PMstyle 2025年9月~12月Zoom公開セミナー(★:開催決定)

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2011年10月25日 (火)

【報告】PM養成マガジン1000号アンケートの結果(PM養成マガジンに関する質問)

PM養成マガジン1000号アンケートにご協力いただき、ありがとうございました。目標を上回る130名の方から回答を戴きました。

結果のうち、PM養成マガジンに関する部分を「プロジェクトの補助線」ブログに公開しましたので、ご興味がある方はご覧ください。

なかなか、興味深いです。

【報告】PM養成マガジン1000号アンケート(PM養成マガジンに関する質問編)

なお、感想などは、PM養成マガジンで配信しますので、興味のある方がご購読ください(無料です)

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2011年10月24日 (月)

【PMスタイル考】第22話:ドラッカースタイル

Style◆「もしドラ」と「マネジメント」

2009年の12月に発売された岩崎 夏海さんの小説「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(ダイヤモンド社)が発売より半年強で100万部を売り上げ、電子版なども含めて300万部近くを売り上げたそうです。

もしドラの100万部よりもっと凄いと思うのは、もしドラの中で主人公・川島みなみが読むドラッカーのマネジメント

4478410232ピーター・ドラッカー(上田 惇生編訳)「マネジメント - 基本と原則 [エッセンシャル版]」、ダイヤモンド社; エッセンシャル版(2001)

がこの間に100万部を超えたという事実です。もしドラが出版されるまでの総数が10万 強だったらしいので、すざましい勢いですね。「マネジメント」読まれた方はお分かりだと思いますが、この本、ビジネス書という範疇の本ではなく、専門書あるいは、思想書の範疇の本です。この本を読むだけで一苦労しますし、もしドラの作者・岩崎 夏海さんが何かの雑誌のインタビューで「マネジメント」が難解なので、もしドラができたようなことを言われていたくらいです。

前置きが長くなりました。言いたかったのはドラッカーの思想、思考には、どのくらいの魅力があるということです。

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【一期一会】プロジェクトリーダーのための創造的問題解決力講座

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【狙い】プロジェクトリーダーとして、3つのタイプの問題解決を使い分け、レベルの高いプロジェクトの実施を可能にする

【対象者】プロジェクトスポンサー、プロジェクトマネジャー、マネジャー

【効果】プロジェクトの進行上、解決しなくてはならない問題の種類と方法がわかり、リーダーやマネジャーとして適切な問題解決行動ができるようになる。
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__《 このセミナーの効用は 》___________

知識を得る   ★★★
実行力を高める ★★★
思考力を高める ★★★★★


__《 このセミナーへのイントロ 》___________

プロジェクトにおける問題というとトラブル局面で起こる発生型問題を想像しますが、それ以外にも問題解決の必要な局面があります。

一つはパフォーマンス改善の局面です。設定された納期や予算などの目標の達成が従来の方法では困難な場合にはパフォーマンスを改善することによって目標を達成しなくてはなりません。この場合、トラブルのようにベースラインに対する問題が起こっているわけでありません。パフォーマンスの問題を見つけ、その問題を解決することによってパフォーマンスを改善していく必要があります。このような問題を、探索型の問題と呼びます。

もう一つは、この講座のタイトルにもなっているように、創造型の問題です。これは文字通り、問題を作ることを意味しています。この問題解決は主にプロジェクトの立上げで必要になってきます。たとえば、ITのプロジェクトを考えてみてください。顧客からのオーダーがあり、システムを作るわけですが、これだけでは企業の成長はありません。

企業や組織が成長するためには、受注開発を「機会」をしてとらえ、その機会を使って何か、自社の成長のためになることをしなくてはなりません。たとえば、人材の育成、技術の習得、顧客ビジネスの熟知など、考えてみるといろいろなことがあります。そして、これらが顧客が求めるシステムを開発することと並ぶプロジェクトの目的になるわけです。

実はこのようなテーマを決めることも問題解決です。こちらは問題を探すのではなく、問題を作って解決することによって、目的を達成するようなものです。探索型の問題はいわば、見えていない問題を見えるようにして、解決します。創造型の問題は、将来を見据え、多くの人が問題はないと思っているところに問題を作り、問題を解決することによって、組織を成長させたり、変革したりします。

