マイケル・ロベルト(飯田 恒夫訳)『なぜ危機に気づけなかったのか ― 組織を救うリーダーの問題発見力』、英治出版(2010)
お奨め度:★★★★
150人以上の企業経営者や、事業部のリーダーや部課長クラスの人の意見を聞いて、まとめた問題発見の実践的方法論についてまとめた本。
佐々木 常夫「そうか、君は課長になったのか。 」、WAVE出版(2010)
お奨め度:★★★★1/2
リーダー向けの啓蒙で人気を博する東レ経営研究所の佐々木常夫社長の新作。石田君という、自身が課長だったときに新入社員で入ってきた後輩が、新任の課長になり、その後輩へのアドバイスの37の手紙という形で書いている。これは、著者が僕も座右の書の一冊である「ビジネスマンの父より息子への30通の手紙」の愛読者だということだからだとのこと。
読んでいるうち、文脈でしか伝わらないことをこの舞台装置を使って伝えており、非常に巧みな方法である。その意味で、最近、増えてきた課長本の中では、よい意味で異色だといえる。
2010年第3回のビジネス書の杜セミナーは、以前からやりたいなあと思っていた「クリエイティブ・チョイス」のセミナーです。こういう発想や行動ができないと、これからは生き延びていけないのではないかと思います。
講師は、
堀内 浩二「必ず最善の答えが見つかる クリエイティブ・チョイス」、日本実業出版社 (2009)
の著者であり、また、この言葉を作られた堀内浩二先生です。『最善の答えは「選ぶ」のではなく「創り出す」』という問題解決の奥義を学びましょう!
【開催要領】
テーマ:『クリエイティブ・チョイス』
~最善の答えは「選ぶ」のではなく「創り出す」~
講師:堀内浩二(ほりうちこうじ) 先生
日時:2010年03月27日(土) 13時30分~16時30分
場所:勝どき区民館(アクセス)(東京都中央区)
受講料:5000円(税込み)
書籍持ち込み割引あり(詳細は申し込みページ)
概要:
事業を始めるか始めないか、転職するかしないか。わたしたちの仕事や生活は二者択一に思える選択肢に満ちています。功罪相半ばする選択肢から、どちらかを選ばなければなりません。多くの場合は期限付きで、じっくり考える時間もありません。しかし問題を性急に「XかYか?」「イエスかノーか?」と絞り込んでしまうと、他にあり得た選択肢を見逃してしまうおそれがあります。
本セミナーでは『クリエイティブ・チョイス』をテキストに、そのような問題にどう取り組み、選択肢をどう創り出し、選択に対する満足度をどう高めるかを考えていきましょう。
2010年2月のベスト3です。
1位 もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
2位 論点思考
2月の1位は、話題のベストセラーでした。ビジネスマンが多く読んでいると思いきや、コンサルタントも読んでいるようで、何回もこのネタを聞いたような気がします(笑)。
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