プロジェクトマネジメント(PM) Feed

2005年6月 2日 (木)

PMOのすべてがこの1冊に

0849321735 Gerard M. Hill「The Complete Project Management Office Handbook」、Auerbach Pub(2003)

お奨め度:★★★★

プロジェクトマネジメントオフィスについて、その形態、機能を体系的に1冊の本にまとめている。

これから、PMOを構築しようとしている企業、あるいは、今、あるPMOをもっと改善していきたいと考えている企業には不可欠。

この中には、プロジェクトガバナンスのような耳慣れないが、きわめて重要な話も含まれている。PMOの仕事をしている人は一読の要あり!

2005年5月25日 (水)

あたなのプロジェクトのゴールは?

0749441860 Erling S. Andersen、 Kristoffer V. Grude、Tor Haug 、Mike Katagiri、 J. Rodney Turner「Goal Directed Project Management: Effective Techniques and Strategies」、Kogan Page Ltd(2004)

お奨め度:★★★★1/2

計画とマイルストーンの両方を管理しながら、プロジェクトをゴールに導いていく方法を議論している。

計画ベースの議論は通常のプロジェクトマネジメントの議論であるが、マイルストーンマネジメントはプロジェクトマネジメントの域を超えており、MBS(Mission Breakdown Structure)などの概念を中心に、目標管理、戦略実行の観点からのマネジメントになっている。

ある種のプログラムマネジメント、あるいは、エンタープライズプロジェクトマネジメントの手法について書かれているわけであるが、これらの手法で、PPMだけで漠然とした部分に対して、具体的な手法を示しているので、実用性が高い。

2005年5月24日 (火)

はじめてのプロジェクトマネジメント

4532110599 近藤哲生「はじめてのプロジェクトマネジメント」、日本経済新聞社(日経文庫)(2005)

お奨め度:★★★

注目度:★★★★

ついに、日経文庫にプロジェクトマネジメントが登場!

著者は「実用企業小説 プロジェクト・マネジメント」の近藤哲生氏。

この本の焼き直しっぽいので、この本を読んだ人にはあまりお奨めできないが、読んでいない人は一読の価値あり。

非常に現実的なプロジェクトマネジメントの方法論が書かれている。

なお、アマゾンのタイトルが間違っているので、ご注意ください!

2005年5月23日 (月)

組込みソフトウェア開発におけるプロジェクトマネジメント導入

4798109517 独立行政法人情報処理推進機構 ソフトウェア・エンジニアリング・センター「組込みソフトウェア開発におけるプロジェクトマネジメント導入」、翔泳社(2005)

お奨め度:★★1/2

IPAのソフトウェアエンジアリングセンター(SEC)が、組込みソフトウェア開発のプロジェクトマネジメントに関するさまざまな視点からの見識を1冊の本にまとめている。なんと300円!えらい!

SEC自体、ソフトウェアのミッションなので仕方ない面があるとは思うが、製品開発のプロジェクトのプロジェクトマネジメントの一部だと考えると、少し、ズレているのではないかと思う。

IPAのホームページの紹介は以下のとおり。

(以下、IPAのホームページより抜粋)

体系的なプロジェクトマネジメントの導入が遅れているといわれる組込みソフトウェア開発を対象に、プロジェクトマネジメントとは何か、導入することのメリットは何かを平易に解説した。
あわせてプロジェクトマネジメントを実施するうえで基本となる技術・知識についても紹介し導入への助けとしている。
なかでも4章「プロジェクトマネジメントの心得」はマネジメントのエッセンスを要約したもので、組込みソフトウェア開発に関わっているすべての方にぜひ一読いただきたい章である。体系的なプロジェクトマネジメントの導入が遅れているといわれる組込みソフトウェア開発を対象に、プロジェクトマネジメントとは何か、導入することのメリットは何かを平易に解説した。
あわせてプロジェクトマネジメントを実施するうえで基本となる技術・知識についても紹介し導入への助けとしている。
なかでも4章「プロジェクトマネジメントの心得」はマネジメントのエッセンスを要約したもので、組込みソフトウェア開発に関わっているすべての方にぜひ一読いただきたい章である。

2005年5月15日 (日)

顧客中心のプロジェクトの進め方のバイブル

0071369821 Bruce T. Barkley, James H. Saylor「Customer-Driven Project Management: Building Quality Building Quality into Project Processes」、McGraw-Hill Companies(2001)

お奨め度:★★★★1/2

顧客を重視したプロジェクトの進め方の体系的方法論を述べている。

プロジェクトの品質を顧客満足の視点から捉え、プロジェクトの品質を請うj表させる方法についてケースを中心にして説明している。

この本の面白い点は、プロジェクトの顧客をさまざまな視点から捉えている点にある。プロダクトの品質は客観的なものである。しかし、プロジェクトの品質は必ずしもそうではない。顧客の評価、スポンサーの評価、上司の評価などさまざまな価値観が錯綜するからである。それらに対して、統一的なアプローチをすることはきわめて重要な課題であり、本書はそれをしている。

プロジェクトマネジメントのバイブルの1冊。

2005年5月 3日 (火)

再生巨流

4104753017楡周平「再生巨流」、新潮社(2005)

