意思決定 Feed

2010年10月30日 (土)

「捌く」・「こなす」から「突破」へ

4023308447 遠藤 功「課長力 逆境を突破する6つの力」、朝日新聞出版(2010)

お奨め度:★★★★★

課長は仕事を「捌く」、「こなす」だけではだめ、「突破」せよという発破をかける課長論。突破しイノベーションを起こす課長力の6つのディメンジョンを示し、それを実践している課長のストーリーを紹介している。今の時代に活躍するミドルマネジャーを紹介しているのだが、いるところにはいるなあという感じ。

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2010年9月19日 (日)

究極の選択をする

483341936X ケビン・メイニー、ジム・コリンズ(序文)(内田和成解説、有賀裕子訳)「トレードオフ―上質をとるか、手軽をとるか」、プレジデント社(2010)

お奨め度:★★★★

事業や商品の戦略を上質さと手軽さの「トレードオフ」という視点から論じた本。いろいろな原因によって成功したり、失敗したりする戦略を、トレードオフで分析するというのはおもしろいし、読んでいく内に、意外と有意義なのではないかと思える一冊。マーケティングだけではなく、制度やプロセスの設計にも使えるフレームワーク。制度やプロセスには、あまり有効な評価のフレームワークがないので、むしろ、マーケティングより有意義かもしれない。

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2010年8月22日 (日)

ESとCSと業績のエンゲージメント

4532316081 稲垣公雄、伊東正行「エンゲージメント・マネジメント戦略」、日本経済新聞出版社(2010)

お奨め度:★★★★★

この1~2年、課長本とか、マネジャー本、マネジメント本が続々と出ている。たくさん、あるのだが、「これで決まり!」という本がない。分野を区切ればとりあえず、「この本がお薦め」という本が存在するものだ。

例えば、戦略に関していえば清水勝彦先生の「戦略の原点」、意思決定に関していえば、昨年のAwardに選んだ「決めるマネジメント」をお薦めしている。動機づけに関していえば、最近話題になっているダニエル・ピンク氏の「モチベーション3.0」がその一冊だろう。リーダーシップであれば、ずっとマーティ・リンスキー氏の「最前線のリーダーシップ」をお薦めしていたが、今年の4月にジェームズ・クーゼスの「リーダーシップ・チャレンジ」が出たので、今はこちらを奨めることにしている。人間力に関していえば、ヘンリー・クラウド氏の「リーダーの人間力」だ。

しかし、マネジメント全般、あるいはマネジャー本で何がお奨めですかと聞かれると、答えに窮する。今、ドラッカーブームなので、「マネジメント - 基本と原則」という答えもあるかもしれないが、この本はそういう性格の本でもないように思え、帯に短く襷に長しの状況。

そんな中で、これが良いかもしれないと思わせる1冊。

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2010年6月19日 (土)

マネジメント版「失敗学」

4532316251 スティーヴン ブラウン(松野 弘訳)「マネジャー13の大罪―ビジネスの致命傷を避ける法」、日本経済新聞出版社(2010)

お奨め度:★★★★1/2

マネジャーが陥り易い落とし穴を、13の視点から整理したマネジャー向けの啓蒙書。

もし、あなたが何かのマネジャーの立場にあり、全く、心当たりがなければすばらしいマネジャーだといえよう。もし、心当たりがあれば、失敗事例を読みながら、学んでいけるすばらしい本なので、ぜひ、読んでみてほしい。

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2010年5月 1日 (土)

イビチャ・オシムとの対話

4047102385 イビチャ・オシム「考えよ! ――なぜ日本人はリスクを冒さないのか? 」角川書店(2010)

お奨め度:★★★★

余裕があるときに、一度、やってみようと思っていた記事です。こういう書籍の紹介方法もありかなと思いまして。

イビチャ・オシム氏のこの本から、印象に残った記事を抜粋して、Twitterで紹介しながら、それに僕のコメントをつけていきました。それぞれのメッセージについて、かなりの数、RTして貰ったり、メッセージを下さいました。本当は、メッセージも紹介した記事にしようと思っていたのですが、ダイレクトメッセージが多かったので、今回は断念しました。

