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2010年5月

2010年5月31日 (月)

第67回プレゼント当選者発表

第67回プレゼント「ビジネスリーダーにITがマネジメントできるか」の当選者が決定しました。応募者327名、当選されたのは次の5名です。

(1)もとひろ様
(2)masha0721様
(3)Tachi様
(4)honda様
(5)おのだ様

当選者の方には1週間以内にプレゼント書籍をお送りしますので、楽しみにお待ち下さい。

残念ながら当選されなかった方は、この機会にお買い求め下さい。すべてのIT人に気づきの多い本だと思います。

ロバート・オースティン、リチャード・ノーラン、シャノン・オドンネル(淀川 高喜訳)「ビジネスリーダーにITがマネジメントできるか -あるITリーダーの冒険」、日経BP出版センター(2010)

そのまえに、もう一度内容を確認したい方は、こちらの紹介記事を!

ITマネジメントの世界を巡るリーダーシップの旅をする

さて、もう一つお知らせです。この本を使ったケースセッションを実際にやってみようと思います。書評にも書いていますが、この本自体、ケースブックになっています。

が、今回はこの書籍の提案しているフレームではなく、我々が提唱している「戦略実行リーダー」のためのケースメソッドをこの書籍をケースブックに使って行います。ちょっと複雑かもしれませんが、まあ、一手間かけた読書会だと思って頂ければよろしいかと思います。

興味がある方はこちらをご覧ください。

IT系戦略実行リーダー向けケースセッション

2010年5月28日 (金)

今週、つぶやいた本(2010/05/17~05/23)

今週は6冊。やっぱり、印象に残ったのは太田先生の「「見せかけの勤勉」の正体」。「マネジャー13の大罪」もいい。

<5月21日>
昨日、中経出版の中村さんからなんと川北義則さんの本が届きました。大ファンです。「大人の「男と女」のつきあい方」 寝る前に早速読みました。中村さんから最初に戴いた本はゲーム理論の本でしたが、通じるものがあるのかも。http://amzn.to/aIsgRH

太田先生の新刊「「見せかけの勤勉」の正体」 この切り口はおもしろい。ここまで、成果主義のうまくいかない理由を合理的に説明した本はいままでみたことがない。成果主義はどうでもよいが、この知見はマネジメントの役立つ。http://amzn.to/9Wq21u

読了「マネジャー13の大罪」 25年読み継がれてきた本。マネジャーの本質は変わらないということか。失敗ものとして書いてあるが、どう受けとめるのだろう。内省するまでもなく、当たっていることばかりだ。興味深い。http://amzn.to/cmBRWg

峯本展夫さんから、本を送っていただきました「ピラミッド交渉力 「立体的+多面的思考」で「本物」の交渉力を身につける」 峯本さんらしい、緻密で、多様、他面、多層な視点から交渉について書かれています。http://amzn.to/chPy18

<5月22日>
読了「アメリカ陸軍リーダーシップ」 公式マニュアルだそうだ。この内容をビジネスにおけるリーダーシップとして本にしたら、多くの人は極論だと感じるのではと思う。しかし、軍組織と比較することによって、納得できるので不思議だ。http://amzn.to/bDImkX

<5月23日>
いい線ついていると思う。「課長のためのビジネス演技力養成講座」 課長がロールであるということを理解するには、演技することを意識し、表現から内面を変えていくのは、有効な方法だと思う。http://amzn.to/ahxuqW

片手間管理が本物のやる気を生み出す~スイーパーリーダーシップのすすめ

4569779883 太田 肇『「見せかけの勤勉」の正体』、PHP研究所(2010)

おすすめ度:★★★★★

この2~3年の間に読んだマネジメント書の中で、もっとも印象に残った一冊。「所有感」、「金魚すくいの法則」、「スイーパーリーダーシップ」の3つのキーワードで巧みに、「やらされ感」を持たせないマネジメントをいかに実現するかを問いている。

