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2013年12月23日 (月)

マネジメントの本質を見抜く80対20の法則

4484131269リチャード・コッチ(高遠裕子訳)「並外れたマネジャーになる 80対20の法則」、阪急コミュニケーションズ(2013)

お奨め度:★★★★★+α

マネジャーの陥る落とし穴の一つにアクティブノンアクションと呼ばれる状態がある。日本語でいえば、不毛な忙しさ。

本書は、アクティブノンアクションを回避する方法として、ヴィルフレード・バレードが見つけリチャード・コッチが80対20の法則と名付けた法則のマネジャー版である。アクティブノンアクションの自覚のあるマネジャーは必読の一冊。今年一番のマネジャー向けの啓蒙書。


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2013年12月19日 (木)

「かんがえる」 この言葉を使うあなたは思考停止している?!

4048915207博報堂ブランドデザイン「ビジネスを蝕む 思考停止ワード44 (アスキー新書)」、アスキー・メディアワークス(2013)

お奨め度:★★★★★

いや~、この本面白い!
このシリーズはまっているが、この本、これまでで最高。

僕もこういう指摘を良くする方だと思うが、全然、気づいていない言葉を多数発見。あっぱれ。いわゆるバズワード集。

処方箋も簡潔に書いてあるので、思い当たる言葉がある人はぜひ読んでみることをお奨めする。




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2013年12月16日 (月)

影響力の正体を知る

4797374020_2ロバート・B・チャルディーニ(岩田 佳代子訳)「影響力の正体 説得のカラクリを心理学があばく」、SBクリエイティブ(2013)

お奨め度:★★★★1/2

ロバート・B・チャルディーニがセールスマンや広告主の世界に入り込み、人がどのような心理的メカニズムで動かされるのか解明した「影響力の武器」。世界的な大ベストセラーであるが、その後、世界各地の読者から寄せられたレポートを追加した、第2版、六つの原理を実社会で活用した50余りの事例をユーモアを交えて描き、人や組織から同意と承諾を得る方法を、社会の場面にあわせて個別具体的に解説した実践編、そして、理論を実証した本書に行きつく。


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2013年12月14日 (土)

プロダクトマネジメントの新しいフレームワーク

482224993xライアン・ホリデイ(加藤恭輔解説、佐藤由紀子訳)「グロースハッカー」、日経BP社(2013)

お奨め度:★★★★★

話題のグロースハッカーの日本初の入門書。グロースハッカーとは顧客の確保と維持し、サービスを大きく成長させていく新しいマーケッタである。

グロースハッカーの実践者として、クックパッドでプレミアムサービスを担当している加藤恭輔氏がクックパッドの活動を例にとってグロースハックの解説をしている。


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2013年12月10日 (火)

2013年 印象に残った本(12月23日改訂)

Inshoビジネス書の杜Award2014の第一ステップです。

今年、読んだ本で、印象に残った本のリストアップしました。今年もまだ、20日ありますが、まあ、だいたい、こんなところでしょう。

今年は良い本が多かったように思います。年末年始の読書ガイドにでもして戴ければ幸いです。

リンク先はブログ記事はあるものはブログ記事、ブログ記事がないものはアマゾンの当該ページになっています。

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2013年12月 8日 (日)

男性が女性のような発想をしたら世界が好ましい方向に変わる

4833420678ジョン・ガーズマ、マイケル・ダントニオ(ヤマザキマリイラスト, 有賀裕子訳)
女神的リーダーシップ 世界を変えるのは、女性と「女性のように考える」男性である」、プレジデント社(2013)

お奨め度:★★★★★

最近、米国で話題になっている本が翻訳。「テルマエ・ロマエ」で知られるグローバルな漫画家ヤマザキマリさんの素敵な表紙が目立つ「女神的リーダーシップ」という本。原題は「THE ATHENA DOCTRINE」というタイトルで、ATHENAはアテネの守護神で、知恵・芸術・学芸・戦争などの女神。ATHENAのドクトリン(教義)というわけだ。内容的には大規模なグローバル調査に基づき女性的なリーダーシップの重要性について述べた本である。


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2013年12月 7日 (土)

当たる予測と外れる予測を分けるものは何か?

4822249808ネイト・シルバー(川添節子訳、西内啓解説)「シグナル&ノイズ 天才データアナリストの「予測学」」、日経BP社(2013)

お奨め度:★★★★★

野球選手のパフォーマンスを予測する理論"PECOTA"を開発したことでも知られるネイト・シルバーが「予測」をテーマに書いた本。当たる予測と外れる予測を分けるものは何か、その可能性と限界はどこにあるのかなどの問題について、事例に基づき考察している。


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2013年12月 3日 (火)

電球はなぜ1000時間で切れるのか?

4087207137_2天野 祐吉「成長から成熟へ さよなら経済大国 (集英社新書)」、集英社(2013)

お奨め度:★★★★★+α

10月に死去された天野祐吉さんの遺作となるエッセイ。計画的廃品化、差異化、生活大国の3つにキーワードで、戦後の文明を広告を通じて論評している。

相変わらず、軽やかで、本質をついたエッセイもこれで読み納めかと思うと、残念だ。


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2013年12月 2日 (月)

人には教えたくない本

4903212459ダン・ゼドラ(伊東奈美子訳)「5 (ファイブ) 5年後、あなたはどこにいるのだろう?」、海と月社(2013)

お奨め度:★★★★★

書籍ブログを書いていると、数年に一冊くらいの感じで、人にはおしえたくないなあと思う本に出会うことがある。そんな本。

見る、読む、書くで読者の可能性を刺激し、楽しみながら、想像に溢れたこれから5年間の姿を見せてくれる本。実に楽しくて、良い本だ。

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2013年11月25日 (月)

ゲゼルシャフト的チームの作り方

4062176203瀧本 哲史「君に友だちはいらない」、講談社(2013)

お奨め度:★★★★★

マッキンゼー仕込みのチームマネジメントの実践経験を通じて、チームマネジメントのあり方を書いた本。良いチームはたいてい

・小人数である
・メンバーが互いに補完的なスキルを有する
・共通の目的とその達成に責任を持つ
・問題解決のためのアプローチの方法を共有している
・メンバーの相互責任がある

という性質を持っているとし、その実現方法を述べた一冊。

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