PM2.0の本を創りました。こんな本です。
好川哲人「プロジェクトマネジメントの基本」、日本実業出版社(2011)
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また、この本の内容をベースに、2日間のセミナーを行っています。次回は、10月5日~6日です。
プロジェクトを成功させる10のベストプラクティス~PM2.0の勘所
さて、それではこの本のまえがきをご紹介します。
好川哲人「プロジェクトマネジメントの基本」、日本実業出版社(2011)
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また、この本の内容をベースに、2日間のセミナーを行っています。次回は、10月5日~6日です。
プロジェクトを成功させる10のベストプラクティス~PM2.0の勘所
さて、それではこの本のまえがきをご紹介します。
2011年4月~2012年3月までのPMstyleのセミナー紹介の第3弾です。とりあえず、これで一段落です。「とりあえず」といっている意味は、この記事の最後で。
繰り返しになりますが、2011年度のコンセプトは「2.0」として、
1.PM2.0コース(管理者、シニアプロジェクトマネジャー向け)
2.PMOS2.0コース(シニアプロジェクトマネジャー、プロジェクトマネジャー向け)
3.PMO2.0コース(PMOスタッフ向け)
の3つのコースを設けています。これまで、PM2.0、PMOS2.0の両コースについてご紹介をしてきましたが、今回は3つめのPMO2.0です。
PMO2.0は、PM2.0に対する支援です。つまり、組織的プロジェクトマネジメントに対する支援ということになります。
昨年10月28日に、PMO2.0と銘打って、(株)プロジェクトマネジメントオフィス、(株)マネジメントソリューションズ、エム・アイ・アール(株)の3社共同のセミナーを開催し、100名以上の方にご参加を頂きました。これが、実質的なPMO2.0のスタートでした。本年度は、このセミナーで宣言した方向でPMO2.0セミナーを提供していきたいと考えています。
PMO2.0とPMO1.0の違いは大きくは2つあります。「対象範囲」と「人材育成」です。
一つは、「対象範囲」です。
PMO1.0が支援する範囲のは、プロセスでいえば、プロジェクトの立ち上げから終結まででした。言い換えるとプロジェクトマネジメントの範囲です。PMO2.0はこれに加えて、プロジェクトの選定についても支援します。たとえば、ITプロジェクトであれば受注判断、営業見積もりなどについてもPMOの支援範囲になります。商品開発プロジェクトであれば、ポートフォリオまでがPMOの支援範囲になります。
これは些細なようで非常に大きな変化です。従来の支援範囲はマネジメントだったわけですが、PMO2.0ではビジネスについても支援範囲が広がります
さらに、(PMI的な意味ではなく、P2M的な意味で)プログラムマネジメントについても実施も含めた支援をします。これは、ビジネスの中でも、事業に対する支援になります。
以上に伴い、主たる支援対象者ロールも変わります。PMO1.0はプロジェクトマネジャーを支援しましたが、、PMO2.0は、プロジェクトマネジャー以外に、チーム、プロジェクトスポンサー、場合によってはエグゼクティブスポンサーも支援対象者になります。支援内容も、これまでのプロジェクトの状況把握の支援ではなく、意思決定の支援になってきます。たとえば、事業部(長)のプロジェクトの受注判断の支援をします。
もう一つ、大きく変わるのは「人材育成における役割」です。
PM1.0における人材育成では、PMOはトレーニングの提供を求めらてきました。しかし、PM2.0は総力戦で、PMOはトレーニングでの提供ではなく、「パフォーマンスコンサルティング」の提供を求められます。「パフォーマンスコンサルティング」はプロジェクトにおけるパフォーマンス目標を実現するための手段としての人材育成や業務環境の整備を意味します。
今年度のPMstyleのPMO向けのプログラムはこの2つを念頭において提供していきたいと思います。現在のところ決まっていますのは、
[PMO-1]プロジェクト監査の理論と実際(7月23日)
[PMO-2]プロジェクトワークスタイルを担う人材の育成と開発(9月1日)
の2本です。以下、それぞれについて説明します。
10月28日に、株式会社プロジェクトマネジメントオフィス、エム・アイ・アール株式会社、株式会社マネジメントソリューションズの3社共催で、「PMO2.0~ガラパゴスからの脱出」というイベントを行いました。