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2010年5月19日 (水)

美しく仕事をしよう

4408108464 枡野 俊明「禅的シンプル仕事術」、 実業之日本社(2010)

お奨め度:★★★★★

ドラッカーの支持される理由の一つは主張のシンプルさであると思う。複雑な現実を、極めてシンプルな言葉で表現している。決して説明的ではない。だから、言葉に力がある。

これは、「禅」の教義に近いと思っていたのだが、確かめられないままだった。この本を読んだ時に、やっぱり、そうだと確信した。枡野俊明住職の本はわかりやすく、非常に心に響くので、以前から、ファンだった。枡野住職は、曹洞宗徳雄山建功寺住職であるが、世界的には、庭園デザイナーとして有名である。すぐに見学できるところでは、セルリアンタワー東急ホテル日本庭園がある。

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2010年5月17日 (月)

今週、つぶやいた本(2010/05/10~05/16)

5月10日から16日につぶやいた本です。結構、新しい本を読みました。印象に残った本は、

「組織力 宿す、紡ぐ、磨く、繋ぐ」
「禅的シンプル仕事術」

の2点です。

<5月14日>
読了「TEAMで安心を育てる ヒューマンエラー対策からリスクマネージメントへ」 チャレンジするためにはこういう組織にしたい。この手の本にしては概念的だが、コンセプチュアルなレベルで意識を共有できないとだめだということだ。http://bit.ly/cUmMKq

読了「組織力 宿す、紡ぐ、磨く、繋ぐ」 大好きな高橋先生の組織論、なっとく。やっぱり、チームマネジメントや組織マネジメントは総合力だ。近道なし。http://bit.ly/cAyxeg

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2010年5月10日 (月)

今週、つぶやいた本(2010/05/03~05/09)

ゴールデンウィークで、書き物に集中し、あまり、本を読んでいません。

<5月7日>
読了 「究極のセールスマシン」 この本を読むと、おおよそ、世の中にある営業の本だとか、ビジネスの本をこざかしいと感じる。 ものを売るというのはどういうことかだけではなく、現場活動の本質も教えてくれる一冊。http://bit.ly/c7I0q3

<5月9日>
読了 「チーム・ファシリテーション 最強の組織をつくる12のステップ」、堀 公俊さんらしい、豊富な知識と経験を背景にした、目配りの広い、実践的な一冊。この本がきっかけにチームマネジメントの本が売れるようになるといいなあ http://bit.ly/dsxZlK

読了 「デザイン思考が世界を変える」 そういう時代だと思う。デザインオリエンテッドなイノベーションが機能要求によるそれより意味があることは、Appleをみれば良く理解できる。ソフトウェアをやっている人にも読んでほしい。http://bit.ly/bkLqNz

読了 「完全無欠のマネジャーマニュアル」 技術やイノベーションより、マネジメントの革新が人類の富の創出に貢献しているというのは強く同意。今でもこのことに築いていない企業やマネジャーは多く、そんな人に読んでほしい http://bit.ly/aAhVPe

2010年5月 8日 (土)

プレイングマネジャーのコミュニケーションマネジメントの教科書

4478012113 田島 弓子「プレイングマネジャーの教科書―結果を出すためのビジネス・コミュニケーション58の具体策」、ダイヤモンド社(2010)

お奨め度:★★★★

プレイングマネジャーという立場に置かれる人のための、コミュニケーションとコミュニケーションマネジメントを具体的に説明した一冊。「ハブ型マネジャーシップ」と呼ぶマネジメントの考え方に基づき、非常に実践的である。

プレイングマネジャーがコミュニケーションマネジメントを学ぶ本としてお奨めの一冊。

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今週、つぶやいた本(2010/04/26~05/02)

ゴールデンウィークやらなんやらで、2回目で早くも挫折していた「今週つぶやいた本」です。とりあえず、4月26日から5月2日までの分です。仕事で再読した本が何冊かありますが、新刊はそんなに読んでいません。

