PMstyle 2024年4月~7月Zoom公開セミナー(★:開催決定)

カテゴリ

Powered by Six Apart

« 2013年6月 | メイン | 2013年8月 »

2013年7月

2013年7月30日 (火)

【プロデューサーの本棚】コネクト ―企業と顧客が相互接続された未来の働き方

4873116198デイブ・グレイ、トーマス・ヴァンダー・ウォル(野村 恭彦監訳、牧野 聡訳)「コネクト ―企業と顧客が相互接続された未来の働き方」、オライリージャパン(2013)

「コネクト」というコンセプトを中心におき、未来の企業の形態を、その兆候が見られる事例とともに描いた一冊。

コンセプトはシンプルであるが深く、実現は容易ではない。コネクトにたどり着くまでのステップも明確にしており、その意味でダニエル・ピンクが推薦の言葉として言っているように、ロードマップとなる本である。

続きを読む »

2013年7月28日 (日)

【プロデューサーの本棚】インテグレーティブ・シンキング

4532314704_2ロジャー・マーティン(村井 章子訳)「インテグレーティブ・シンキング」、日本経済新聞出版社(2009)

AかBか、二者択一を迫られることは実に多い。そこで、AとBの合理的な比較をし、どちらかを選ぶ。当然、その選択はメリットは大きいが失うものはある。このような意思決定でいいのだろうか?これが「インテグレーティブ・シンキング」の問題意識である。

この本を通してインテグレ―ティブシンキングの問題意識やメリット、思考方法に説明をするために、いくつかの例が紹介されている。

続きを読む »

PMstyleプロデューサーブログ書籍プレゼント当選者

4822223833PMstyleプロデューサーブログ書籍プレゼント

日経ビジネス×日経BPビジョナリー経営研究所「課長塾 創造課 イノベーション実践ガイド (日経BPムック 日経ビジネス)」、日経BP社(2013)

に105名の方にご応募いただきありがとうございました。

当選者は以下の5名です。

金子均 さん
秀和 さん
masagon さん
瑞穂の阿国 さん
zuka さん

惜しくも選に漏れた方もぜひこちらからお求めください。

課長塾 創造課 イノベーション実践ガイド (日経BPムック 日経ビジネス)


2013年7月23日 (火)

【プロデューサーの本棚】ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代

4837956661_4ダニエル・ピンク(大前 研一訳)「ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代」、三笠書房(2006)


ナレッジワーカーが活躍する「情報の時代」に変わる新しい時代として「コンセプトの時代」を提唱し、そのコンセプトの時代に活躍する人材像を描いた一冊。

ナレッジワーカーだと意識している人に次のステップとしてぜひ読んで欲しい。


続きを読む »

2013年7月22日 (月)

【PMスタイル考】第69話:女性活用問題について考える

Jyosei ◆ダイバーシティーは変わったか?

今回のPMスタイル考はダイバーシティの問題をすこし違った視点から考えてみたいと思います。アベノミクスの成長戦略の中に女性活用が示されていて、ダイバーシティーの問題がまた、議論されるようになってきました。

前に話題になっていたのはITバブルがはじけてから、リーマンショックのあたりまでだと思います。まあ、社会に閉塞感が出てくると女性活用という話は出てくるようですね。まあ、いろいろな意味で、元気を出すには使い易いテーマなのだと思います。

PMstyleの会員向けニュースレター「PMstyleプラス」でも、2007年に当時PMI(R)の東京支部の事務局長を務められていた永谷裕子さんにお願いして、「ITプロジェクトでのDiversity」という連載をしていました。この記事、今、読んでも面白いし、さすがに外資系の経験が長い方なので考えがよく整理されており、お薦めです。

ITプロジェクトでのDiversity

それから5年以上たちますが、変わったような変わっていないような微妙な感じです。見えるところで変わったなと思うのは、ダイバーシティー研修をやる企業が増えてきたことくらいでしょうか。

続きを読む »

2013年7月12日 (金)

【告知】質の高い振返りでプロジェクトを変える「振返り講座」

Furikaeri1_2 PMstyleプロデューサーの好川哲人です。

プロジェクトマネジメントの導入が盛んになって、10年くらいになります。どこの企業でも、それなりの標準を準備し、適切なプロジェクトマネジメントの実践に苦心をしています。

そんな中で、傍目からみても、効果が出ている企業と出ているとは言い難い企業があります。なぜでしょうか?

仕組みの導入には一般的な法則があります。それは、導入初期には仕組みは未熟であり、ユーザの関心が低いことです。この状況で行っていることは大きくは2つに分かれます。

ひとつはガバナンスを強化することです。つまり、標準に沿った方法でプロジェクトマネジメントをさせることです。もう一つは、標準を改良することを前提とし、プロジェクトマネジャーをはじめ、スポンサー、チームリーダーなど関係者全員が、当事者にするような工夫をすることです。


続きを読む »

2013年7月11日 (木)

コンセプチュアルスキルを高めるための読書ガイド

Books3 PMstyleプロデューサーの好川哲人です。

コンセプチュアルスキルを高めたいと思っている人のための読書ガイドです。分野の設定は、PMstyleでやっているコンセプチュアルスキル講座を念頭に置いていますので、一般的に認知されているものではありません(っていうより一般的なカテゴリーはない)。

■は各分野で、好川が特にお勧めしたい本です。

1冊だけ読みたいという人は、この記事の最後をご覧ください。紹介する本は、新しい本もでると思いますし、古い本で新しく読むものもあると思うので、定期的に見直していこうと思います。

続きを読む »

2013年7月 3日 (水)

【プロデューサーの本棚】課長塾 創造課 イノベーション実践ガイド

4822223833 日経ビジネス×日経BPビジョナリー経営研究所「課長塾 創造課 イノベーション実践ガイド (日経BPムック 日経ビジネス)」、日経BP社(2013)


日経ビジネスのムック「課長塾 創造課」。メインのタイトルは「イノベーション実践ガイド」である。おそらく、日本でイノベーション実践ガイドといえばアレックス・オスターワルダーの「ビジネスモデル・ジェネレーション」を思い浮かべる人が多いのではないかと思うが、そこはムックなので少し趣きが違う。

このムックはイノベーションを実践するときに、知っておくべきキーワードと知見を集めたようなムックになっている。なおかつ、イノベーションの範囲を非常に広範にとらえている。

続きを読む »

2013年7月 2日 (火)

【プロデューサーの本棚】20%ドクトリン サイドプロジェクトで革新的ビジネスを生みだす法

4484131099_2 ライアン・テイト(田口未和訳)「20%ドクトリン サイドプロジェクトで革新的ビジネスを生みだす法」、阪急コミュニケーションズ (2013)


3Mが考案し、グーグルがシリコンバレーに広めたことで知られる20%ルール(3Mでは15%ルール)について、その成功の秘訣をさまざまな事例から分析し、まとめた本。イノベーションに二の足を踏んでいる企業のマネジャーにぜひ読んで欲しい。勇気が得られるだろう。



続きを読む »