【一期一会】プロジェクトリーダーのための創造的問題解決力講座
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【狙い】プロジェクトリーダーとして、3つのタイプの問題解決を使い分け、レベルの高いプロジェクトの実施を可能にする
【対象者】プロジェクトスポンサー、プロジェクトマネジャー、マネジャー
【効果】プロジェクトの進行上、解決しなくてはならない問題の種類と方法がわかり、リーダーやマネジャーとして適切な問題解決行動ができるようになる。
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__《 このセミナーの効用は 》___________
知識を得る ★★★
実行力を高める ★★★
思考力を高める ★★★★★
__《 このセミナーへのイントロ 》___________
プロジェクトにおける問題というとトラブル局面で起こる発生型問題を想像しますが、それ以外にも問題解決の必要な局面があります。
一つはパフォーマンス改善の局面です。設定された納期や予算などの目標の達成が従来の方法では困難な場合にはパフォーマンスを改善することによって目標を達成しなくてはなりません。この場合、トラブルのようにベースラインに対する問題が起こっているわけでありません。パフォーマンスの問題を見つけ、その問題を解決することによってパフォーマンスを改善していく必要があります。このような問題を、探索型の問題と呼びます。
もう一つは、この講座のタイトルにもなっているように、創造型の問題です。これは文字通り、問題を作ることを意味しています。この問題解決は主にプロジェクトの立上げで必要になってきます。たとえば、ITのプロジェクトを考えてみてください。顧客からのオーダーがあり、システムを作るわけですが、これだけでは企業の成長はありません。
企業や組織が成長するためには、受注開発を「機会」をしてとらえ、その機会を使って何か、自社の成長のためになることをしなくてはなりません。たとえば、人材の育成、技術の習得、顧客ビジネスの熟知など、考えてみるといろいろなことがあります。そして、これらが顧客が求めるシステムを開発することと並ぶプロジェクトの目的になるわけです。
実はこのようなテーマを決めることも問題解決です。こちらは問題を探すのではなく、問題を作って解決することによって、目的を達成するようなものです。探索型の問題はいわば、見えていない問題を見えるようにして、解決します。創造型の問題は、将来を見据え、多くの人が問題はないと思っているところに問題を作り、問題を解決することによって、組織を成長させたり、変革したりします。
通常、戦略課題があるときに、プロジェクトにおいて創造的問題解決ができるかどうかは、その企業の優秀さを示す重要な指標になります。顧客からの依頼を請け仕事として言われることしかやらない企業と、その機会を使って自分たちの将来につながることをやる企業が5年も経てば歴然とした差がでてきます。
今、IT業界は不況だと言われています。郵政の5次オンライン以外に大きな仕事がなく、多くのSI企業は明日の仕事に困っていると言われますが、一方で、ユーザ企業の中には投資したい提案がないと言っている企業が少なくありません。また、海外には活気の市場が多くあります。
こういった現象が起こっている原因の一つは、日本のIT企業が創造型の問題解決ができない、つまり、新しい問題を作って魅力のある提案をできないことにあります。
本講座は、プロジェクトで発生する、あるいは発見、創造しなくてはならない問題を3つのタイプに分類し、問題タイプごとに問題解決の方法を学びます。
問題とは、
問題とは、目標と現状のギャップであり、主体者が解決すべきと考える事柄である
です。問題には
(1)発生型問題
(2)探索型問題
(3)創造型問題
の3つがあります。
発生型問題はすでに起こっている問題で、以下の2つの問題が代表的です。
一つは、時系列で期待されている状態からずれている状態逸脱問題です。この問題の場合、あるべき姿は、基準値(期待値)になります。プロジェクトであれば、コストベースラインやタイムベースライン(スケジュール)などがあるべき姿になります。
もう一つは、目標が達成できない目標未達問題です。こちらはあるべき姿は目標で、プロジェクトでいば、プロジェクトでは納期に間に合わない、予算オーバー品質未達成などが典型的な例です。
次の探索型問題は、目標の達成の可能性を上げるために解決したい問題で、以下の2つが代表的です。一つは、今より、目標達成の可能性を高くしたいという改善問題です。改善問題は、目標達成のための障害になり、それを解決することにより、目標達成の可能性が上がります。プロジェクトでいえば、プロジェクトでは、業務プロセス、コミュニケーションなどです。
もう一つは、改善問題の派生で、強化問題を呼ばれるものです。こちらは、特に障害を取り除くというわけではなく、優れているものをさらに優れたものにすることにより、目標達成の確立を高めます。プロジェクトでは、メンバーのスキルアップなどが該当します。
三番目の創造型問題は、目標を設定することによって起こる可能性のある問題です。これには、機会創造問題と回避問題があります。前者は、目標の設定により、新しい機会を創る問題です。プロジェクトでいえば、目的の設定などがこれに相当します。もう一つは、回避問題で、これは将来的な危険を予測してあらかじめ、準備しておくという問題です。
発生型の問題解決が一般に言われている問題解決で、
ギャップ分析→問題の抽出→原因の発見→問題点の決定
という流れで問題点を決定し、
問題解決策の抽出(発散)
→問題解決策の決定(収束)
→問題解決策の計画化(プロジェクトマネジメント計画の変更)
→計画実行と問題解決策の修正
という流れで問題解決を実施します。
また、探索型の問題では、システムシンキングを使って、レバレッジを探すことによって、問題を発見し、問題解決を行います。
さらに、創造型の問題では、シナリオプラニングを使って、問題の定式化を行い、問題解決のプロセスを実施します。
__《 このセミナーのURLは 》___________
http://www.pmstyle.biz/smn/pm_solve.htm
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