<4月26日>
「戦略の断層」をやっと読み終えた。最初にページを紐解いたのは昨年なので、足掛け4ヶ月ってところか。なぜ、時間がかかったかというと、この際だと思って、参考文献にあがっていて、これまでに読んでいない本を全部読んだから。http://bit.ly/9b1JtG

読了「ハカる考動学」 基本的にはマーケティングの本だが、ハカることが概念化されており、示唆に富んだ一冊 http://bit.ly/d3p8Lf

<4月30日>
読了、「エンゲージメント・マネジメント戦略」 おもしろかった。が、エンゲージマネジメントの成功条件以前に、エンゲージマネジメントが有効だという仮説が弱いように思える。読む価値はある本なので、読んでみてご感想などお聞かせいただければ! http://bit.ly/bgINwh

再読 「幸せをよぶ法則―楽観性のポジティブ心理学」 この本を読むだけでポジティブになれるというのは、何か秘密があるんだろうか? 生活と仕事の連続性はプロジェティスタにも通じるし、京都の文化でもある http://bit.ly/bsbvMW

「経営理念 継承と伝播の経営人類学的研究」 この本の第2部の事例研究は、仕組み作りをするときに、何かと気づきを選るのに役に立つ。今日も「経営理念と掃除」の証を読んだ。http://bit.ly/b8oHN4

プログラムにおけるプロジェクトの創り方を考えている。ある人の薦めで、「現場の学としてのアクションリサーチ―ソフトシステム方法論の日本的再構築」に目を通す。さっぱり、分からなかったが、分からないなりに刺さるものはあった。http://bit.ly/bWni9F

<5月1日>
まだ紹介したい言葉があるが、この辺にしておこう。これまでに紹介した言葉は、「考えよ!-なぜ、日本人はリスクを冒さないのか」から。それにしても、オシム氏は、言葉のマジシャンだ。読むだけで、強い気持ちになれる http://bit.ly/cM2PWj

「ウィフィー」の秘密

4163724001 タラ・ハント(津田大介監訳, 村井章子訳)「ツイッターノミクス TwitterNomics」、文藝春秋(2010)

お奨め度:★★★★1/2

ブログ、Twitter、wiki、ソーシャルブックマーク、フォーラム・チャット・対話、ソーシャルネットワークサービス(SNS)、といったさまざまなWeb2.0の世界で成功するための秘訣を、Whuffie(ウッフィー)という概念を提案し、説明している本。Web2.0で何かを成し遂げたいなら、読んでおく価値のある一冊。

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2010年5月 4日 (火)

ITマネジメントの世界を巡るリーダーシップの旅をする

482226243X ロバート・オースティン、リチャード・ノーラン、シャノン・オドンネル(淀川 高喜訳)「ビジネスリーダーにITがマネジメントできるか -あるITリーダーの冒険」、日経BP出版センター(2010)

お奨め度:★★★★★

ITマネジメントのケースメソッドのためのケースブック。一般的なケースブックと趣を異にする点には、全体が、550ぺーじにも渡るストーリー仕立てになっていて、一つのストーリーによってITマネジメント全般にわたるケースセッションを実施できること。それから、もう一つはいくつかの章には、「知識」の提供をしていることがある。

この2つの特徴により、単にケースセッションの教材として使うことができるだけではなく、著者たちが勧めているように、(大学教員のようなプロのディスカッションリーダーがいなくても)自分たちで議論をしながら読み進め、その議論を通じていろいろな気づきを得るという使い方ができると思われる。

ストーリーそのものもおもしろいし、最後に、考えさせられるどんでん返しも準備されており、とりあえず、購入し、ビジネスストーリーを読む感覚で楽しんで読み、その後で、どう使うかを考えるという二度味わうことをお奨めしたい。

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