通常、戦略課題があるときに、プロジェクトにおいて創造的問題解決ができるかどうかは、その企業の優秀さを示す重要な指標になります。顧客からの依頼を請け仕事として言われることしかやらない企業と、その機会を使って自分たちの将来につながることをやる企業が5年も経てば歴然とした差がでてきます。

今、IT業界は不況だと言われています。郵政の5次オンライン以外に大きな仕事がなく、多くのSI企業は明日の仕事に困っていると言われますが、一方で、ユーザ企業の中には投資したい提案がないと言っている企業が少なくありません。また、海外には活気の市場が多くあります。

こういった現象が起こっている原因の一つは、日本のIT企業が創造型の問題解決ができない、つまり、新しい問題を作って魅力のある提案をできないことにあります。

本講座は、プロジェクトで発生する、あるいは発見、創造しなくてはならない問題を3つのタイプに分類し、問題タイプごとに問題解決の方法を学びます。

 

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2011年10月 4日 (火)

【facebook】プロデューサーの走り書き

Hasirigaki PMstyle facebookページで、「プロデューサーの走り書き」という記事を時々、書いています。

プロデューサーとはPMstyleプロデューサーの好川哲人のことです。つまり、好川のネタ帳に、ちょっとお化粧したような記事です。

これまで以下のようなテーマで、6回書きました。

(1):お家騒動がもたらしたトレードオフ
地元、京都の一澤帆布のお家騒動の話です。

(2):ワイヤレステレビはキャズムを超えたか
ワイヤレステレビをネタに、ソニーとシャープの違いを考えてみました。

(3)強い特許
アップルの特許戦略のすごさを鑑み、日本の特許戦略の稚拙さを考えてみました。

(4)公私が入り組むワークスタイル
公私混同はよくないという風潮が強くなってきていますが、公私混同にも悪い公私混同とよい公私混同があるのではないかということを考えてみました。

(5)上手に失敗する

上手に失敗することのむずかしさ、重要さについて考えてみました。

(6)内省なくして成長なし

失敗しないためには反省すればよい、成功するためには内省が必要であるということ
を書いてみました。

これからも、続ける予定ですので、ときどき、PMstyle facebookページをご覧ください!

こちらです! 

PMstyle 【http://www.facebook.com/PMstyleBiz】

2011年9月29日 (木)

【お願い】PM養成マガジン1000号アンケートへご協力をお願いします(過去に購読されたことがある方へ)


Survey プロジェクトマネージャー養成マガジン編集長の好川哲人です。こんにちは。

おかげさまで、プロジェクトマネージャー養成マガジン(通称:PM養成マガジン)は本年10月に通算1000号を発行する予定です。また、来年度は満10年を迎えます(2012年4月)。

このように長く続けてこれたのは、読者の皆様のおかげと深く感謝しております。

こ の間、ブログ、Twitter、facebookと、いわゆるソーシャルネットワークサービスがどんどん、出てきており、メルマガの位置づけも大きく変 わっています。PM養成マガジンでは、形の上ではこれらのサービスの対応はしていますが、本格的に対応するにはメルマガの位置づけそのものを変える必要が あると考えており、本格対応には至っていません。

そこで、10年を機に、もう一度、メルマガのあり方を見直し、SNSとトータルで最適な情報発信と交流の仕組みを検討するプロジェクトを立上げました。

ま た、来年はPM養成マガジン10周年プロジェクトとして、来年1年限定で、これからのプロジェクトマネジメントの方向性を示す読者セミナーをイブニングセ ミナー(平日の夜、あるいは土曜の昼間)を行う計画をしています。すでに、何人かの方にはスピーカーとしての打診を始めています。

これらの活動のための情報収集として、アンケートを実施しています。メルマガの内容や、読者セミナーに少しでも読者の方の思いが反映されるようにしたいと考えており、ご協力戴ければ幸いです。

