22時過ぎに事務所のある宇治市のとなりの城陽市にある「上方温泉一休京都本館」という日帰り温泉に行った。温泉から出てしばらく休憩。万城目学の「プリンセス・トヨトミ」を読み出したら、おもしろい!やっぱ、天才。100ページくらいまで読み進んだところで、ツレが帰ろうというので後ろ髪を引かれつつ帰路に。
ビジネス書は読むことが目的なのでかなりスピードが早いが、それ以外は意外と遅い。万城目学も1時間くらいで100ページってかんじだ。
帰りに事件。宇治川ラインと呼ばれる国道を通ったのだが、ローリング族がうじゃうじゃ。老眼が出てきてむちゃくちゃな運転はしないようにしているのだが、少しだけ燃えた。
さて、今日は午前中は業務をしていたが、午後は、思索タイム。
今年になってから盛んに、システム工学的なプロジェクトマネジメントではできないプロジェクトに関する情報発信をしているが、2~3ヶ月前に読んで気になっていたこの本を今日、再び、読んだ。
奥山 清行「伝統の逆襲―日本の技が世界ブランドになる日」、祥伝社(2007)
どうも、職人と現場の切り分けがうまくできない。この本の中には、何かメッセージがあるのだが、うまく読み取れない。なんだろう。。。
全然、関係ないのだが、疲れてきたので別のことを考え出した。
西村克彦「「わかる」のしくみ」、新曜社(1997)
会社に入って3年目からやめるまでのほぼ、5年間、いろいろな形で、ずっと認知科学の研究開発をやっていた。基本というよりも、認知科学を機械の設計にどう応用するかとかいった話。その中で、わかるというのはさんざん議論したのだが、いまだによくわからない。
最近の問題意識としては、「わかったつもり」をどう回避するかという問題がある。企業教育がわかったつもりにすることに力を入れすぎているように思うからだ。
・事例研究
・フレームワーク
などすべてこの方向のものだな。
こういう手法を使うと、盛んに腑に「落ちる」といっているが、どうも、この三分の二くらいは、わかった気になっているだけのような気がして仕方ない。
ある大学の先生にその相談をしていたら、この本を薦められた。読んだ。読み切れていないが、いくつか参考になった。何度か読む価値はありそう。ただ、この本で指摘していることを本当に研修プログラムに反映できるかどうかは別。
できないとすれば、研修は所詮研修、わかった気にすればよいと割り切るしかないかな。
全然、関係ないが、最近、仕組みという言葉が、言ったモン勝ちみたいな大安売りされている。これが仕組みかっていうようなものを平気で仕組みだといっている。言うのは勝手だが。仕組みというのはそんなに軽いものではないと思うのだが、、、
その意味でも、この本は仕組みに興味がある人は読んでみる価値がある。
仕事を終わって夕食のあとで、この本をぱらぱらとめくる。
アエラ編集部「プロ力 仕事の肖像」、朝日新聞出版(2009)
伊勢崎賢治さんの記事を読みたかったんだが、一番、おもしろかったのは、女優の山口智子さんの話。ファンだというのもあるが、共感した。その前の記事が、勝間和代さんという並びも際立たせているように思った。
最近のコメント