現代的なモチベーション理論
小林 英二「マジマネ5 部下の「やる気」を育てる! 」、ディスカヴァー・トゥエンティワン(2008)
お奨め度:★★★★★
新任マネジャーやリーダー向けのマネジメントシリーズ「マジマネ」の5巻。内発的動機付けの重要性を語り、動機付けの方法を具体的に説明している。また、内発的動機と外発的動機の使い分けについても、説明している。
小林 英二「マジマネ5 部下の「やる気」を育てる! 」、ディスカヴァー・トゥエンティワン(2008)
お奨め度:★★★★★
新任マネジャーやリーダー向けのマネジメントシリーズ「マジマネ」の5巻。内発的動機付けの重要性を語り、動機付けの方法を具体的に説明している。また、内発的動機と外発的動機の使い分けについても、説明している。
幸地 司「オフショア開発に失敗する方法―中国オフショアのリスク管理」、ソフト・リサーチ・センター(2008)
お奨め度:★★★★
中国オフショア開発のハンドブック。長く「中国ビジネス入門」というオフショア開発をテーマにしたメルマガを発行し、メルマガ発行のために豊富な取材やサーベイをしている著者らしく、事例や調査データを豊富に掲載するととにも、その背景にある理論を紹介するととにも、問題の具体的な解決策を紹介している。おそらく実践を意識して書かれた本だと思うが、学習にも、読み物としてもと、いろいろなニーズに応えられそうな一冊である。
スーザン・ブロック、フィリップ・ホワイトリー(伏見威蕃訳)「フラット化する世界のマネジメント」、東洋経済新報社(2008)
お薦め度:★★★★★
米国に限らず、日本でも業務のグローバル化はどんどん進んでいる。グローバル化の本質はフラット化にある。この点はトーマス・フリードマンが「フラット化する世界」で指摘している。
トーマス・フリードマン(伏見威蕃訳)「フラット化する世界(上)、増補改訂版 」、日本経済新聞社(2008)
この本は、フラット化された世界のマネジメントについて、成功例を参考にしながら、ポイントをまとめている。
グローバルな業務をしているマネジャーには必須といえる一冊。
ポール・レンバーグ(山崎康司訳)「会社を変える 不合理のマネジメント―1.5流から超一流への発想転換」、ダイヤモンド社(2008)
お奨め度:★★★★★
型に始まり、型を破る
マネジメントには常識がある。しかし、常識にとらわれている限り、平均的な成果を超える成果を挙げることはままならない。この本は、型の破り方を「体系的」に教えてくれる。
アダム・カヘン(高間邦男監修、ヒューマンバリュー編訳)「手ごわい問題は、対話で解決する」、ヒューマンバリュー(2008)
お薦め度:★★★★1/2
問題には2種類ある。ひとつは技術的な問題解決のように、答えを探す問題である。答えがあるかどうかは分からないが、答えはあるものだとして答えを探す。そして、もうひとつは答えを作る問題である。これは最初から答えがあるわけではない。問題の当事者が納得するような答えを作っていかなくてはならない。マネジメントやビジネスにおける問題はほとんど後者である。
高間邦男「組織を変える「仕掛け」」、光文社(2008)
お奨め度:★★★★1/2
ヒューマンバリューの高間邦男さんが、自社で実践している活動を中心にして、新しい組織マネジメントやリーダーシップのあり方、また、そこに向けての組織変革について全体像を示した一冊。
関島 康雄「チームビルディングの技術―みんなを本気にさせるマネジメントの基本18」、日本経団連事業サービス(2008)
お奨め度:★★★★★
最近、チームビルディングの本が増えてきた。片っ端から読んでみているのだが、チームビルディングは多面性があり、著者の専門的な視点に偏った説明になっていて、どうも、「盲人が象を語っている」ような感じの本ばかりだった。ということで、これというお奨め本が見当たらなかったが、やっと、象を象として説明している本に出会ったような気がしている一冊。
清宮普美代「質問会議 なぜ質問だけの会議で生産性が上がるのか?」、PHP研究所(2008)
お奨め度:★★★★1/2
21世紀に入ってから注目されるようになってきたアクションラーニングについて、マイケル・マーコード博士の手法を「質問会議」と名づけ、平易に、事例を交えて紹介した一冊。
向谷匡史「ビジネスを動かす「ウソの技法」 」、情報センター出版局(2008)
お薦め度:★★★★1/2
ヤクザの行動をビジネスに活かすというテーマで、さまざまな本を書いている向谷匡史氏の新作。コンプライアンスの強化が望まれている時代にぎょっとするようなタイトルの本である。ただし、内容は帯にもあるとおり、A級のコミュニケーション術を学べる一冊。
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