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2010年7月26日 (月)

読書会に参加しませんか?

ビジネス書の杜で、ずっとやりたいと思っていた読書会をやってみることにしました。

初めての読書会なので、本の選定にずいぶん迷いました。基本的に翻訳書から選ぶことは決めていたのですが、いざ選ぶとなると、この半年くらいに出版されて本でも、良い本が多くて本当に迷いました。結局、一人で読むよりは、いろいろな意見をお持ちの方と意見交換をしながら読みたい本ということで、ポジティブ心理学の本を取り上げることにしました。

ポジティブ心理学というと、うさんくさいと思う人が多いのではないかと思います。バーバラ・エーレンライクさんをもって「ポジティブ病」とさえいわれるアメリカ人の心理であって、日本人には縁遠いと感じる人もすくなくないでしょう。

バーバラ・エーレンライク(中島 由華訳)「ポジティブ病の国」、河出書房新社(2010)

僕が最初にポジティブ心理学の本を読んだのは15年前で、金井先生のゼミの課題図書だったことがきっかけです。厳密にいえばポジティブ心理学そのもの本ではありませんが、アメリカ心理学会会長も務めたマーティン・セリグマン先生の

マーティン・セリグマン(山村 宜子訳)「オプティミストはなぜ成功するか」、講談社(1994)

です。

これが原点で、5冊くらいはポジティブ心理学の本を読みましたが、興味はあるけど、なんとなく、これでいいのだろうかという感覚でした。特に僕はもともとエンジニアでしたが、日本の企業ではエンジニアというのは「まず、疑え」、「宝はネガティビティの中にある」といった教育をされますので、その刷り込みはなかなか、抜けません。

そんなときに、今回の読書会で取り上げるバーバラ・フレドリクソン先生の本に出会いました。

バーバラ・フレドリクソン(植木理恵監修、高橋由紀子訳)「ポジティブな人だけがうまくいく3:1の法則」、日本実業出版社

この本は、「人間は100%ポジティブでいられるはずはない」、「ネガティビティにも意味のあるネガティビティがある」という前提で、問題はポジティビティとネガティビティの比であるという仮説を立て、多くの実験を通じてその比率として、ポジティビティ:ネガティビティ=3:1がティッピングポイントだと主張しています。ティッピングポイントとは、行動の基本がネガティビティにポジティビティに変わるポイント、つまり、その人がポジティブになるポイントです。

数字は正直なところ、実感できたわけではありませんが、ポジティブであり、うまくいくにはポジティビティとネガティビティの両方が必要であるという意見には全面的に共感できます。それが、この本を読書家で取り上げ、意見交換をしたいと思った理由でもあります。

ぜひ、一緒にこの本を読んで、ポジティブ心理学を語り合いましょう。具体的な要領、お申し込みはこちらです。

ビジネス書の杜 おとなの読書会(ポジティブな人だけがうまくいく3:1の法則)

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