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2009年3月

2009年3月11日 (水)

【ほぼ日 読書日記】2009年3月11日

もう、勝間・本田はいいだろうって人にこれ。どんな自己啓蒙書より、これだ。

東京から京都に移動する新幹線の中で、適当に項目を選んで読みふけった。

呂 新吾(祐木 亜子)「呻吟語―時代を生き抜く人のための中国古典」、春日出版(2009)

もう10年くらいになるが、こういう1ページ1項の本を毎日、ずっと読むというのをやっている。朝読んで、その日は、それを意識して仕事をするというのを実践している。

なかなか、毎日はできないが、できる日はやっている。コンピテンシーの開発というのはこういう方法しかないと考えるようになってからで、人にも勧めている。

最近は、

ピーター・ドラッカー(上田 惇生)「ドラッカー 365の金言」、ダイヤモンド社(2005)

を愛用しているか、呻吟語はよさそう。原著を知らないので、訳がいいのか、もともとの文章がいいのかわからない部分があるが、言葉がすばらしい。すっと入ってくる。こういう啓蒙書の必須条件だよなあ。

【ほぼ日 読書日記】2009年3月11日

もう、勝間・本田はいいだろうって人にこれ。どんな自己啓蒙書より、これだ。東京から京都に移動する新幹線の中で、適当に項目を選んで読みふけった。

呂 新吾(祐木 亜子)「呻吟語―時代を生き抜く人のための中国古典」、春日出版(2009)

もう10年くらいになるが、こういう1ページ1項の本を毎日、ずっと読むというのをやっている。朝読んで、その日は、それを意識して仕事をするというのを実践している。

なかなか、毎日はできないが、できる日はやっている。コンピテンシーの開発というのはこういう方法しかないと考えるようになってからで、人にも勧めている。

最近は、

ピーター・ドラッカー(上田 惇生)「ドラッカー 365の金言」、ダイヤモンド社(2005)

を愛用しているか、呻吟語はよさそう。原著を知らないので、訳がいいのか、もともとの文章がいいのかわからない部分があるが、言葉がすばらしい。すっと入ってくる。こういう啓蒙書の必須条件だよなあ。

2009年3月10日 (火)

【ほぼ日 読書日記】2009年3月9日

今日は以前、「マネジメントバイブル」を書籍プレゼントをして貰った、國貞さんにセミナーをやって戴きました。ただし、弊社のプライベートセミナーなので、告知はしていませんが、こんな内容でした。

書籍プレゼントといえば、先週までの佐々木さんのプロデュース能力関係の本ということで、もう一度佐々木さんの本をプレゼント。

佐々木 直彦「大人のプレゼン術 自分と相手がワクワクドキドキする10か条」、PHP研究所(2005)

開始。プロデュース能力を読むには、この本は絶対に読んだ方がいいと思って、ちょっと古い本だが、プレゼントを企画した。応募はこちら。なかなか、味のある本。

さて、今日読んだ本。その1。半年以上前の本で、

久米 信行「考えすぎて動けない人のための 「すぐやる!」技術」、日本実業出版社(2008)

日常的な行動の壁になる質問に、久米さんがアドバイスするような形で、全部で31話。また、あちこちの本屋で平積みで見かけるし、結構売れているらしいが、この本が救いたいのは、こういうったことを自覚できない人なんだろうなと思う。

まあ、「考えすぎて動けない人」のためと限定しているから、確かにいいのか。悩みポイントはいいと思うが、回答はイマイチのものが多いような印象。行動が難しすぎるものが多い。なかにはそうそう!というものもあるが、こんなことができるなら、こんなことで悩まないとツッコミたくなるものが多い。

で、三島さん、また、やったねのような本をもう一冊読んだ。一冊丸ごと、強く共感!

香山 リカ「文章は写経のように書くのがいい」、ミシマ社(2009)

アマゾンに、写経じゃなくって、習字だろうって、コメントがついていた。仰せの通り。習字でも共感する!

