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2011年7月

2011年7月18日 (月)

今、もっとも読まれるべきリーダーシップの本(ファンが選ぶビジネス書15)

402330929X シャーリーン・リー(村井章子訳)「フェイスブック時代のオープン企業戦略」、朝日新聞出版(2011)
お奨め度:★★★★★+α

顧客に対しても、社内においても、オープン戦略が取られ始めている。まだ、大きなうねりになっているとまではいかないが、止まる流れではない。特に、Twitter、facebookの急速な普及は、この流れを加速すると見られている。そのような中で、組織やリーダーシップはどうあるべきかを論じた一冊。原題は、35ドル支払ったオンライン調査で圧倒的に人気だった「オープンリーダーシップ」だった。微妙な邦題だが、基本的にはオープンリーダーシップの本である。

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2011年7月 5日 (火)

自分だけのストーリーで人を動かす(ファンが選ぶビジネス書14)

4769610459 鈴木 裕子「ストーリーで体験を語れば人の心を動かせる」、こう書房(2011)

お奨め度:★★★★

ストーリーを使って、納得と共感を生み出すプレゼンテーション、コミュニケーション、説明、説得を行うフレームワークについて解説した本。ストーリー・テリングはぼちぼちと本が出ており、提案されているフレームもあるが、この本ほど、具体的な方法論を示した本はない。一方で、楠本先生の「ストーリーとしての競争戦略」のヒットで、ストーリー・テリングへの関心はかつてないほど高まっている。ストーリーを作って、コミュニケーションを行うための最初のステップに最適の一冊。



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ビジネス書の杜2011年1月~6月 振り返り + ファンの選ぶビジネス書一覧

Bookbird 先日、2011年上半期のベスト10を発表しました。

もう7月で、今年も半年終わりました。まだ、過去形にするのは早いように思いますが、震災以降はなんともいえない半年でしたね。ビジネス書の杜にも影響はありました。めったにない半年かもしれませんので、半期を振り返ってみました。

実は、アマゾンのアフェリエイツを始めてから、同月前年度比が販売数下がったことはありませんでした。

2011年3月、初めて同月前年度比が下がりました。それも半分以下。6月は90%近くまで回復してきましたが、この10%が回復するのは結構、長くかかるような気がします。

ということで、売り上げは昨年の75%くらいまで落ち込みました。残念ですが、これが上半期のトップニュースですね。

二番目は明るいニュースで、2月6日にfacebookページを作りました。

作ったときに、2011年の目標をファン(参加者)500人としました。上半期で250人を超えましたので、単純には目標達成。facebookはよく分かりませんので、このあと、どう推移していくかは不透明ですが、下期はファン交流もしたいと思っていますので、応援してください!

三番目は、そのfacebookページを使って、「ファンが選ぶビジネス書」という交流企画を始めたことです。

ほとんどの方はご存じないと思いますが、ビジネス書の杜は、1995年に神戸大学のMBAコースに通っていたときに、どうぜ課題図書を読むなら、シェアしようと思って、始めたものです。当時は今のブログやfacebookのような便利な環境はありませんでしたが、まだ、僕もエンジニアっぽかったので、ホームページをガリガリ書いていました。

そのときに、実は、書評を書いてほしい本を募集していました。ほとんど反応がなかったので、ブログに移したのを機にやめましたが、もう少し、気軽な形でやりたいなとずっと思っていたところにfacebookに出会いました。


3月に開始して、4か月で選んでいただいた本が17冊で、そのうち、現時点で13冊について、紹介記事を書きました。いずれもいい本ばかりで、皆さんの目利きのよさにひたすら感心しています。

「ファンが選ぶビジネス書」17冊は以下のとおりです。



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2011年7月 3日 (日)

【ランキング】2011年1~6月ベスト10

1st 2011年1月~6月のベスト10を発表します。

この期間は311の大震災があり、3月以降、本の売れ行きがガタ落ち、昨年前半比で、75%程度になりました。だいぶ回復してきましたが、まだ、10%くらい戻っていないという感じです。おそらく、この10%は、まだ、本を読むような余裕もないという境遇に置かれている方だと思いますので、一日も早い、復旧をお祈りします。