一応、書籍紹介記事ですんで、まあ、これで十分かな?まあ、読んでみてください。次は、最初に宣言をしてやります。まあ、お盆休みかな、、、

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2010年4月27日 (火)

見えないものを「視える化」する「ハカる」

4887598068 三谷 宏治「ハカる考動学」、ディスカヴァー・トゥエンティワン(2010)

お奨め度:★★★★1/2

三谷 宏治さんの「いまは見えないものを見つけ出す 発想の視点力」でメインテーマのひとつであった「ハカる」ことをだけをとりだし、深めた一冊。ハカることを概念化し、豊富な事例を用いて説明し、エクスサイズを通じて理解を深めることのできる、とてもインスパイアされる本。

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2010年4月18日 (日)

ビジネスの海の海図を描き、航海をする

4492532692 平井 孝志「戦略力を高める」、東洋経済新報社(2010)

「現場」と「構想」をつなぐ「組織」の力をどう高めるかを議論した「組織力を高める」、売れる商品を作り続けるために顧客とどう向き合うかを議論した「顧客力を高める」に続き、思考の質やスピードという戦略力をどう高めるかを議論した第三作。

オーソドックスな戦略論と戦略実行論を独特の表現や、経験に裏打ちされた事例を使って解説されている。ビジネスマンにとって不可欠になってきた戦略力を高めたいすべての人にお奨めの一冊。特に、洋物の戦略論を読むと、言葉だけでいやにやるという人には、吟味された表現されている本書がお奨め。

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2010年4月 5日 (月)

未来への洞察を折り込んだ戦略計画を作る思考フレームワーク

4492556648 西村 行功「戦略思考のフレームワーク―未来を洞察する「メタ思考」入門」、東洋経済新報社(2010)

お奨め度:★★★★★

戦略の策定に役立つ思考フレームワークを4層のアーキテクチャーにまとめ、それぞれについて例を交えながら解説している。4層とは

 シナリオシンキング>システムシンキング>ロジカルシンキング>思考のOS

という階層である。戦略策定の視野は、現在から因果関係の明確な近い未来までであることが、多い中で、シナリオを体系の中に取り込むことによって、時間的に長い視野で戦略を策定する必要を提案している。著者はシナリオプラニングの日本の第一人者であり、90社のシナリオプラニングに携わってきた思考ノウハウを「未来を洞察するメタ思考」として公開した一冊。

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2010年3月30日 (火)

課長の本質を説く本

4756913563 吉江 勝「あたりまえだけどなかなかできない 課長のルール」、明日香出版社(2010)

お奨め度:★★★★1/2

お馴染み、明日香出版の「ルール」シリーズの課長編。課長としてやっていくために必要なスキルを101のルールにまとめている。非常に具体的なルールから、かなりコンセプチャルなルールまで、混ざっている。このこと、自体が課長という仕事の本質を語っているのではないかと思う。

酒井穣「はじめての課長の教科書」、ディスカヴァー・トゥエンティワン(2008)

以来、多くの課長の本がでているが、ちょっと雰囲気が違うのは、課長になる前の人よりは、課長に読んでほしい本である。

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2010年3月15日 (月)

危機の中で結果を出すには

4863940084 スティーブン・コヴィー、ブレック・イングランド、ロバート・ホイットマン「結果を出すリーダーになる」、キングベアー出版(2010)

お奨め度:★★★★★

不透明で困難な時代にリーダーが行うべきことを、フランクリン・コヴィー社のこれまでのソリューションをベースに考察した一冊。モデルとして、ツール・ド・フランス(世界でもっとも過酷な自転車のロードレース)で、個人で7連覇を遂げたランス・アームストロングを取り上げ、さまざまな考察をしている。そして、アームストロングと敗者の間には

規律ある実行力を備えたチームが勝利を手にし、これに欠けるチームが敗者になる

というルールを見つけた。

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