それにしても、以外とありそうでなかったテーマ。三島さんのセンスもすごいと思うが、写経のように書いてしまう香山先生はやっぱりすごい。

2009年3月 8日 (日)

【ほぼ日 読書日記】2009年3月7日

日本ではなぜか、「対話」がコミュニケーションの話になる。サーバントリーダーシップが支援型リーダーシップだという話になる。まったく、検討外れではない。しかし、似て非なるものだ。

日本がグローバルスタンダードというが、欧米で認められていることに染まる必要はないと思う。しかし、本質を求めることなく、わかるところだけとるといういいとこ取りは感心しない。

また、一冊の名著が英治出版の手で翻訳された。そんなに簡単に読める本ではないが、苦労して読む価値はある。今日、やっと読み終えた。

マーガレット・ウィートリー(東出顕子訳)「リーダーシップとニューサイエンス」、英治出版(2009)

同じ装丁で、4冊目になる。もちろん、装丁だけではない。

デヴィッド・ボーム(金井真弓訳)「ダイアローグ 対立から共生へ、議論から対話へ」、英治出版(2007)

ジョセフ・ジャウォースキー(金井壽宏監修、野津智子訳)「シンクロニシティ 未来をつくるリーダーシップ」、英治出版(2007)

ロバート・グリーンリーフ、ラリー・スピアーズ(金井壽宏監修、金井真弓訳)「サーバントリーダーシップ」、英治出版(2008)

この4冊の中では、僕はこの本が一番印象深いし、意義があると思う。キャリアのせいかもしれない。

複雑系は、結局のところ、一過性のブームで終わってしまったが、この本は日本の社会に何か変化をもたらすのだろうか?

2009年3月 7日 (土)

【ほぼ日 読書日記】2009年3月6日

東京から京都への移動。例によって、栄松堂で本を買い込み、新幹線へ。

3冊買ったのだが、結局、1冊で終わり。

キース・ソーヤー(金子 宣子訳)「凡才の集団は孤高の天才に勝る―「グループ・ジーニアス」が生み出すものすごいアイデア」、ダイヤモンド社(2009)

グループジーニアスという現象について解説した本。この本を読む前は、日本流の有効性を確認できるのではないかと思って読み出したのだが、違う。

昨日読んだ小池 和男先生の本とも関係しているのだが、少なくとも、日本組織はこういう意味では、チームとして機能していない。コラボレーションもないし、フローに入ることもない。なんだろう。。。

昨年読んだXチームの話に近い。日本人にはなかなかできないことかもしれないが、やらなければ将来はないな。

当事者としてプレゼンする

4569644627 佐々木 直彦「大人のプレゼン術 自分と相手がワクワクドキドキする10か条」、PHP研究所(2005)

お奨め度:★★★★

2005年7月の出版。一風変わったプレゼンテーションの本。こんなつかみで始まる。

(1)いま、やりたいことをやっていますか?
(2)応援してくれる人はいますか?
(3)毎日楽しいですか?
(4)会議で自分の意見が通りますか?
(5)好きな人と夢を共有できますか?
(6)お客さまとうまくいっていますか?
(7)周囲から一目置かれていますか?
(8)セクシーで論理的なビジュアルを使ってプレゼンできますか?
(9)未来がひらけていくと信じられますか?
これらをすべて「YES」にできる10か条があります。

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2009年3月 6日 (金)

【ほぼ日 読書日記】2009年3月5日

昨日(3月4日)は、本を読んだのに珍しく日記を書かなかった。タメ日記。

まず、昨日読んだ本。

D.Q.マキナニー(水谷 淳訳)「論理ノート」、ダイヤモンド社(2005)

セミナーの資料作りのために久しぶりにひもといた。やっぱりこの本はおもしろい。最近、やたらと軽いロジカルシンキングの本が目立つが、この本で書いてある程度の作法は押さえておく必要があるよなあ。