その中で1位になったのは、ドナ・ウォンさんの「ウォールストリート・ジャーナル式図解表現のルール」でした。この本、facebookで紹介したときに、びっくりするような売れ行きで、その後も、堅調に売れました。

第2位は2月2位、3月、4月が3位と、5月7位、6月9位と、発売以来、ずっと売れていたミンツバーグ先生の「マネジャーの実像」でした。この本が半期で2位だったのは、喜ばしいことです。

第3位は、facebookで取り上げただけでブログでは取り上げていない本「9割がバイトでも最高のスタッフに育つ ディズニーの教え方」でした。facebookで取り上げた4月に圧倒的に1位になり、5月が6位、6月も8位でした。

下期にかけての注目株は、6月にいきなり1位になった「本物のリーダーとは何か」ですね。今、プレゼントもやっていますし、どんどん、読まれてほしい本です。それから、1位の「ウォールストリート・ジャーナル式図解表現のルール」もまだまだ、売れそうな気配です。

それから、前半のランキングには入りませんでしたが、ピーター・センゲの「学習する組織」も注目です。6月は2位でしたが、第1版になる「最強組織の法則」はビジネス書の杜設立以来のベスト3に入っている本ですので、この本も売れると思います。

学習する組織――システム思考で未来を創造する


ということで、ベスト10は以下の通りでした。

 

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2011年7月 2日 (土)

仕事とは「やり直しの繰り返し」

416374150X 木村 俊介「仕事の話―日本のスペシャリスト32人が語る「やり直し、繰り返し」」、文藝春秋(2011)

お奨め度:★★★★★

インタビュアーという「仕事」を名乗り、当世きってのインタビューの名人が、週刊文春で連載していたインタビュー連載を本にまとめた一冊。非常に丁寧にインタビューされており、面白くまとめているので、読んでいると多くの気づきが得られると思う。「おわりに」も書かれていて、副題にもなっているが、仕事とは「やり直しの繰り返し」だという。これに共感できる人はぜひ読んでみよう!

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2011年7月 1日 (金)

【ランキング】2011年6月ベスト3 1位の本を5名様にプレゼント中!

Best3 6月のベスト3です。

6月も1位は、facebookでやっている「ファンが選んだビジネス書」でした。いま、プレゼントを実施中のウォレン・ベニスの「本物のリーダーとは何か」でした。この本、評判いいですね。

第73回書籍プレゼント 「本物のリーダーとは何か」

第2位はちょっとびっくり。アトゥール ガワンデさんの「アナタはなぜチェックリストを使わないのか?【ミスを最大限に減らしベストの決断力を持つ!】でした。

今、アマゾンのページを見てさらにびっくり。なんと、全体の119位でした。ひそかに見つけたお奨め本だと思っていたのに、、、この本は、fecabookでは、6人で、あと2人です。この本、先月読んだ本の中では、この本が一番、お奨めです。

第3位は、まだ、紹介記事を書いていないのですが、facebookに掲載したら、あっという間に8人から支持のあった、ピーター・センゲの「Fifth Deciplines」の第2版です。第1版の邦訳タイトルは「最強組織の法則」、今回は、「学習する組織」です。両方とも、本の特徴をとらえた素晴らしいタイトルだとは思うのですが、やっぱり、今回もディシプリンという言葉が使われず、やっぱり、日本ではディシプリンよりは組織かと少し、残念に思いました。ただ、タイトルがどうであれ、この本が、日本語で読めるようになったのは、喜ばしいことです。


ちなみに、第4位は、5月の1位、「ウォールストリート・ジャーナル式図解表現のルール」でした。この本、シンプルで、長く売れそうな感じです。
ドナ・ウォン(村井瑞枝訳)「ウォールストリート・ジャーナル式図解表現のルール」、かんき出版(2011)

また、克元さんの「しきる技術」が、今月も5位でした。この本、アマゾンの中ではビジネス書の杜で特によく売れているのではないかと思います。

克元 亮「「しきる」技術 誰にでもできる超実践リーダーシップ」、日本実業出版社(2011)

ということで、ベスト3は以下の通りです。

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