プロジェクトマネジメント(PM) Feed

2005年1月13日 (木)

デッドラインを守れ!組織の絶対絶命を救う、究極の時間戦術

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ダン・キャリソン (著), 野津 智子 (翻訳):「デッドラインを守れ!組織の絶対絶命を救う、究極の時間戦術」、ダイヤモンド社

お奨め度:★★★★

タイムマネジメントを(プロジェクト)組織の問題だと捉え、誘拐、火星探査、航空機納品といった非常に時間的制約の厳しいな問題に対してどのように対処をしていったかを事例分析から描き出している。

この本の著者のダン・キャサリンは

アメリカ海兵隊式最強の組織

という本の著者でもあるが、この本も主に、組織的なメカニズムに焦点を当てている。

オビにアメリカ版プロジェクトXだと書いているが、NHKで取り上げているプロジェクトXとはずいぶん質が違う。ミッションクリティカルなテーマが多い。

ただし、プロジェクトXがやはり、プロジェクトXでしかないように、ここに描かれていることもかなり特殊な世界であることは間違いない。その中でも、日常的なプロジェクトでも考えさせられるようなレッスンズラーンドはちりばめられているのは、やはり、著者の力量だろう。

実践プロジェクトマネジメント―危機を乗り越える25の決断

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岡村 正司 (著), 日経コンピュータ編集 (編集):「実践プロジェクトマネジメント―危機を乗り越える25の決断」、日経BP社(2004)

お奨め度:★★★1/2

日本のIT業界では、プロジェクトマネジメントのイメージというのはあまりよくない。「権限」が与えられない割には、現場の全「責任」をとらされて苦労が大きい。ひところで言えば、こんなところだろう。

この本を読んでみれば、この構図は本質的な問題ではないことがよく分かる。著者の岡村さんは、IBMでワールドワイドで5本の指に入るプロジェクトマネージャーだと言われている。それゆえにできるのか、だからできるのかという点は気になるところだが、いずれにしてに、如何に、プロジェクトマネージャーの決断が重いものであるが、よく分かるだろう。

また、もう一つ、プロジェクトマネージャーが現場で苦労しているのは、「決断しようとしない」ことに起因していることもよく分かる。決断をすることが引き起こすと、決断することにより発生する責任。このはざまでさまよっているのが日本のプロジェクトマネージャーではなかろうか。

A Guide To The Project Management Body Of Knowledge: PMBOK Guide (PMBOK Guides)

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Project Management Inst :"A Guide To The Project Management Body Of Knowledge: PMBOK Guide (PMBOK Guides) ",Project Management Inst (2004)

(CD-ROMつき;こちらがお奨め)
A Guide to the Project Management Body of Knowledge [CD-ROM]

お奨め度:★★★

ご存知、PMBOK3の英語版です。

PMI東京でもシソーラスを作っていますので、もう、英語版ではなく、日本語版の方がいいでしょう。ただし、日本語には「言霊」がありますので、その点だけは要注意です。

ISOは新版(2000年版)が出たときに、移行が大きな問題になりました。PMBOKは単に標準で、審査がないからそんなことはないといっている人がたくさんいます。

が、それは、クエスチョンです。2000年版と比較すると、詳細化されています。つまり、2000年版では決まっていなかったところが決まったわけです。

ところが、これまで決まっていなかったところは、マネジメントシステムから省略してもよいとかそういう問題ではありません。自分たちで補完してなにがしかのマネジメントのツールや手法を決めています。もし、それが、3版と違ったらどうなるか、、、

当然、マネジメントシステムを修正する必要があります。

ということで、自社のマネジメントのシステムが心配だという人は、ぜひ、早いうちに読んでみてください!

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よくわかるPMP認定試験の合格対策

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野村隆昌:「よくわかるPMP認定試験の合格対策」、技術評論社(2004)

お奨め度:★★★★

野村さんから献本戴きました。ありがとうございました。

この本、PMP試験対策本の体裁をとっているが、PMBOKの解説書である。PMBOKの解説書というのはありそうで、意外とない。例えば、JPMFの副会長の佐藤義男さんの

改訂 PMBOKによるITプロジェクトマネジメント実践法―PMBOKガイド2000年版対応

のように適用について書いた良書はあるが、PMBOKというのがどのようなマネジメントをすることをイメージしているのかを詳細に記述した本がない。米国では、知識エリアごとに、そのような本があるところまで進んでいることを見ると、さびしい限りである。

その意味で、この書籍がPMBOKの解説が世の中にでてくるきっかけになればよいと願っている。

内容だが、少し、掘り起こし方が浅いように思う。これは書き手の問題ではなく、本の作り方の問題だろう。

いかにプロジェクトを成功させるか

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DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部編 、「いかにプロジェクトを成功させるか」、ダイヤモンド社(2005)

お奨め度:★★★★1/2

ハーバードビジネスレビューのセレクション。

いわゆるプロジェクトマネジメントのノウハウものではお目にかかれない、読み応えのある議論がずらりと並ぶ。文句なしにお奨めしたい本。特に、" I PMO "を目指す方は、必読書!

まえがき――リアル・プロジェクト・マネジャーの不在
第1章 なぜプロジェクトの迷走を止められないのか
第2章 楽観主義が意思決定を歪める
第3章 チームEQの強化法
第4章 アイデアの具現者が企業を動かす
第5章 時間的制約は創造性を高められるか
第6章 リターン・マップ:時間対効果の最適化
第7章 デザイン・ストラクチャー・マトリックス法
第8章 大プロジェクトは小さく管理する

特に第1章、第6章、第8章がお奨め。これ以外にも、DSM(デザイン・ストラクチャー・マトリクス)の解説は、DSMが有名な技法であるにもかかわらず、あまりお目にかかれない。これもお奨め。

プロジェクトの成功とは何かがよく分からない人にもお奨めです!

プロジェクト思考を極めたいなら、これを1冊熟読してみてはどうだろう。もちろん、好川のセミナーへの参加も忘れてはならない(笑)

プロジェクト思考を極める 

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