ア ンケートの対象は、現在PM養成マガジンを購読されている方はもちろんですが、過去に購読されていて、現在は購読されていないという方も含めたいと考えて います。そのため、PM養成マガジンから独立したメルマガ(「戦略実行プロフェッショナル」、「PMstyleメールマガジン」、 「PMstyle+」)、および、ブログやfacebookでもお願いの呼びかけをします。過去に購読されていない方においてはご迷惑だと存じますが、趣 旨をご理解いただき、何卒、ご容赦戴ければと思います。あるいは、これを機に、PM養成マガジンを購読いただき、回答を戴ければと思います(バックナン バーは開放しています)。

アンケートは必須回答が4問、任意回答も含めて全部で13問ありますので、必須回答だけで5分、全部回答すると10分~15分程度の時間がかかると思われます。

なお、アンケートにご回答いただいた方の中から

・編集長・好川哲人の近著「プロジェクトマネジメントの基本」に好川のプロジェクトマネジメント座右の銘を入れたサイン本(10名様)

・「PM養成マガジンプロフェッショナルの購読権6か月分」(50名様)

をプレゼントします。奮ってご回答ください!

アンケートの締め切りは10月20日です。重ねて、ご協力よろしくお願いいたします。

PM養成マガジン1000号アンケート
http://www.smaster.jp/Sheet.aspx?SheetID=51035

2011年9月28日 (水)

【一期一会】管理者のためのプロジェクト管理講座

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【狙い】プロジェクトの上位管理者として適切なマネジメント行動、および、スポンサーシップ行動ができるようになる

【対象者】マネジャー、部長、プロジェクトスポンサー

【効果】プロジェクトの上位管理者として自部門で実施するプロジェクトに対して、管理行動と、スポンサーシップのあるべき姿を学び、プロジェクトマネジャーへの指導と支援ができるようになる。
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__《 このセミナーの効用は 》___________

知識を得る   ★★★★★
実行力を高める ★★★
思考力を高める ★★★


__《 このセミナーへのイントロ 》___________

構造の単純なプロジェクトでは、プロジェクトマネジメントはプロジェクトマネジャーに任せておけばうまく行きます。

しかし、関係者が多い、制約が厳しい、他のプロジェクトや既存業務との関連性が強いなど、プロジェクトが複雑化してくれるにつれて、プロジェクトマネジャー(チーム)だけでは判断ができない事項が増え、プロジェクトマネジメントの中で上位組織の果たす役割は大きくなってきます。

このようなプロジェクトでは、プロジェクトスポンサーがはっきりしなかったり、あるいは、不適切なプロジェクトスポンサーの行動がプロジェクトの失敗に直結する傾向があります。

たとえば、プロジェクトマネジャーは本来、プロジェクトのコントロールに全力を注ぐべきであるにも関わらず、プロジェクトスポンサーの不在により、ステークホルダとの調整に時間を取られ、結果としてチームのパフォーマンスが上がらず、プロジェクトコストが膨らんだり、スケジュールが遅れるというケースがよくあります。

このセミナーでは、このようなプロジェクトにおいて、プロジェクト上位管理者(プロジェクトスポンサー)はどのように意思決定し、どのように行動すべきかを学びます。

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2011年9月20日 (火)

【PMスタイル考】第21話:カスタマードリブンプロジェクトマネジメント

Style ◆プロダクトアウト vs マーケットイン

プロダクトアウトとマーケットインという言葉を聞かれたことがありますか?

プロダクトアウト(product out)とは、ものを作るときに作り手の理論を優先させる方法です。「作り手がいいと思うものを作る」「作ったものを売る」という考え方をします。

これに対して、マーケットイン(market in)とは、市場や顧客ニーズを優先し、顧客視点で商品の企画・開発を行い、顧客に提供していきます。「顧客が望むものを作る」「売れるものだけを作り、提供する」という考え方をします。

プロダクトアウトとマーケットインというのはある意味で対極にあり、その商品のコンセプトを決めることでもあります。この2つに共通しているのは、顧客なり、メーカが何を作ればよいかを知っていることが前提になっています。

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2011年9月11日 (日)

