ジョン・カウント(黒川敬子)「100のノウハウよりただ一つの自信 ゆるぎない「自分」をつくる77の心理技術」、ナナ・コーポレート・コミュニケーション(2008)
お奨め度:★★★★★
本屋にいけば、所狭しと積まれている啓蒙書。平積みされている本には○万部突破とかポップがついている、いわゆるベストセラーも少なくない。なぜ、こんなに売れるのだろうか?この本を読んでいるうちになるほどと思った。
袖川芳之「線と面の思考術 自分の頭で考える道具を手に入れよう」、大和書房(2008)
お薦め度:★★★★★
「点と線」といえば、松本清張氏の初めての長編小説。書かれたのは1957年である。松本清張氏の代表作というよりも、日本の推理小説の最高傑作にひとつだ。昨年は、50周年だったわけだが、テレビ朝日の50周年の事業としてビートたけしの主演で初めてドラマ化され、話題になった。
「ビートたけし×松本清張 点と線」、ジェネオン エンタテインメント(2008)
「点と線」は点ではなく、線に注目することによって、事件を解決する推理小説。今となってはよくあるトリックだが、当時は画期的な発想の転換だったことは想像に難くない。
野田 稔+ミドルマネジメント研究会「中堅崩壊―ミドルマネジメント再生への提言」、ダイヤモンド社(2008)
お薦め度:★★★★★
日本の高度成長を支えてきたミドルマネジメントが崩壊しつつある現状を丁寧に分析し、再生のための提言をした一冊。
佐藤通規、金澤透「ハイリターン・マネジャー」、東洋経済新報社(2008)
お薦め度:★★★★★
課長本にぶつけてきたわけでもないのだろうが、プロジェクトを中心に業務を遂行している組織の中間管理職は何をすべきか、どのようなスキルを持つべきかを具体的に示したマネジャー本。
サンダー・フローム、ジョナサン・フローム、ミシェル・フローム(島田聖子訳)「父と息子の歩いて語るリーダーシップ」、講談社(2008)
お薦め度:★★★★★
サンダー・フロームとジョナサン・フロームの親子が半年間かけて、各地を旅をし、リーダーシップについて語りあった内容を紹介した本。
デイビッド・メッキン(國貞 克則訳)「財務マネジメントの基本と原則」、東洋経済新報社(2008)
お薦め度:★★★★★
現場マネジャーにも財務の知識は不可欠である。ただ、財務マネジメントには財務諸表で閉じた独特の世界があり、分かりにくく、近寄りがたい部分がある。その一因になっているのは、マネジメントや経営的な意思決定との関係が見えにくいということがあるように思う。
このため、専門家以外に役立つ本というのはなかなか見当たらない。そんな中で、非常に良い本が出た。
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