「風が吹けば桶屋が儲かる」のどこがおかしいかわからない人は、一度読んでみる価値あり。

もう一冊。すてきな本が出た。

首藤 明敏「ぶれない経営―ブランドを育てた8人のトップが語る」、ダイヤモンド社(2009)

博報堂系の関係会社の社長という立場もあるのかもしれないが、このラインナップはすごい。ラインナップだけで何を言いたいかわかる。

そのうち、紹介記事を書きたいが、僕的に圧倒的に印象に残ったのは一休の森社長の言葉。

お客様のニーズを追いかけるのではなく、環境の変化の中で常にお客様の訳に立つ会社であり続けたい。

すごすぎる言葉!座右の銘にしたい!

さて、今日。仕事を終えてから、一冊の本を読む。

小池 和男「日本産業社会の「神話」―経済自虐史観をただす」、日本経済新聞出版社(2009)

小池先生らしい傑作。日本の会社は、、、」とまことしやかに語られることを、独特のメトリクスを設定して検証している。この本もいずれ紹介したいと思うが、例えば、

日本人は会社人間、日本は集団主義

といったことをどんどん検証している。非常に小池先生らしい本だ。これを読んでいると、近頃の若いものは、、、というのが、単に年寄りの愚痴に過ぎないということがよくわかる。

サブタイトルが「経済自虐史観をただす」というとても気になるタイトル。結局のところ、蟻もしない、自虐観をあおり立てて、成長の原動力にしてきたということか、、、

2009年3月 3日 (火)

【ほぼ日 読書日記】2009年3月3日

むう、

中原 淳、長岡 健「ダイアローグ 対話する組織」、ダイヤモンド社(2009)

コミュニケーションの本質に近づこうというアプローチであることはよくわかる。しかし、どうも話が難しくなりすぎているような気がする。社会構成主義、システムとかいう話はわかるが、だからなんだと言いたくなるようなまどろっこしさがある。

気になるテーマであることは間違いない。例えば、2008年のビジネス書の杜で、デヴィッド・ボームの

デヴィッド・ボーム「ダイアローグ 対立から共生へ、議論から対話へ」、英治出版(2007)

は30冊以上売れている。ちょっとした驚きである。

ただ、ドラッカーのコミュニケーション原則は響くが、ダイアローグになると響かないのはなぜだろうか?時期の問題なのだろうか?

立脚点がはっきりしていないことにも一因がありそうだ。まだ、盲人が象を語っている状況なのかもしれない。

コミュニケーションといえば、今、こういう本を読んでいる。

クリスティアン・マラッツィ(多賀 健太郎訳)「現代経済の大転換―コミュニケーションが仕事になるとき」、青土社(2009)

いわゆる社会科学書で、難しくてまだよく理解できていない。が、労働が感情労働化するというのはよくわかる。原書は15年前の本だが、すごい先見力である。

【ほぼ日 読書日記】2009年3月1日

「日記に書籍の写真を載せる件」についてだが、予想以上の不評につき、中止。今後も、写真を載せるのは、紹介記事を書く本に限ることにした。

さて、2週間ぶりに東京。1週間、東京にいないのは年に数回あるか、ないか。

東京以外ではほとんど本屋に行かないので、どんな本が出ているか楽しみにしながら、夕食後にいつもの本屋さんに。いいものを見つけた。

高橋 浩一「レバレッジ・ポイントを見つけ出せ! 問題発見力養成講座 “木を見て森も見る”システム・シンキング」、日本実業出版社(2009)

プロジェクトマネージャー養成マガジンの初期に開催していた「メルマガセミナー」でシステム思考の話をして戴いたことのある高橋浩一さんの新作。ホテルに戻って早速読む。

タイトルは、コバンザメ作戦か?レバレッジポイントはもともと、システム思考が元祖だからいいか。

システム思考がイマイチ盛り上がらない一つの理由は本ではないかと思う。確かに、ピーター・センゲという偉大なるグルの

ピーター・センゲ(守部 信之訳)「最強組織の法則―新時代のチームワークとは何か」、徳間書店(2005)

