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2011年11月

2011年11月29日 (火)

オーケストラに学ぶマネジメント(ファンが選ぶビジネス書23)

4532261287小松 長生「リーダーシップは「第九」に学べ」、日本経済新聞出版社(2011)

お奨め度:★★★1/2

※facebook記事「オーケストラに学ぶリーダーシップ

世界的な指揮者の一人である著者が、指揮者からみたオーケストラを通じて、一般的なビジネス組織のマネジメントに薀蓄を傾けた一冊。オーケストラに関する説明はわかりやすく、興味深いが、一般的なマネジメントへの見識は推察域を出ていないので、そのあたりを自分なりの補完しながら読めるのであれば、非常に面白い本。マネジメントの知識がない人にはお勧めできない。

 

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エクセレントへの旅(ファンが選ぶビジネス書22)

4484111128トム・ピーターズ(杉浦 茂樹訳)「エクセレントな仕事人になれ! 「抜群力」を発揮する自分づくりのためのヒント163」、阪急コミュニケーションズ(2011)

お奨め度:★★★★★+α

※facebook記事「ディス・イズ・トム・ピーターズ

トム・ピーターズ総集編な一冊。この本の原題は、「The Little BIG Things」。タイトルから分かるように、小さく大きなこと。

この本は内容を紹介しようとは思わない。トム・ピーターズの望むようにトイレで読んで欲しい。この記事は、読者の方にこの本を手に取っていただくことを目標に書く。

 

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アイデアを実現するプロジェクトマネジメント(ファンが選ぶビジネス書21)

4862761178スコット ベルスキ(関 美和訳)「アイデアの99% ―― 「1%のひらめき」を形にする3つの力」、英治出版(2011)

お奨め度:★★★★★+α

※facebook記事「今、求められているプロジェクトマネジメント

クリエイターの成功はアイデア自体ではなく、アイデア(ひらめき)を実行するアイデア実現力にあるとし、アイデア実現力を構成する3つの力について述べた本。多くの成功しているクリエイターのベストプラクティスが紹介されているので、クリエイターに役立つことはもちろんであるが、一般的なプロジェクトにもイノベーションが求められる今、すべてのプロジェクトに適用できる方法論だ。

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2011年11月10日 (木)

規模の追求から、リ・インベンションへ(ファンが選ぶビジネス書20)

4492532919三品和広「どうする? 日本企業」、東洋経済新報社(2011)

お奨め度:★★★★1/2

※facebook記事「戦略の形骸化を如何に食い止めるか

戦後の復興期から高度成長期にかけて、世界的に一世を風靡した企業が、その後も無限の成長を求める戦略を取り、滑り落ちていくダイナミックスを分析し、その原因に迫る一冊。学術的で厳密な分析結果を、面白いストーリーとして描いているので、面白く読める。

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2011年11月 5日 (土)

【ランキング】2011年10月ベスト3 ジョブズ一色!

Rank

この50年で最高のCEOと評されたスティーブ・ジョブズ氏が10月5日に逝去されました。ドラッカー博士が逝去されたときもショックでしたが、今回はもっとショックですね。賞賛の声は絶えませんが、僕は、生きていたらこれから何をやってくれていたのだろうという期待の方が大きいですね。

そんなことで、10月のベスト3です。

10月はジョブズ一色でした。ジョブズ氏が公認したという伝記を予約の段階からいろいろなメルマガで紹介したためだと思います。

Iの方でいえば、10月に売れた数の80%は予約でした。予約で1位になったのは、たぶん、初めてだと思います(PMBOK2004年版であったような気もするのですが、確かめようがないので、残念!)。

10月24日にアマゾンから送られてきた本を読んで、ビジネス書の杜に感想を書いたのがこの記事です。

ジョブズは伝記で何を伝えようとしているのだろうか?

また、PMstyle facebookページにも関連する記事を書きました。

【プロデューサーの走り書き(7)】なぜ、日本企業はiPhoneを作れないのか >ファイナルアンサー

3位は、先月の1位だったジョブズ・ウェイです。これは、順当なところだと思いますが、実は、4位と5位が、それぞれ、

【4位】カーマイン・ガロ(井口耕二訳、外村仁解説)「スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則」、日経BP社(2010)

【5位】カーマイン・ガロ(外村 仁解説、井口 耕二訳)「スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション―人生・仕事・世界を変える7つの法則」、日経BP社(2011)

でした。5位まですべてジョブズもの。4~5位の記事はアクセスが増えた痕跡はありません。恐るべき、アマゾンのクロスセリングですね。

というわけで、ベスト3は、以下のとおりです。ジョブズ氏の冥福をお祈りします。

 

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2011年11月 4日 (金)

ビジネス書の杜別館(facebook)で2011年10月1日~31日にコメントした本

Fb10月はPM養成マガジンの1000号発行の準備、および、来年の10周年の準備などで、ブログの方はパフォーマンスが落ちて、紹介記事を1本も書けませんでした。

facebookでコメントした本を紹介する記事も書いていないので、1ヶ月分まとめて、紹介します。10月にコメントしたのは18冊です。移動が多かったので、本は結構読んでいます。

この期間に紹介した本で、8人を超えたのは、

海老原 嗣生「仕事をしたつもり」、講談社

スコット ベルスキ(関 美和訳)「アイデアの99% ―― 「1%のひらめき」を形にする3つの力」、英治出版

の2冊でしたが、このほかにこの期間で

[9月30日紹介]
トム・ピーターズ(杉浦 茂樹訳)「エクセレントな仕事人になれ! 「抜群力」を発揮する自分づくりのためのヒント163」、阪急コミュニケーションズ(2011)

[9月7日紹介]
堀 公俊「MBQマネジメント・バイ・クエスチョン」、日本経済新聞出版社(2011)

の2冊が8人になりました。

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アクティブノンアクションからの脱却(ファンが選ぶビジネス書19)

4061385038海老原 嗣生「仕事をしたつもり」、講談社(2011)

お奨め度:★★★★1/2


一所懸命仕事をしているのに成果がでない「仕事をしたつもり」現象を5つのパターンに分けて原因を分析し、対策を提案している。興味深いのは、意志力があっても、仕事をしたつもりをゼロにすることは無理だという結論した上で、仕事をしたつもりからの脱却方法を提案している点だ。

 

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