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PMOS3.0:コンセプチュアルスキル Feed

2011年4月28日 (木)

PMstyle2.0!PMOS2.0コース

2011年4月~2012年3月までのPMstyleのセミナー紹介の第2弾です。

2011年度のコンセプトは「2.0」として、

1.PM2.0コース(管理者、シニアプロジェクトマネジャー向け)
2.PMOS2.0コース(シニアプロジェクトマネジャー、プロジェクトマネジャー向け)
3.PMO2.0コース(PMOスタッフ向け)

の3つのコースを設けています。前回は1.のPM2.0コースのご紹介をしましたが、今回は、PMOS2.0のご紹介をします。


PMOS2.0はPM2.0を実行するために必要なプロジェクトマネジメントスキルです。

今年度からは、ソリューション的な提供をしており、まず、全体的な話としてPM2.0のベストプラクティスを身につけて戴く講座を準備しております。

ベストプラクティスは、ある結果を得るのに最も効率的な技法/手法/プロセス/活動などです。

プロジェクトマネジメントのベストプラクティスは、プロジェクトマネジメントを効果的かつ、効率的に行う方法であり、多くの人々によって反復され、時間をかけて証明されてきた方法に基づいています。

プロジェクトマネジメントのベストプラクティスとして世界的に活用されているのは、PMI(Project Management Institute)が体系化しているPMBOK(Project Management Body Of Knowledge)です。PMBOKは技法/手法/プロセスのベストプラクティスですが、これだけではプロジェクトマネジメントを「どのような活動」にしていくかが見えてきません。これが目先しかみないプロジェクトマネジメントに陥っている一因になっています。

そこで、PMBOKに基づいて、マネジメント活動を実行していくという立場から活動のベストプラクティスを体系化して、学んでいただく2日間の講座「プロジェクトを成功させる10のベストプラクティス」を準備しました。

[OS-B]プロジェクトを成功させる10のベストプラクティス(6月9日、10日開催)

この講座が、PMOSコースの基本講座になっています。この講座でプロジェクトマネジメントの活動をイメージを作っていただいた上で、その活動を実践していく上で必要なPMBOKの技法/手法/プロセスをより深めていただく講座を従来通り、

・PMテクニカルスキルコース
・PMコンセプチュアルスキルコース
・PMヒューマンスキルコース

の3つのカテゴリーに分け、準備しております。

最初のPMテクニカルスキルコースは、プロジェクトマネジメントに必要な知識や実務的技能を向上させるためのコースです。講座は、スコープマネジメント、コミュニケーションマネジメント、品質マネジメント、チームマネジメントの4つで、それぞれの以下の通りです。

[OST-1]スコープを中心としたプロジェクトマネジメント(6月2日実施)
[OST-2]プロジェクトを成功させるコミュニケーション(8月30日実施)
[OST-3]プロジェクトの品質を向上させるマネジメント~プロジェクト品質の家をつくる(7月20日実施)
[OST-4]PMBOK(R)とチームファシリテーションの融合~自律的なチームを管理する考え方と方法~(8月31日実施)

二番目のPMコンセプチュアルスキルコースは、広い視野や長期的な視点から物事を考え、意思決定できるスキルを向上させるためのコースです。計画力、創造的問題解決、意思決定の3つの講座が準備されています。

[OSC-1]プロジェクトリーダーのための計画力講座(7月27日)
[OSC-2]プロジェクトリーダーのための創造的問題解決力講座(6月22日)
[OSC-3]プロジェクトリーダーのための意思決定力講座(5月18日)

最後は、PMヒューマンスキルコースです。このコースは対人関係能力を向上させるためのコースです。

[OSH-1]プロジェクトリーダーシップ(6月29日)
[OSH-2]ファシリテーショングラフィック(7月8日)

さらに、今年度はスペシャルコースとして、「マネジメントチーム」コースというコースを設置しました。このコースは、チームでプロジェクトマネジメントを行うために必要なプロジェクトマネジメントスキルを身につけるコースです。

[OSM-1]プロジェクトマネジメントチームによるプロジェクトの運営・管理(6月16日)

以下、それぞれについて、簡単に内容をご説明します。

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2011年1月31日 (月)

【PMstyleセミナー】3月3日プロジェクトリーダーのための意志決定力講座

プロジェクトリーダーのための意志決定力講座

プロジェクトリーダーはプロジェクトにおいてすべての意志決定をする必要があります。プロジェクトリーダーがしなくてはならない意志決定は、プロジェクトの成果を最大化するために、経営資源を如何に獲得し、活用するかです。また、そこで生じる不確実性(リスク)に如何に対処するかです。