お奨め度:★★★★1/2

帯にある「このプロジェクト、死んでも成功させる」というフレーズが気になり、読んでみた。経済小説。

佐川急便をモデル化した運送会社スバル運輸で、豪腕ゆえに、新規事業開発事業部という新設ポストに左遷された主人公吉野公啓が、アスクル(小説中ではプロンプト)に対抗するビジネスモデルを構築するプロジェクト小説。アスクルは文具店を代理店としているが、このモデルでは、街の電気屋さんを代理店とし、文具だけでなく、日用雑貨、電気製品などを総合的に取り扱うネットワークの構築を行う。

このビジネスモデルは昔から話題に上ることが多いものだが、相当、具体的にかかれており、それだけでもなかなか読み応えがある。

この小説の真骨頂は、プロジェクトマネジメントである。商社からスバル運輸に転職した主人公は立ち上げ屋のイメージがあり、立ち上がるといなくなってしまうタイプの人間。それが左遷の原因にもなる。この小説で描かれているプロジェクトでも立ち上げ前のプロセスが詳細に書かれているが、最後は社主に直談判して実現にこぎつけた総額90億円の投資プロジェクト。運用ベースに乗るまで逃げるわけに行かない。その中で、人を育てるということを知る。

ステークホルダマネジメント、チームマネジメント、リーダーシップ、リスクマネジメントの教科書ともいえるくらいよくできたストーリーになっている。まさに、プロジェクトマネジメントのすべてがここにある。プロジェクトマネジメントを「説明」するために、いくつかの小説が書かれたが、さすが本職。それらとは比べ物にならない出来だ!

ビジネスモデルの構築の中で、SIがスケジュールが間に合わないとごねるシーンがある。ここに対しても非常に明確な解答を与えている。まあ、楡氏の得意分野ではあるが、、、

エンディングは書かないが、プロジェクトマネジメントというより、マネジメントのすべてがここにあるといってもよいかもしれない。

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2005年5月 1日 (日)

プロジェクトをリードする人たちの仕事術

4820741632 東洋エンジニアリング「プロジェクトマネジメント 成功するための仕事術―プロジェクトをリードする精鋭たちの経験とナレッジを集大成」、日本能率協会マネジメントセンター(2003)

お奨め度:★★★★

プロジェクトマネジメントありきではなく、仕事ありきで、その中でプロジェクトマネジメントが如何に役立つかを議論している。非常に貴重な本である。

残念ながら、プラントエンジニアリングを前提に書かれており、それが議論の幅を狭めていると思われる部分があるが、6~7割の話は、どのような仕事でも通用する話であり、その意味でビジネスマンの必読書である。

2005年4月28日 (木)

セクシープロジェクトで差をつけろ

4484003120 トム・ピーターズ(仁平和夫)「セクシープロジェクトで差をつけろ!」、ティビーエスブリタニカ(2000)

お奨め度:★★★★1/2

プロジェクトが面白くない、やらされている、いやいややっている。

仕事が面白くない

そんな人は、この本を読んでみよう!「エクセレントカンパニー」で名を馳せたビジネスコンサルティングの巨匠「トム・ピーターズ」のプロジェクトマネジメント論!

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2005年4月24日 (日)

現場力を鍛える

4492531718 遠藤功「現場力を鍛える 「強い現場」をつくる7つの条件」、東洋経済新報社(2004)

お奨め度:★★★1/2

遠藤氏は「現場」を体系的に語れる貴重な存在である。この本も期待にたがわない。

この本の中で、現場力について

企業のオペレーションを担う現場が持つ組織能力のこと。具体的には、現場自らが問題を発見し、解決する能力を指す。この組織能力には企業間格差があり、現場力の高い企業は持続力のある競争力を確保している

という定義をされている。この能力が弱くなってきているというのがこの本の背景であり、現場力を強くするための7つの条件が説明されている。

現場力を鍛えた先に待っているものは、オペレーションエクセレンスである。遠藤氏はオペレーションエクセレンスについて

 MBAオペレーション戦略

の中でかなり突っ込んだ議論をしているので、こちらも併せて読んでみるとよいだろう。

オペレーションエクセレンスと現場力は、矛盾している部分もある。そのあたりをきちんと整理しながら読んでいく必要がある。

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世界一わかりやすいプロジェクト・マネジメント

4893468995サニー・ベーカー+キム・ベーカー+G・マイケル・キャンベル(中嶋秀隆, 香月秀文訳)「世界一わかりやすいプロジェクト・マネジメント」、総合法令(2005)

お奨め度:★★★★1/2

訳者あとがきに、訳者の中嶋・香月氏が一昨年のPMIの年次大会で、いろいろな国のコンサルタントとプロジェクトマネジメントの実用書の極め付きの1冊という話をしたら、この本になったというエピソードが書かれている。そのくらいすばらしい本だと思う。

この本で著者の説いているプロジェクト成功の12の黄金律がある。この黄金律をみて、なるほど、と思えたら、この本から得られるものは多いだろう。

1. 成果物について合意を得る
2. 最良のチームを育てる
3. しっかりしたプロジェクト計画書を作り、更新を怠らない
4. 本当に必要な資源を判断する
5. 現実的なスケジュールを作る
6. できないことはやらない
7. 常にヒトを大切にする
8. 正式な支援を取り付け、継続して確認する
9. 変更を躊躇しない
10. 現状を周知する
11. 新しいことに挑戦する
12. リーダーとなる

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