても、感情がマネジメントにとって無視できない存在であるという認識は定着してきたように思える。
ダニエル・ゴールマン(土屋 京子訳)「EQ―こころの知能指数」、講談社(1998)
しかし、それらは多くの場合、セルフマネジメント、あるいは、ソフトマネジメントの対象であり、マネジメントの対象として扱われることはなかった。この野田先生の本は、真正面からそこに切り込み、
正しく使われた「感情」は経営資源である
とまで言い切っている。
その上で、プロジェクトには「感情のV字回復がある」ことを発見し、その谷を乗り越えるための方法論として、モチベーションマネジメントを位置づけている。
モチベーションマネジメントにおいては、野田先生の得意のコミットメントという視点から、リーダーシップ、人材育成などの問題について述べている。また、リクルートHCの高津氏、リンクアンドモチベーションの小笹氏といった著名人をゲストに読んで彼らの持論を語ってもらっている部分も読み応えがある。
なお、野田先生の主張するコミットメントマネジメントについてはこちらの本を読んでみられることをお奨めしたい。
野田稔「コミットメントを引き出すマネジメント―社員を本気にさせる7つの法則」、PHP研究所(2003)


このブログでもマネジャーの仕事は何度か紹介しているが、ミンツバーグは考えるネタを提供してくれる著作が特徴である。マネジメントは複雑であるという思いがあるのだそうだ。



最近のコメント