目的と目標の違い、分かります?【ほぼ日読書日記 2009年5月29日】
目標達成の方法について書かれた本はたくさんあるが、「目的」を対象にした本はあるようでない。この本は意味がある。願わくば、浜口さんのネームバリューでたくさん、売れてこのような議論が活性化することを願う。
浜口 直太、上野 則男「「目的達成」の教科書」、ゴマブックス(2009)
このテーマでは、少し古い本だが、山崎 康司さんの
山崎 康司「オブジェクティブ&ゴール―行動の思考法・行動の組織術」、講談社(2003)4062117452
がよい。相当しっかりと体系化されているが、難点は抽象的であり、難しいこと。どちらかといえば、コンサルタントなどの専門家を想定して書かれている。
その点で、浜口さんの本は、自己啓発書的な書き方で、一般的なビジネスリーダーを対象にしているように思う。山崎さんがこの本を書いた時代と今では、このような思考法を必要としている人の範囲が変わってきているということだろう。
一言でいえば、戦略思考が普及してきたことだが、誰もがこのような思考を必要とする時代にうまくマッチした、リーダーであれば誰が読んでも分かる本。
重要なテーマなので、早いうちに紹介したい。
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