というバイブルと、何冊かのワークブック、および、バージニア・アンダーソンの

バージニア アンダーソン、ローレン ジョンソン(伊藤 武志)「システム・シンキング―問題解決と意思決定を図解で行う論理的思考技術」日本能率協会マネジメントセンター(2001)

とトレーニングブックと、かなり良質な本の翻訳は出版されているものの、日本人のオリジナルの本となると、寂しい。

西村さんの書かれた

西村 行功「システム・シンキング入門」、日本経済新聞社(2004)

枝廣淳子さんの書かれた

枝廣淳子、内藤 耕「入門! システム思考」、講談社(2007)

などがある。日本人の書いた本の中では、枝廣淳子さんと小田 理一郎さんの共著

枝廣 淳子、小田 理一郎「なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?―小さな力で大きく動かす!システム思考の上手な使い方」、東洋経済新報社(2007)

がシステム思考のイメージがしやすい良い本だと思うがいずれも、使い方をイメージできるような本では無かった。教科書の域を抜けていない。

高橋さんの本はこの点が非常に良くできている。初の実用書といってもよいだろう(って、書きすぎか?)。

システム思考は、センゲのイメージもあってか、孤高の思考法みたいなところがある。ほかのフレームや思考法との組み合わせがよくわからないという話をよく聞く。

高橋さんの本では、5章以降でほぼ半分のスペースをコンサルティング事例だと思われるような活用法の紹介に当てている。特に、5章はレバレッジポイントの見つけ方を説明しつつも、それをワークショップの中でどのように使っていくかを事例で説明していて、とてもよい。これはすばらしいなあ。

そのうち、紹介記事を書くので、この本はここまで。ちなみに、来年は僕はこんなセミナーをやる予定。

プロジェクトのレバレッジマネジメント
http://www.pmstyle.biz/smn/reverage.htm

高橋さんの本を読んで貰えば、1日目のプログラムは要らんなあ、、、

さて、時間が前後するが、移動の新幹線の中で戴きものの本に目を通す。

大宮 知信、竹間 忠夫「できる奴はIC(インディペンデント・コントラクター)になる! 」、アールズ出版(2009)

取材対象に際だって興味深いものは無かったが、ルポとしては絶品。おもしろい!作品としてのおもしろさを際立たせるための取材対象を選んでいるのではないかと勘ぐりたくなるよう。

僕は、ノンフィクションライターになりたいと思っていた時代があり、高校から大学時代に、ノンフィクションを読みあさっていたし、大宅壮一ノンフィクション賞の選考記事なども読んで研究していた。自分では相当目が肥えていると思っている。

最近のルポは、取材対象で読ませているものがほとんど。演出を決めて、必要な情報をとったとしか思えないような本が多い。TV的手法。そんなルポはインターネットで書けてしまう。エスノグラフィーがない世界。

もちろん、取材対象もライターの実力のうちだと思うが、やっぱり、こういう本の方が感動を覚える。やっぱり、この世代の著者の取材力と編集力はすごいわ、、、

2009年3月 1日 (日)

【ほぼ日 読書日記】2009年2月28日

2月5日の日記に

=====
ということで、多少、がっかりした僕の目に一冊の本が入ってきた。この本屋はいったい、どういう本屋なのだ。この本をこんな棚に並べるとは!ものの道理がわかりすぎ!
そのあと、いろいろと仕事を済ませて、急ぎの原稿をほったらかして、3時間その本に没頭!メッチャ感動!
まだ、消化できていないので、紹介は明日。お楽しみに!
=====

と書いたのだが、やっと、紹介記事を書いた!

この本とは!

エンツォ・マーリ(田代 かおる訳)「プロジェクトとパッション」、みすず書房(2009)

です、はい。紹介記事はこっちにあります。

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