プロ論
B-ing編集部「プロ論」、徳間書店(2004)
お奨め度:★★★1/2
ファーストインプレッション 微妙な本である。
この本は、リクルートの雑誌「B-ing」の巻頭インタビューを2000年から2004年まで集めた50編のインタビュー記事から構成されている。メンバーはというと
秋元康、安西水丸、石橋貴明、井筒和幸、糸井重里、今井彰、 おちまさと、乙武洋匡、金子勝、香山リカ、カルロス・ゴーン、北川正恭、北村龍平、木村剛、邱永漢、清宮克幸、小谷真生子、齋藤孝、櫻井よしこ、佐々淳行、佐藤可士和、笑福亭鶴瓶、重松清、白石康次郎、鈴木光司、高橋がなり、高橋源一郎、田原総一朗、堤幸彦、野口悠紀雄、中島義道、中村修二、成毛眞、野口健、日比野克彦、藤子不二雄A、藤巻幸夫、古舘伊知郎、堀紘一、三木谷浩史、宮内義彦、柳井正、横山秀夫、平尾誠二、 養老孟司、松本大、本宮ひろ志、森島寛晃、和田アキ子、和田秀樹
こんな感じになっている。微妙だといったのは、さすがにどの方も日本を代表するプロフェッショナルであり、言葉は心に突き刺さる。
が、その人の活動を知っているのと知らないのでは、面白さが違うことに気がついた。一人の割いているページは5~6ページだが、知っている人だと、本当にその人の本質をうまく抉り出したインタビューをしていると感動する。知らないと(もちろん、50名すべて名前だけなら知っている人は少なくないと思うがそのレベル)、ああ、この人、こんな子といっているんだで終わってしまう。
この本の構成は、最後に「成功の哲学」というフレーズが掲載されている。ちなみに好川の印象に残ったフレーズをいくつか上げておく。誰の言葉かは、本を読んでのお楽しみ、、、
今を自分らしく生きない人には、次の道は開けない
必ず自分の頭で考えてみる。それがオリジナリティを生む
誰かの役に立つと思えたとき、その仕事は面白いものになる
先が見えなくたってまずは一歩を踏み出してみること
プロになる近道は好きなことを仕事にすること
目標をしっかり定めていれば、チャンスは必ずやってくる
おまけ。最近、話題の中村修二先生は
仕事は会社のためではなく、自分のためにするものだ
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