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2013年7月11日 (木)

コンセプチュアルスキルを高めるための読書ガイド

Books3 PMstyleプロデューサーの好川哲人です。

コンセプチュアルスキルを高めたいと思っている人のための読書ガイドです。分野の設定は、PMstyleでやっているコンセプチュアルスキル講座を念頭に置いていますので、一般的に認知されているものではありません(っていうより一般的なカテゴリーはない)。

■は各分野で、好川が特にお勧めしたい本です。

1冊だけ読みたいという人は、この記事の最後をご覧ください。紹介する本は、新しい本もでると思いますし、古い本で新しく読むものもあると思うので、定期的に見直していこうと思います。


【コンセプト】

■ダニエル・ピンク(大前 研一訳)「ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代」、三笠書房(2006)
→コンセプチュアルであるとはどういうことか、なぜコンセプチュアルでなくてはならないのかが分かる本

□ジェイムズ・アダムス(大前 研一監修、監訳)「メンタル・ブロックバスター―知覚、感情、文化、環境、知性、表現…、あなたの発想を邪魔する6つの壁」、プレジデント社(2013)
→どのようにすればコンセプチュアルな思考ができるかが分かる本

□木谷 哲夫「成功はすべてコンセプトから始まる」、ダイヤモンド社(2012)
→コンセプトの作り方が分かる本


【概念化】

■村山 昇「「キレ」の思考 「コク」の思考」、東洋経済新報社(2012)
→抽象、イメージ、主観を中心にしたコンセプチュアルな思考方法が分かる

□細谷功「アナロジー思考」、東洋経済新報社(2011)
→アナロジーによる概念化の方法が分かる本


【論理・思考法】

■高橋 俊之「やりたいことを実現する実践論理思考」、東洋経済新報社(2007)
→ロジカルシンキングの本質が分かる本

□道田 泰司「最強のクリティカルシンキング・マップ―あなたに合った考え方を見つけよう」、日本経済新聞出版社(2012)
→クリティカルシンキングの体系的分類と分野ごとの用途を示した本

□バーバラ ミント(山崎 康司訳)「考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則」、ダイヤモンド社; 新版(1999)


【意思決定・問題解決】

■ロジャー マーティン(村井 章子訳)「インテグレーティブ・シンキング」、日本経済新聞出版社(2009)
→コンセプチュアルスキルの主要素の一つである統合の方法が分かる本

□高津 尚志「ハイブリッドに考える思考の技法」、かんき出版(2013)
→矛盾する2つを両立させる技術が分かる本

□ジョン・スターマン(小田 理一郎、枝廣 淳子訳)「システム思考―複雑な問題の解決技法」、東洋経済新報社(2009)
→システム思考による問題解決が分かる本

□森 博嗣「人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか」、新潮社(2013
→抽象レベルの問題解決の考え方が分かる本


【洞察】

■中西 輝政「本質を見抜く「考え方」」、サンマーク出版(2007)
→洞察するとはどういうことかが分かる本

【ブレークスルー】

■三品 和広、三品ゼミ「リ・インベンション: 概念のブレークスルーをどう生み出すか」、東洋経済新報社(2013)
→概念レベルでのブレークスルーを生み出した事例を分析し、その方法を考える本

□木村 健太郎、磯部 光毅「ブレイクスルー ひらめきはロジックから生まれる」、宣伝会議(2013)
→ロジックを広げていき、ブレークスルーにする方法が分かる本


【経営】

■清水 勝彦「その前提が間違いです。 」、講談社(2007)
→経営の問題点をコンセプチュアルに分析した本

□楠木 建「経営センスの論理 (新潮新書)」、新潮社(2013)
→経営センスのいい人のコンセプチュアルな思考方法を分析した本

□紺野 登+目的工学研究所「利益や売上げばかり考える人は、なぜ失敗してしまうのか」、ダイヤモンド社(2013)


【基本になる理論】

□米盛 裕二「アブダクション―仮説と発見の論理」、 勁草書房(2007)
→コンセプチュアルスキルの本質の一つ、アブダクションに関する本格的な考察

□半田 智久「構想力と想像力ー心理学的研究叙説」、ひつじ書房(2013)
→構想と想像はどう違うのか。構想力に対する本質的な考察


以上ですが、何か一冊だけ読みたいと言う方はとりあえず、こちらを読まれるといいと思います。

■村山 昇「「キレ」の思考 「コク」の思考」、東洋経済新報社(2012)

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