毎日の小さな実践が大きな変革を起こす
ダグラス・コナン、メッテ・ノルガード(有賀 裕子訳)「リーダーの本当の仕事とは何か――わずかな瞬間で相手の抱える問題を解決する3つのステップ」、ダイヤモンド社(2012)
お奨め度:★★★★★+α
米国大手食品メーカー、キャンベルスープのCEOとして、急降下していた業績と従業員のやる気を回復させ大きく成長させた評判の著者が、自ら実践して鮮やかな効果をあげた「タッチポイント流リーダーシップ」の本質を語った1冊。
ダグラス・コナン、メッテ・ノルガード(有賀 裕子訳)「リーダーの本当の仕事とは何か――わずかな瞬間で相手の抱える問題を解決する3つのステップ」、ダイヤモンド社(2012)
お奨め度:★★★★★+α
米国大手食品メーカー、キャンベルスープのCEOとして、急降下していた業績と従業員のやる気を回復させ大きく成長させた評判の著者が、自ら実践して鮮やかな効果をあげた「タッチポイント流リーダーシップ」の本質を語った1冊。
トミタ・ジュン「「センスいいね!」と言われる人の思考術」、アチーブメント出版(2011)
お奨め度:★★★★★+α
※facebookページ記事「センスは天性ではなく思考技術」
「センス」というよく使うが、実体がよく分からないものについて、建築士であり、グラフィックデザイナーである著者が正体を明らかにし、センスいいと言われるようになるための方法を示した一冊。著者はセンスとは感性と理性の融合であるという。建築士とデザイナーの二面性がある著者ならではのものの見方ではないかと思う。
ドナ・ウォン(村井瑞枝訳)「ウォールストリート・ジャーナル式図解表現のルール」、かんき出版(2011)
お奨め度:★★★★★
ウォールストリート・ジャーナルで、9年間にわたり、誌面のグラフィック責任者を務める著者が、自身の持つインフォメーション・グラフィック戦略のノウハウを惜しげなく、教えてくれる一冊。すべてのビジネスマン、特にマネジャーにおすすめしたい。
リサ・ガンスキー(実川 元子訳)「メッシュ すべてのビジネスは〈シェア〉になる」、徳間書店(2011)4198631174
お奨め度:★★★★★
<シェア>という考え方をベースにしたビジネスモデル「メッシュ(Mesh)」について解説した一冊。米国ではアマゾンなどの企業の成長で常識化したロングテールに続く、新しいビジネスモデルとして注目されている。
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「ファンが選ぶビジネス書」はfacebook別館で、5人以上のリクエスト(いいね!)があった書籍の紹介です。詳しくは、こちらをご覧ください。
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ジェフリー・ムーア(中山宥訳)「トルネード キャズムを越え、「超成長」を手に入れるマーケティング戦略」、海と月社(2011)
お奨め度:★★★★★
キャズム理論の考案者として知られるジェフリー・ムーアにより1995年に出版され、いまや常識になったハイテクマーケティングのバイブル。テクノロジーライフサイクルの中で発生するキャズムとトルネードという2つの概念で過去のハイテク市場で発生した現象で説明し、ライフサイクルごとに適切なマーケティング方針を明確にした。
ヘンリー・ミンツバーグ(池村千秋訳)「マネジャーの実像 「管理職」はなぜ仕事に追われているのか」、日経BP社(2011)
お奨め度:★★★★★+α
1973年に「マネジャーの仕事」でマネジャーのイメージと実態のギャップを明らかにし、以来、「人間感覚のマネジメント―行き過ぎた合理主義への抗議」で人間の次元でのマネジメントの重要性を説く。また、「戦略サファリ」で従来から考えられてきたサイエンスとアートの統合だと考えられてきた戦略計画の策定に「クラフト」という新しい視座を提唱。最近では、コミュニティーとリーダーシップを合わせたコミュニティシップを提唱するなど、常に、マネジメントに新しい視座・視点を提案してきたミンツバーグ博士の36年間の足跡とともにドラッカー以来のマネジメントに関する多くの経営学者や心理学者の知見が一望できる一冊。そこから見えてくるものは、懐古ではなく、創造であり、実践である。
遠藤功「「日本品質」で世界を制す!」、日本経済新聞社(2010)
お奨め度:★★★★★
最近の品質事故を引き合いに出しながら、「品質」管理の問題を分析し、これからの品質管理の視座を示すと同時に、それが日本企業のグローバル競争力となり、In-Outにも、Out-Inにも決定力になることを示唆した一冊。現場の品質管理担当者に新たな視点を与えるととにも、経営スタッフに品質管理への取り組みの視座を与える。製造業、IT業、サービス業などを中心にすべての人に読んでほしい本。
カーマイン・ガロ(井口耕二訳、外村仁解説)「スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則」、日経BP社(2010)
お奨め度:★★★★★
世界的に著名なプレゼンテーションのコーチが、プロの目からスティーブ・ジョブズのプレゼンテーションを分析し、スキルとして体系化した一冊。誰もがあこがれるスティーブ・ジョブズのようなプレゼンテーションを可能にすることを狙って書かれている。
プレゼンテーションの強化書としてはこれ以上はない一冊だ。
バーバラ・フレドリクソン(植木理恵監修、高橋由紀子訳)「ポジティブな人だけがうまくいく3:1の法則」、日本実業出版社(2010)
お奨め度:★★★★★
米国心理学会会長をつとめ、ポジティブ心理学の提唱者であるマーティン・セリグマンが「ポジティブ心理学研究の天才」と評した心理学者が、大胆な仮説と、緻密な調査の結果により突き止めた、人を上昇スパイラルに導くポジティブとネガティブな感情の黄金比3:1の法則を解説した本。ポジティブ心理学の実践書として、大注目の一冊。
日本経済新聞社「これからの経営学(日経ビジネス人文庫)」、日本経済新聞出版社(2010)
お奨め度:★★★★★
日経朝刊・経済教室面の人気連載「やさしい経済学」の“経営学のフロンティア”シリーズをビジネス人文庫として刊行。日本の経営学界の重鎮、気鋭の研究者17人が、変革・グローバル化の時代に必要な「一番知っておきたい」経営を具体的にやさしく講義した一冊。
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