【PMスタイル考】第20話:RRAA

◆アカウンタビリティとレスポンシビリティ

Style PM養成マガジンの戦略ノート第131回(2007.01.23)で、マネジメントで意識しなくてはならない責任概念には「レスポンシビリティとアカウンタビリティ」があるという話をしたことがある。今、改めて読んでみると、アカウンタビリティを少しプロジェクトマネジメント的に書きすぎているようにも思うが、まあ、間違っているということでもないので、この2つの概念の理解が不十分な方は一度、読んでみてほしい。

第131回(2007.01.23) レスポンシビリティとアカウンタビリティ

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【PMstyle公開講座】http://www.pmstyle.biz/smn/list.htm

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「UserStyle」連載開始記念プレゼント

PMstyleでは、これから、ユーザ主導型プロジェクトマネジメント(UserStyle)というコンセプト提案をしていきます。

その最初の取り組みとして、コンセプトの解説を行う連載記事「ユーザ主導型プロジェクトの編成とマネジメント」を開始しました。

このコンセプト提案を行う契機になったのが、日経コンピュータの前編集長の谷島宣之さんが過去の取材記事をベースにまとめられた本です。

  482226257X日経コンピュータ「開発・改良の切り札 システム内製を極める」、日経BP社(2011)

 

書籍の詳しい内容はビジネス書の杜の紹介記事をお読みください。

情報システムにおける「ユーザ主体」とはどういうことか

この本で提唱されている「ユーザ主体開発」は今後、極めて重要になってくると思われれるビジネス活動です。

これまでも、企業情報システムを内製化すべきかどうかは、ずっとあった議論です。この本は、本書用の新規取材を含めて、これまでの日経コンピュータ の取材記事に基づき書かれています。その中には、5年以上前の事例も含まれています。そのくらい前からあった議論です。そのほとんどは、技術的な観点から の議論でした。

しかし、ユーザ主体というのは内製化の議論を超え、マネジメントの議論を含みます。つまり、開発するかどうかが必ずしも問題ではなく、主体性を持って情報化を行うのか、提供されるものを使うのかの議論です。

この議論は、戦略実行はもちろん、戦略策定にも大きな影響を与えます。その意味で、今後、重要になってきます。そのような視点から、ユーザ主体開発を行うためには、どういうマネジメントが必要というのが上に紹介した連載記事のテーマです。

その連載開始の記念としても、本書のプレゼントを行います。プレゼントを希望される方は、以下の応募ページから応募ください。

書籍プレゼント「内製を極める」応募ページ

https://mat.lekumo.biz/pmstyle/present.html

なお、本プレゼントとは別のプレゼントとして、ビジネス書の杜でも同じ本のプレゼントをしています。どうしても、手に入れたいという方は、ビジネス書の杜の方にも応募してください!

ユーザ主体の情報化に関する本を2名様に!(第74回ビジネス書の杜書籍プレゼント)

2011年9月10日 (土)

【PMスタイル考】第19話:プロジェクトにおけるチームワーク

◆日本人はチームワークが下手・上手

Style いまや、プロジェクトマネジメントに何らかの形で携わっている人で、PMBOK(R)を知らない人はいないと思うが、PMBOKの中にプロフェッショナル責任という概念がある。これはある意味で、プロセスやツールより遙かに重要なものである。プロフェッショナル責任には、以下の5つがある。

・個人の健全性とプロフェッショナリズムの確立
(Ensuring Integrity and professionalism)
・プロジェクトマネジメント知識ベースへの貢献
(Contributing to the project management knowledge base)
・個人能力の増進
(Enhancing individual competence)
・ステークホルダー間の利害関係の調整
(Balancing stakeholders' interests)
・チームやステークホルダーとの互いにプロとしての協調関係
(Interacting with team and stakeholders in a professional and cooperative m
anner)

2~3年前に、日経BPの谷島宣之さんにプライベートセミナーで組織的プロジェクトマネジメントに関する講演して戴いたことがある。その際に、この話をされ、一番できていないのは、チームやステークホルダとの互いにプロとしての協調関係ではないかと思うと指摘されていた。

みなさんはどうお考えだろうか。僕がコンサルティングで企業の方と接している限りにおいては、顧客との関係に悩むプロジェクトマネジャーは多いが、メンバーとの関係に悩むプロジェクトマネジャーはそんなに多くはない。

谷島さんのいうことは間違っているのだろうか?

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