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2008年11月

2008年11月 7日 (金)

【ほぼ日 読書日記】2008年11月6日

ちょっと違う話だが、今回の書籍プレゼントは珍しく当選者3名が1回で確定した。ずっと、苦戦していたので、気持ちいい~って感じだ。80人に1名の幸運なのだから、やっぱり、ちゃんと受け止めてほしいなあ。

次回は、幸地さんのオフショア開発本。9日には開始する予定。

さて、今日は、藤巻幸夫さんの「志マーケティングのすすめ」を読む。

そこらの開発者上がりのマーケティングコンサルタントが書いた本ならボロクソにいいたいような内容だと思うが、そうだ!と思うのだから、はやり、藤巻さんはカリスマだ。また、そのうち、紹介記事を書こう。

藤巻幸夫「志マーケティングのすすめ」、東急エージェンシー(2008)

ただ、藤巻さんだからうまく行く考え方だと思わないでもない。たとえば、エンジニアがこの本を読んでその気になったときに、壁が破れるかというとそうは到底思えない。

藤巻さんとエンジニアの違いは何だろう?言葉の力だな。エンジニアはもう少し、言葉に力をつけるべきだ。モノでコミュニケーションするのは結構だが、そのモノをどう見せるかがコミュニケーション力というものだろう。

新渡戸稲造の武士道と一緒に読みたい本だ。

新渡戸 稲造「武士道―サムライはなぜ、これほど強い精神力をもてたのか?」、三笠書房(1997)

そういえば、最近、武士道を読んでいないなあ。

2008年11月 6日 (木)

エド・ブラドー隊長のブートキャンプ

4344015622 エド・ブラドー(青木高夫訳)「交渉のブートキャンプ―12回特訓プログラム」、幻冬舎(2008)

お奨め度:★★★★

勝ち負けというのは過去の交渉スタイルであり、現在の交渉は、当事者同士がどちらも満足するための共同作業であり、相手が得られる満足度は絶対価値ではなく相対価値で決まる

を原則に書かれた交渉スキルの解説本。

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2008年11月 5日 (水)

【ほぼ日 読書日記】2008年11月5日

今、やっている仕事がらみで、

石上 芳男「経営革新(第二創業)を成功させる条件―トップとミドルの意識改革から基本戦略のデザイン・実行まで」、同友館 (2007)

を読む。トップ、ミドルの動き方、戦略デザイン、実行マネジメントまでかなり現実を踏まえて書かれている良い本だ。

仕事が終わったあとで、指南役さんの本を読む。

指南役「「考え方」の考え方 すぐれた企画は30秒で伝わる」、大和書房(2008)

【感想】
ホイチョプロダクションズのファンとしては、指南役さんの本は欠かさず読んでいる。この本が今までの本の中でもっとも面白かった。今回も大いにインスパイヤされた。エンジニアもこういう発想ができれば、もっとよい仕事ができるんだろうけど。記事書きますね。

日記に記事を書くと書きながら、今までに書いたものは1本だけ。ずっと、積み残しがあったせいもあるが、結構、忙しくて滞っている。そろそろプレッシャーになってきた。いいことだ(笑)

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【ほぼ日 読書日記】2008年11月04日

昨日はPMstyle+メンバー向けのメルマガを深夜に準備していて、出したら日記を書く気にならなかった。それで、タメ日記。こんなことをやっていると続かないので、気をつけることにしよう。

さて、今日はランチのときに一人だったので、1冊の本に目を通した。

Peter Merholz、Brandon Schauer、David Verba、Todd Wilkens(高橋信夫訳)「Subject To Change -予測不可能な世界で最高の製品とサービスを作る」、オライリージャパン(2008)

【感想】
これは、アジャイル開発のバイブルだ。アジャイルを本質を理解するにはこの本がいい。ソフトウエアの世界で特に重要だと判断したからオライリーから出したのだと思うが、ダイヤモンド社から出ていていてもおかしくない。できもよい。早いうちに紹介記事を書こう。

