【ほぼ日 読書日記】2009年2月22日
組み合わせのオーケストラ、擦り合わせのジャズ
組み合わせのアメフト、擦り合わせのサッカー
辺見 芳弘「「擦り合わせ」思考力 1+1=10の成果を挙げる発想&実践術」、PHP研究所(2009)
この本で披露されているミメロギア。音楽の好きな人なら、ジャズとオーケストラ、スポーツが好きな人なら、アメフトとサッカー。
なかなか、良くできたミメロギアである。
ミメロギアについてはこちらの記事を参照。
https://mat.lekumo.biz/ppf/2009/01/post-7fd1.html
問題意識はたいへんおもしろいと思った。ただ、なんかもやもやしているのは、本当に著者がいうような「ふくらまし」、「ええとこどり」、「メッセージ目線化」の3ステップで「擦り合わせ」なるものが実現できるのか?
この3ステップというのは、WinWinの関係構築の行動ステップにそっくりである。その意味では妥当なのかもしれない。
僕のイメージでいうと、擦り合わせというのはもっといいもののような気がする。コンサルティング系の発想なので、かなり、力業のようなイメージなのだが、何かとても本質的なものが抜けているようなぎこちなさがある。単に、僕の本の読み方が足らないだけかもしれない。
非常に気になる本ではあるので、日を改めて丁寧に読んでみよう。アメフトとサッカーの間には、もっと何か本質的な違いがあるようにも思うのだ。
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