この講座では、意思決定プロセスを学び、意思決定がプロジェクトにどのような影響を与えるかを理解します。さらに、プロジェクトマネジメントは意思決定の連続であるという視座を作ると同時に、プロジェクトマネジメントの中で活用されるいくつかの意思決定手法を学びます。

さらに、プロジェクトの中で意志決定が必要になることの多い局面を取り上げ、どのようなプロセスで意志決定を行えばよいかを考えます。

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【PMstyleセミナー】2月16日プロジェクトリーダーのための計画力講座

(2月16日)プロジェクトリーダーのための計画力講座

計画を作れない人はいません。実施するプロジェクト業務の内容が分かっていれ
ば誰でもそれなりのものはできます。しかし、その効果は作る人に選って全く違
います。計画を作っているから業務がうまくいって思えるリーダーもいれば、計
画に時間を費やすのは無駄だと思えるようなレベルの計画しかできない人も少な
くありません。

このような現状を引き起こしている原因は、そもそも、「計画」というものに対する理解不足だと思われます。中でもよく見かける問題は

・計画の根拠が押さえられておらず、ペーパーワークになっている
・リスク分析と計画への反映が精緻さを欠き、冗長な計画になっている
・計画の運用が無計画である

といった問題です。

この講座は計画とは何かをもう一度考え直し、計画の体系の目的を考えると同時に、その目的に適うためには計画をどのように作ればよいか、そして、作った計画が実行しやすい(戦略的な)計画であるかどうかの評価方法と基準について学びます。

また、プロジェクト事例演習により、学んだことを確認し、自社の計画体系への応用について気づきを得ます。

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2010年7月18日 (日)

【コンセプチュアルコース】要求と自発の両立のコツを学ぼう

どんなプロジェクトでも、プロジェクトを実施する目的は2つあります。

一つはプロジェクトに対して要求されていることを実現することです。もう一つは、自分たちの会社をよくすることに貢献することです。

ところが、プロジェクトマネジャーの方やプロジェクトスポンサーの方にこのような話をすると、

「プロジェクトの予算や納期はぎりぎりで、とても言われていないことをやっている余裕はない」

「後者は別途、経営革新プログラムを起こして、日常業務とは分けて取り組むべきだ」

という答えが返ってきます。

ちょっと待って下さい。それはそうかもしれませんが、今の状態をそのまま続けていても展望が開けないことも事実ですし、経営革新も成果が出るのは業務の現場です。そして、それを怠った罰は今のトップではなく、みなさんの将来に降りかかってきます。

そのように考えると、プロジェクトマネジャーの方やプロジェクトスポンサーは、今、将来の自分たちのビジョンや戦略を描き、将来に向けて成果を上げて行くために、

プロジェクトは、変革の「機会」
その機会を使って、自社をよくする活動をしていく

と意識を変えていくことが必要です。

ただし、意識を変えてみても、「プロジェクトの予算や納期はぎりぎり」という現実が変わるわけではありません。そこで、そのような現実の中で、要求されたことに加えて、自分たちの会社をよくする取り組みをするには、

要求をこなした上で、自発的な取り組みをする

ではなく、

要求と自発を組み合わせて、要求に応える

という思考規範が求められます。そのような思考規範として非常に有用だと思われるのが、堀内さんの提唱される「クリエイティブ・チョイス」です。

一見すると、クリエイトすることとチョイスすることは相反するものです。クリエイティブとチョイスを両立させる中にこそ、要求に応えることと自発的な取り組みを行うことという相反するものを両立させる秘密があります。

ぜひ、堀内さんのセミナーで、要求と自発の両立のこつを身につけてください。

━【開催概要】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆クリエイティブチョイス                      ◆6PDU's
  日時:2010年09月17日(金)  10:00-17:00(9:40受付開始)
  場所:ヴィラフォンテーヌ汐留(東京都港区)
  講師:堀内浩二(ほりうち こうじ)株式会社アーキット代表
  詳細・お申込 http://pmstyle.biz/smn/choice.htm
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【内容】
・ なぜ「クリエイティブ」チョイスなのか
・ 乗り越えたい問題を定義する
・ 目的(の目的)から考えおろす
・ 感情の役割について考える
・ 仲間に問題を説明する
・ 問題の再定義セッションを実施する
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2010年7月 5日 (月)

【コンセプチュアルスキル講座】第1講 ロジカルシンキング(2)隠れた前提を探せ!

