思考法 Feed

2009年3月 7日 (土)

当事者としてプレゼンする

4569644627 佐々木 直彦「大人のプレゼン術 自分と相手がワクワクドキドキする10か条」、PHP研究所(2005)

お奨め度:★★★★

2005年7月の出版。一風変わったプレゼンテーションの本。こんなつかみで始まる。

(1)いま、やりたいことをやっていますか?
(2)応援してくれる人はいますか?
(3)毎日楽しいですか?
(4)会議で自分の意見が通りますか?
(5)好きな人と夢を共有できますか?
(6)お客さまとうまくいっていますか?
(7)周囲から一目置かれていますか?
(8)セクシーで論理的なビジュアルを使ってプレゼンできますか?
(9)未来がひらけていくと信じられますか?
これらをすべて「YES」にできる10か条があります。

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2009年2月28日 (土)

プロジェティスタのバイブル!

4622073900 エンツォ・マーリ(田代 かおる訳)「プロジェクトとパッション」、みすず書房(2009)

お奨め度:★★★★★

イタリアの巨匠エンツォ・マーリのプロジェクトデザイン論。

エンツォ・マーリは伝説的なモダンデザインの工房「ダネーゼ」とのコラボレーションを開始して、世界中に名を覇せた工業デザイナーである。日本では無印良品のデザイナーとして有名である。この本は自身のプロジェッティスタとしての考えをまとめ、後輩に伝えることを目的として書かれたプロジェクト哲学の書である。こういう本を書いてくれる人がいるというのがイタリアだと思わせる一冊。

■■■■■■【目次】■■■■■■

第1章 斧の一撃のものがたり
第2章 三つの地平線
第3章 必要、そしてまた必要
第4章 自然の方法論
第5章 学生へのいくつかの助言

■■■■■■■■■■■■■■■■

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2009年1月19日 (月)

コーピングでチャンスをピンチに変える

4534044615 田中 ウルヴェ 京「立ち止まってもすぐに前進できる 「打たれ強い心」のつくり方」、日本実業出版社(2008)

お奨め度:★★★★

「チャンスをピンチに変える打たれ強い心」をつくるをテーマに、シンクロナイズドスイミングのオリンピックメダリストである著者がコーピングをベースにしたメンタルトレーニングの方法についてまとめた一冊。

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2009年1月18日 (日)

今、日本のビジネスパースンにもっとも必要なもの

4569704352 高橋 宣行「真クリエイティブ体質 観察・洞察で磨く発想力」、PHP研究所(2008)

お奨め度:★★★★1/2

元博報堂の制作部長高橋宣行さんのクリエイティブワーク論。「感じる」が足らないというテーマで、現場で五感で考えることを基本にしたクリエイティブな活動のあり方を論じている。

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2008年12月31日 (水)

日本のこころ

4863100388 茂木 健一郎「クオリア立国論」、ウェッジ(2008)

お薦め度:★★★★1/2

「クオリアとは人間が心の中で感じるさまざまな質感」のことだそうだ。「抜けるような青空、ヴァイオリンの音色など、意識の中であるものとして把握されているものはすべてクオリアであるといっても過言ではない」と著者は説明する。この本は、記号的な消費の時代は終わってクオリアの消費の時代が来たことを背景に、クオリアで立国していこうと主張する。

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2008年12月25日 (木)

プロデューススキルの全貌が明らかに!

4820717332 佐々木 直彦「プロデュース能力 ビジョンを形にする問題解決の思考と行動」、日本能率協会マネジメントセンター(2008)

お薦め度:★★★★★

この本には誕生ストーリーがある。この本は、佐々木氏が1999年に日本能率協会マネジメントセンターから依頼され、一旦挫折したそうだ。同時期に、偶然、PHP研究所から同じ依頼があったが断った。ところが、PHP研究所でオファーした編集者の方がいつのまにか日本能率協会マネジメントセンターに転籍され、それを知った佐々木さんが日本能率協会マネジメントセンターに再チャレンジを持ち込んだというのだ。そして、最初から数えて10年かかり、やっと世の中にでてきたそうである。

そのストーリーを読んで、「これだけの本を作るにはやっぱり10年はかかるよな」と思わせるくらいよくできた本である。

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2008年12月23日 (火)

キャリアステージのあるべき姿とその実践

4270004401 新 将命「伝説の外資トップが説く リーダーの教科書」、ランダムハウス講談社(2008)

お薦め度:★★★★★

100%共感できるリーダー論。リーダーは何をすべきかというよりも、どうあるべきかを中心にして、その実践が具体的に述べられている。今年読んだリーダーものでは間違いなくベスト1。また、これまでに読んだリーダー論の中でも間違いなくベスト3に入る本。

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2008年12月14日 (日)

企画 企画 企画

447977128x 指南役「「考え方」の考え方 すぐれた企画は30秒で伝わる」、大和書房(2008)

お奨め度:★★★★★

副題の「30秒で伝わる」というコピーにピンときた人には、この本はあまり前のことが指南役さんの独特の語り口調で書いてあるだけの本かもしれない。でも、ピンとこなかった人は、ぜひ読んでほしい一冊。

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2008年12月10日 (水)

「一休さん」の思考法

453404478x 山下 貴史「3分でわかるラテラル・シンキングの基本」、日本実業出版社(2008)

お薦め度:★★★★★

「考える」というと論理思考をする人が多い。では、次のような場合にどう考えるだろうか?

「昔、商人が金貸しから借金をし、返せなくなった。借金を返さなければ監獄行きという時代の話だ。金貸しは、商人の美しい娘を狙って取引を申し出た。「空の財布に白と黒の石を1個ずつ入れる。娘に選ばせ、白なら借金を帳消しにしよう。黒なら娘を妻にほしい」という取引だ。娘が取引を拒めば父は監獄行きだなので、同意した。金貸しは庭の小道から石を2つ拾ってきて財布にいれたが、2つとも黒だった。それを目ざとく娘は見つけた。」

このあと娘はどうしたかという問題である。

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2008年11月19日 (水)

兵法三十六計とマネジメント

兵法はもともと、出版物の多いテーマだが、今年1年だけで、ビジネスをテーマにした兵法の本が3冊出ている。これはちょっと驚きだ。

兵法は、中国で5世紀くらいから民衆の間で語り継がれてきた策略の教え。中国オフショアの専門家がいろいろと「中国人は、、、」といっているのを聞くと、兵法を認識しているのかといいたくなる。

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