次世代のプロジェクトマネジメント(PM2.0)やプロジェクトマネジメントオフィス(PMO2.0)のあるべき姿を考えるイベントで、まず、経営トップから浦正樹さん、ミドルマネジメントから好川哲人、現場の3つの視点から高橋信也さんからこの問題についての基調スピーチがありました。
・「経営と現場をつなぐ仕組みづくり」
(講師:浦正樹、エム・アイ・アール)
・「ミドルアップダウンによるプロジェクト価値の向上」
(講師:好川哲人、プロジェクトマネジメントオフィス)
・「現場創発型マネジメントとPMOの介在価値」
(講師:高橋信也、マネジメントソリューションズ)
2010年2月18日(木)に、銀座ビジネスセンターにて、『プロジェクト監査の理論と実際』セミナーを開催しました。
本セミナーでは、プロジェクト監査について、理論と事例をご紹介し、監査のポイントを最後1時間の演習で確認します。
講師は経験豊富(講師としてもコンサルとしてもプロジェクトマネジャーとしても)な好川講師でした。実例についてなどの活発な質問や意見が多く、有意義な7時間でした。
2010年1月20日にヴィラフォンテーヌ汐留会議室8で、『事例にみるプロジェクトマネジメントの改善と定着化』セミナーを開催しました。
本セミナーは、プロジェクトマネジメントの方法を継続的に改善していくと同時に、どれだけ組織に「定着」できるかにポイントをおいたセミナーです。定着化として、プロジェクトマネジメントの方法を継続的に改善していくと同時に、どれだけ組織に「定着」できるかをPMOマーケティングの3つのプロセスを使って解説しています。
(2009/12/01)
◆リスクに強いプロジェクトと組織を作る
多くの企業で、プロジェクトリスクマネジメントは力を入れて取り組まれており、失
敗プロジェクトの撲滅に一役買っています。
一方で、プロジェクトマネジメントの導入効果をもうワンレベル上げるためには、リ
スクを取ってプロジェクトを実施し、より大きなプロジェクト成果を得ることが必須
であり、その際には現在のようなリスク回避を基本とするリスクマネジメントでは対
応できません。
(2010/1/6)
◆プロジェクトマネジメントを自社の「強み」にするためにすべきこと
今、多くの企業が取り組んでいるのは、失敗防止のためのプロジェクトマネジメント
ですが、徐々に、企業の強み(コア・コンピタンス)としてのプロジェクトマネジメ
ントへのシフトを考えていく必要があります。
そのためには何が必要でしょうか?
(2009/09/17)
◆プロジェクトマネジメントのイノベーションを支えるPMO
多くの組織ではPMOの設立とプロジェクトマネジメントの導入により「失敗プロジ
ェクトの減少」という点で一定の成果をあげています。そして、次のステップとして、
プロジェクトマネジメントによりより高いプロジェクトのパフォーマンスを実現し、
収益向上を行うことが課題になり始めてきました。
例えば、スケジュールを例にとると、これまでは如何に納期遅れプロジェクトを出さ
ないかという点に焦点を当ててきましたが、次のステップは、如何に「リードタイム」
を短くするかが課題になりつつあります。
(2009/05/22)
◆プロジェクトマネジメントを組織能力にする
多くの組織ではPMOの設立とプロジェクトマネジメントの導入により「失敗プロジ
ェクトの減少」という点で一定の成果をあげています。そして、次のステップとして、
プロジェクトマネジメントによりより高いプロジェクトのパフォーマンスを実現し、
収益向上を行うことが課題になり始めてきました。
例えば、スケジュールを例にとると、これまでは如何に納期遅れプロジェクトを出さ
ないかという点に焦点を当ててきましたが、次のステップは、如何に「リードタイム」
を短くするかが課題になりつつあります。
このような課題を解決していくには、プロジェクトマネジメントを「組織力」にして
いくことが不可欠です。
2009年9月29日(火)に「事例にみるプロジェクトマネジメントの改善と定着化」セミナーをヴィラフォンテーヌ汐留会議室6で開催しました。(講師は好川哲人、私鈴木も午前中を担当しました)
このセミナーは2007年度から昨年度まで、「PMOリーダー養成講座」のオプション講座として、6回開催されていました「PMOによるプロジェクトマネジメントの定着化のポイントと事例」の内容を改訂した講座です。
改訂内容は、PMOリーダー養成講座の終了にともない、PMOの概要、役割と機能を割愛し、プロジェクトマネジメントの改善を追加しました。プロジェクト品質、組織、人材の着目点から改善を取り上げています。
また、プロジェクトの状況から因果ループ図(システム思考)を作成し、問題の構造を分析し、レバレッジポイントを課題として取りあげることによる改善案の策定をグループ演習にて行いました。