◆前回の宿題

前回、論理の基本の話をした。そして、最後に、以下の例

Aプロジェクトでは納期遵守は重要である。だから、要員を投入しよう
Bプロジェクトでは納期遵守は重要である。だから、要員を投入するのはやめよう

を示し、なぜ、同じメッセージから、どうしてこんな矛盾した結論がでてくるのかを宿題とした。どのくらいの方が気づかれただろうか?

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2010年5月25日 (火)

【コンセプチュアルスキル講座】第1講 ロジカルシンキング(1)論理の基本構造

◆演繹と帰納という論理の構造

ロジカルシンキングの基本になるのは論理である。まず、論理の基本を思い出しておこう。中学校で習った話である。

論理的に正しいことを主張する方法として、論理の「基本構造」を発見したのはアリストテレスである。アリストテレスは、論理的に正しい主張をするための方法として、演繹(deduce)帰納(induce)の2つがあることを示した。演繹は、

演繹:正しい「前提」から「推論」して正しい結論を導く方法

である。帰納は

帰納:「複数の事象」から「結論」を導く方法

である。違う言い方をすれば、

演繹:「一般」から「個別」へ
帰納:「個別」から「一般」へ

という構造を持っている。

アリストテレスが演繹の証明の例にあげたのは「ソクラテスは死ぬ」という命題(メッセージ)だった。ここではよく知られているようにアリストテレスは

人は死ぬ(一般論)→ソクラテスは人間である→ソクラテスは死ぬ(個別論)

という演繹構造により承継した。この構造は、前提が

人は死ぬ(大前提)→ソクラテスは人間である(小前提)→ソクラテスは死ぬ(結論)

という構造になっている。

これに対して、帰納にも構造がある。個別論から、法則を導く構造だ。たとえば、

ギリシア人はみんな死んでいる/ローマ人もみんな死んでいる/カルタゴ人もみんな
死んでいる(個別論)
  →人は死ぬ(一般論)

という帰納構造で、共通項を取り出すと、再現性が高く、法則化できる。帰納とは言い換えると、この法則化のプロセスのことである。

論理的に正しいことを言おうとすれば、演繹か、帰納を構成する必要がある。

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【コンセプチャルスキル講座】イントロダクション~現場リーダーのためのコンセプチャルスキル講座

現場業務の複雑性が増し、プロジェクトマネジャーをはじめとする現場リーダーにも概念的に物事を考えて、業務を進めていくことが不可欠になってきている。以前は、経験して覚えるとか、模倣するとか、事例に学ぶとかできていたが、今はほとんど、そんなやり方で業務をこなしていくことはできない。同じ業務がないからだ。そこで、一度、経験したとしても、それを如何に概念化できるかが、経験を活かせるかどうかのポイントになっている。

このようなことで、過去にはあまり概念的な思考とは縁の遠かった現場リーダーにも、だんだん、コンセプチュアルスキルが求められるようになっており、スキル習得を積極的に行う人も増えてきた。

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2009年11月 3日 (火)

プロジェクトマネジャーのための「マネジメント基礎力」講座

2009年10月30日(金)に「プロジェクトマネジャーのための「マネジメント基礎力」講座」セミナーをヴィラフォンテーヌ汐留会議室8で開催しました。(講師はエムアンドティ・コンサルティングの好川哲人)

このセミナーでは、プロジェクトマネジャーとして必要なスキルであるマネジメントスキルの基礎を解説しています。

プロフェッショナル(一人前)なプロジェクトマネジャーとして、収益のコントロールをきちんとできる、人材育成に責任が持てるといったことを目指しています。

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2009年8月 2日 (日)

プロジェクトレバレッジを見つけて「省エネ・プロマネ」を実現!

(2009/04/20)

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 <<システム思考ミニ講座>>

  プロジェクトレバレッジを見つけて、効率的にプロマネを行う!

    エムアンドティ・コンサルティング 好川哲人

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>スケジュールが遅れている

この問題に対するもっとも表層的な解決方法は、「要員を投入し、遅れを挽回すること」である。しかし、経験的にそれでは問題解決にならず、「真の原因」を考えなくてはだめだと言われるようになっている。いわゆる問題解決である。

「真の原因」といういう言葉はなんとなく説得力のある言葉で、かつ、WHYを5回繰り返せといった経験的な手法があわせられているので、多くの人がそうだ!と思っている。

では、なぜ、5回なのか?真の原因とそうでない原因はどこにあるのか?

と改めて尋ねられるとどうだろうか?

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