2008年11月 4日 (火)

【ほぼ日 読書日記】2008年11月3日

夕方には仕事を切り上げ、ISISの復習をしていた。その中で引き金になったことがあって、この本を読んだ。

和田浩子「P&G式 世界が欲しがる人材の育て方―日本人初のヴァイスプレジデントはこうして生まれた」、ダイヤモンド社(2008)

【感想】
いただきものの本で、やっと読んだ。またぞろって感じがあるし、著者もP&Gと現職の間に別のキャリアがあり、何でP&Gだと違和感がなくはない。

ただ、書かれていることは日本の多くの企業にとってはまだ未来形だろう。10年以上、遅れているってことか、それとも、全然、違う方向を向いていくってことか、、、

人材育成、リーダー育成というと、世界のベスト3はGE、トヨタ、P&Gではないかと思う。方向性がまったく違うので、なかなか、面白い。ただ、もう20年選手だ。20年もトップを維持しているのはすごいとも思うし、別の軸を持つ企業が出てきてもよいとも思う。グーグルがあと5年、今の勢いを維持できればグーグルがそうないかもしれない。

2008年11月 1日 (土)

【ほぼ日 読書日記】2008年11月1日

今日は、連休の初日ということもあってゆったりした気持ちで、前から決めていたことを実行。先月、「イノベーションのジレンマ」の解決編になる「イノベーションへの解 実践編」が出版されたので、一挙に読んでみようと思っていた。

クレイトン・クリステンセン(玉田俊平太, 伊豆原弓訳)「イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき(増補改訂版版) 」、翔泳社(2001)(原版は2000年)

クレイトン・クリステンセン、マイケル・レイナー(玉田俊平太, 櫻井祐子訳)「イノベーションへの解 収益ある成長に向けて」、翔泳社(2003)

クレイトン・クリステンセン、スコット・アンソニー、エリック・ロス(宮本喜一訳)「明日は誰のものか イノベーションの最終解」、ランダムハウス講談社(2005)

スコット・アンソニー、マーク・ジョンソン、ジョセフ・シンフィールド、エリザベス・アルトマン 、クレイトン・クリステンセン(栗原潔訳)「イノベーションへの解 実践編」、翔泳社(2008)

トータルの時間、8時間。こんなに本を読んだのは久しぶり。

2000年に、クレイトン・クリステンセンのイノベーションのジレンマが翻訳されたときにはものすごいインパクトだった。その後の変遷を経て、たどり着いたこの本は、さほど、衝撃はなかった。極めて現実的、実践的、実務的なゴールである。プロジェクトマネジメントについても納得性のある提案がされている。

これをどう評価するか。考えようによっては、イノベーションのジレンマは、マネジメントの未熟な組織に起こった、限定的な現象だといえなくもない。

考えようによっては、非常にインパクトのある問題を、常識的なマネジメントで解決するという偉業を成し遂げたといえなくもない。

この点を少し、頭の整理をしてから、紹介記事は書くことにしよう。

あと、今日は、編集学校の課題のために、

鷲巣 力「宅配便130年戦争」、新潮社(2005)

も読んだ。年表を作るという課題には適した本だが、あまり明確な主張がなく、面白い本ではない。ここから情報編集をし、何をいうかという問題は面白い。

【ほぼ日 読書日記】2008年10月31日

今日も昨日に続き、1日、企業に入っていた。そのあとで、今週中に対応しなくてはならないことをいくつか処理。深夜に、1冊だけ、目を通した。

日本能率協会マネジメントセンター『 「考える力」を強くするEM法 問題解決の手順がやさしくわかる本』、日本能率協会マネジメントセンター出版情報事業(2008)

【感想】
KT法をマネジメント問題解決に応用したといっているが、大きな枠組みだけで、内容はほとんど、独自の方法。これは使える。特に、KT法を知っている人には使える。紹介記事、書きます!

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