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2010年5月25日 (火)

【コンセプチャルスキル講座】イントロダクション~現場リーダーのためのコンセプチャルスキル講座

現場業務の複雑性が増し、プロジェクトマネジャーをはじめとする現場リーダーにも概念的に物事を考えて、業務を進めていくことが不可欠になってきている。以前は、経験して覚えるとか、模倣するとか、事例に学ぶとかできていたが、今はほとんど、そんなやり方で業務をこなしていくことはできない。同じ業務がないからだ。そこで、一度、経験したとしても、それを如何に概念化できるかが、経験を活かせるかどうかのポイントになっている。

このようなことで、過去にはあまり概念的な思考とは縁の遠かった現場リーダーにも、だんだん、コンセプチュアルスキルが求められるようになっており、スキル習得を積極的に行う人も増えてきた。

ところが、コンセプチュアルスキルを活用して行う戦略立案や、計画立案、課題設定、問題解決といった仕事の中で、意外と基本的なところでつまずいているケースが多いことに気がついた。たとえば、この連載で最初に取り上げようとしているロジカルシンキングを例にとると、そもそも命題とは何か、演繹や帰納構造とは何かといったところをきちんと理解できていない人が意外と多い。ロジカルシンキングはほとんどのコンセプチュアルスキルの基本になるものである。ロジカルシンキングができないと、戦略立案もできないし、計画策定もできない。課題設定も問題解決もうまくできない。実際にうまくできていない理由が意外なところにあるのだ。

そこで、業務の中でよく使う、戦略策定だとか、計画策定だとかだけではなく、もう少し、基本的なところからもう一度、学びなおしてもらい、業務の中でコンセプチュ
アルワークを適切に行っていただくために、この連載を始めることにした。おそらく、数十回の連載になると思うので、集中的にというわけには行かないが、テーマごとにはできるだけ集中して書きたいと思うので、お付き合い戴ければ幸いである。

ということで、第1講は、すべてのコンセプチュアルワークの基盤になるロジカルシンキングである。

 

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第1講 ロジカルシンキング 第1回 「論理の基本

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