思考法 Feed

2008年11月 7日 (金)

あなたはエンリコ・フェルミになれるか?

4822283690 ローレンス・ワインシュタイン、ジョン・アダム(山下 優子、生田 りえ子訳)「サイエンス脳のためのフェルミ推定力養成ドリル」、日経BP社(2008)

お奨め度:★★★★

エネルギー、化学、天文、環境などのサイエンス分野から持ってきた73問から構成されている、フェルミ推定のドリル本。著者は、エンリコ・フェルミと同じ物理学者と数学者。ビジネスマンには地頭本がよいかもしれないが、雑学にあまり興味がないならこの本がお奨め。同時に、科学の勉強にもなるし、おそらく、科学的なセンス(サイエンス脳)が身につきそうだ。

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2008年10月29日 (水)

仕事、楽しんでる?

4861139236 ポール・アーデン(sanctuarybooks訳)「PLAY・JOB (プレイ・ジョブ) 」、サンクチュアリパプリッシング(2008)

お奨め度:★★★★1/2

この本は「常識はずれの行動」の重要性を説明している。

「無理をすること」が、いかにあなたの人生を安定させるか
「まともじゃない方法」が、なぜ、論理的な方法より優れているのか

そんな矛盾について、偉大なビジネスマン・哲学者・アーティストたちの言葉や、
新鮮で刺激的な作品、私の身近で起こった出来事などを例に、これから解説
していきたい。

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2008年10月23日 (木)

ビジネスマンの暇つぶし

488759660x ジョン・ケイドー(花塚恵訳、勝間和代監修)「ブレイン・ティーザー ビジネス頭を創る100の難問」、ディスカヴァー・トゥエンティワン(2008)

お奨め度:★★★★

電車の中で、携帯電話のゲームをやったり、クロスワードをやったりしている人をよく目にするが、ビジネスマンならこの本で暇つぶしをしよう。

・水平思考(ラテラルシンキング)
・論理思考
・数字力を使う論理思考
・確率のパズル(ベルヌイ推定)
・フェルミ推定
・ビジネスケース

の6ジャンルが1ジャンル1章で構成されている。

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2008年10月 1日 (水)

質問だけで会議してみませんか?

4569702899_2 清宮普美代「質問会議 なぜ質問だけの会議で生産性が上がるのか?」、PHP研究所(2008)

お奨め度:★★★★1/2

21世紀に入ってから注目されるようになってきたアクションラーニングについて、マイケル・マーコード博士の手法を「質問会議」と名づけ、平易に、事例を交えて紹介した一冊。

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2008年9月23日 (火)

ウソと鋏は使いよう

4795837635向谷匡史「ビジネスを動かす「ウソの技法」 」、情報センター出版局(2008)

お薦め度:★★★★1/2

ヤクザの行動をビジネスに活かすというテーマで、さまざまな本を書いている向谷匡史氏の新作。コンプライアンスの強化が望まれている時代にぎょっとするようなタイトルの本である。ただし、内容は帯にもあるとおり、A級のコミュニケーション術を学べる一冊。

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2008年9月14日 (日)

あるべき姿に到達するために必要な機能は何か?

4887596456 横田尚哉「ワンランク上の問題解決の技術《実践編》 視点を変える「ファンクショナル・アプローチ」のすすめ」、ディスカヴァー・トゥエンティワン(2008)

お薦め度:★★★★1/2

1947年にGE社で考案された発想法であるファンクショナルアプローチを用いた問題解決手法について、実践を意識しながら、解説した一冊。ファンクショナルアプローチは、機能、目的、ベネフィットに注目し、あるべき姿を達成するためのギャップは何かを考え、そのギャップを埋める方策を考えていくという方法。

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2008年8月31日 (日)

線と面

4479391789 袖川芳之「線と面の思考術 自分の頭で考える道具を手に入れよう」、大和書房(2008)

お薦め度:★★★★★

「点と線」といえば、松本清張氏の初めての長編小説。書かれたのは1957年である。松本清張氏の代表作というよりも、日本の推理小説の最高傑作にひとつだ。昨年は、50周年だったわけだが、テレビ朝日の50周年の事業としてビートたけしの主演で初めてドラマ化され、話題になった。

B0012dudx8ビートたけし×松本清張 点と線」、ジェネオン エンタテインメント(2008)

「点と線」は点ではなく、線に注目することによって、事件を解決する推理小説。今となってはよくあるトリックだが、当時は画期的な発想の転換だったことは想像に難くない。

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2008年8月 6日 (水)

残業ゼロという思想

4820717138 吉越 浩一郎「「残業ゼロ」の仕事力」、日本能率協会マネジメント出版情報事業(2007)

お薦め度:★★★★1/2

トリンプを日本で定着させた吉越浩一郎さんが、自らのトリンプでのマネジメント手法を伝える本。残業をゼロにするマネジメントを、ライフワークバランスの本としてまとめられているが、デッドラインのマネジメント、イシューマネジメント、ミーティングマネジメントなど、マネジメント手法としても興味深い。

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2008年7月12日 (土)

退屈力がキャリアや人生にタメをつくる

416660628x 齋藤孝「退屈力」、文藝春秋社(2008)

お薦め度:★★★★★

先日、「ゆるみ力」の阪本 啓一さんと10年ぶりくらいにお話をする機会があり、この本を絶賛されていたので、読んでみた。素晴らしい本だ。ガ~ンという感じで、僕のバイブルの一冊になった。

文藝春秋のホームページには「齋藤哲学の極致」だと書かれているが、改めて、齋藤先生がいろいろな本で言われていることの意味がわかったような気がする。

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2008年6月23日 (月)

勝間和代の頭の中を覗く

4887596391勝間 和代「勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践」、ディスカヴァー・トゥエンティワン(2008)

お薦め度:★★★★

アマゾンの掲載されている出版社からのコメントに

当初は、
1 論理思考力  2 水平思考力
の2つだった項目に、
3 視覚化力
4 数字力
5 言語力
が加わり、さらに、
6 知的体力として、五感をとぎすますことの重要性を
7 偶然力として、偶然を味方にする戦略的方法を
述べている。

とある。みればわかるとおり、1~5はこの10年くらいの思考法で出てきたもののオンパレードになっている。思考のおもちゃ箱のような感じ。最初の2項目でよいのではないかと思った。これがまず、第一印象。

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